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こころとからだ、それは音。

人が出す「音」は、その時の心の状態を表します。例えば、イライラしたり怒っている時に出す音は、少し当たりが強かったり、せわしなかったり、優しくないことが多いですよね。声は最も顕著に出るかもしれません。元気がない時、身体の具合が悪い時は、声に力がなかったり、出なかったり。呼吸の質にもよると思いますが(またの機会に掘り下げたいw)。それと同じく、楽器を奏でる音も、その人の心と身体の状態、性格までもが表現されます。これは、上手下手、関係なく出ちゃうのです。出ちゃうから仕方ない!出ちゃっていいと思います。

自分の音を聴く技と整える知恵

ただ、その音に対して、自分がどう感じるか?思うか?が大事で、気づくことが大切だなぁ〜っと思います。プロの音楽家は、日々、自分の音と向き合って客観的に見つめ、自分の心身の状態を分析して整えていると思います。自分の音を聴く技と整える知恵を持っているのです。

言葉に表せない気持ちを感じ合う

音楽療法はノンバーバルコミュニケーションを大切にします。言葉を使ったコミュニケーションが難しいクライアントさんと、音や音楽によって、言葉を超えたコミュニケーションを築いていくのです。音楽療法セッションに限らず、人と人とが言葉に表せない気持ちを音で感じ合うって、素敵ですよね!上手とか下手とかが重要視されない世界。演奏を上手下手、好き嫌いで安易にジャッジするって、とてももったいないことで、音にはいろいろな情報が詰まっているんですよね。音や音楽の可能性は無限だなぁ〜っと嬉しくなります。

されど1割を大切に

人の五感の知覚割合は、約8割が視覚で、聴覚は1割ほどと言われていますが、その大切さは、割合では推し測れないところがあると思います。されど1割を丁寧に扱っていきたい!と思います。

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