見出し画像

NICO Touches the Walls"N X A"TOUR (6/30 仙台PIT)を観に行きました。 ※セットリスト記載※

NICO Touches the Wallsが現在開催している”N X A“ TOURの仙台PIT公演を観に行きました。以下、セットリストとライヴを観ての雑感を書いていきます。今回はライヴの内容にかなり触れていますので閲覧にはご注意下さい。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(メンバー入場SEに合わせて対馬君が踊ってくれます。噂によるとDA PUMPの新曲のダンスを踊っているらしい?)

1 N極とN極
(前のめりなドラムとベースが印象的なイントロが一気にフロアのボルテージ上げていく。みっちゃんが登場すると大歓声)
2 Broken Yoth
3 FRITTER
(UKのロックバンドっぽい。みっちゃんが金髪に何故したのかは、この曲を聴けばわかると思った)
4 THE BUNGY
(古くんのギターソロや、浅野君のヴァイオリンと以外に、さっかんのベースにスポットが当たる場面も。色気のあるベース…‼)
5 まっすぐなうた
(トリプルギターと勘違いしてました。古光のエレキ2本のみ。浅野くんはkey)

MC

6 SHOW
(セクシーな一曲。最近流行りの洋楽的な音から、突然ブルージーになる遊び心。こちらの予想をまんまと裏切る)
7 病気
(原曲よりもBPMが遅めの重厚なブルースロックになっているけど、ちょっと、もったりしていた気がしなくもなかった。この曲はとにかく古くんのギターソロ)
8 勇気も愛もないなんて
(みっちゃん、名古屋では1番をアンプに腰掛けスタイルで歌っていたけれど、仙台は立ったまま浅野君の方を向き歌う。ハンドマイク)
9 bud end
10 Ginger lily

MC

11 VIBRIO VULNIFICUS
(みっちゃん、1番をハンドマイクで歌い倒す)
12 mujina
13 アボカド
14 渦と渦
15 Funny Side Up!
(ロックショウから一転、イントロの軽やかな鍵盤が始まった途端にファンキーなムードに。みっちゃんのソウルフルなヴォーカルが個人的にかなり好み。銀テープも飛ぶ)
16 来世で逢いましょう
(”VIBRIO~”からの流れが勢い任せな、イケイケどんどんな感じなので、本編最後に”来世~”が入ることで、セトリに抜け感が出る。そして、それがとてもいい!曲の終わりと同時にステージ上の暗転)

(6/6ZeppTokyoと6/23ZeppNagoyaも同じセトリ)

encore

17 VIBRIO VULNIFICUS
(今回は挙手制でななく、みっちゃんからご指名を受けた方のアンコールに応えた。対馬くんのドラムソロから再現、スモークもあり。この曲がTWISTER EPの1曲目とのこと)
18 天地ガエシ
(1番のサビはみっちゃんマイクから離れてお客さんが歌うスタイル。結構フロアからの声が響いてましたし、このセトリだからこそこういうシーンがあるのがとても良かった。安心した)

☆今回のNXA TOUR(-Electric side-)のセットリストには、ぐうの音も出ないくらい私は凄く好きです。代表的シングルをたいしてやらないという、とんでもない捻くれっぷりで決めたセトリを(しかもセトリの中心にある『TWISTER-EP-』の方は、まだ発売されていません)、観ているこちらがうらやましくなる位に、メンバー皆が解放感いっぱいのパフォーマンスで披露する。今のニコを観ていると、このメジャーデビュー10年目を迎える間に、苦しんだ時期もあったバンドなんだってことを、完全に私は忘れています。それくらい「自分達の見せたいものを見せるためのライヴ」をニコがやると、生まれる説得力は半端ない。また、みっちゃん本人がそう仰っるように、メジャーデビュー10周年的要素はないのかもしれないけれど、バンドをメジャーで10年やらないと確実にできないツアーになっていると感じた。

☆『OYSTER-EP-』収録の" mujina"と"Funny Side Up!"がバンドのプリミティブな衝動をダイレクトに体感させ、回を重ねていくごとに『TWISTER-EP-』の楽曲の完成度は上がる一方(そして、よくこんな曲作れたよなと驚いてばかり)だし、またツアー初日のZeppTokyoで聴いて以来、一番インパクトを受け続けているのが、リリース当時よりも衝撃的な進化を遂げた"病気"。ニコのマニアックな側面をいまだかつてなく前面に出したセットリストだからこそ、観ている側に濃厚な、圧倒的な何かを残していくライヴになっている。

☆名古屋でも言っていたけれど、仙台でも言っていた「手を叩いても、踊っても、大声で歌ってもいい!音楽の上では何をやったって自由!」というみっちゃんの言葉が、今のニコが音楽を通してリスナーに伝えたいことだと思う。

☆あとは、自分達に付いて来てくれている存在、つまりファンを信頼しているからこそ、できる内容のツアーなのだろうなと思った。そろそろフェスシーズンにも入るので、『OYSTER-EP-』『TWISTER-EP-』の曲はもちろんやると思うけれど、このツアーの縮小版をフェスで再現したらどうなるのか。

面白い記事をこれからも書き続けるための励みになります。読んでくださったあなたの心に少しでも引っ掛かるものがありましたら、ぜひサポートよろしくお願いいたします。