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2023年ベストシングル トップ10

年末になりましたので、2023年度シングルのベスト10を選んでみました。
Spotifyがまとめてくれたプレイリストを元にしているので、実際に僕が聴いてきたものです。

■選出基準
・旧譜は除き、2023年に発表されたもの
・1アーティストにつき、1曲
・ライブ曲は除外

女性アーティストが多くなったのは時代のトレンドなのか?
SpotifyのAIレコメンドによって「聴かされた」ものなのか?
どちらの可能性もあるかもしれませんが、いずれにせよ楽曲が良ければ、それでOK。
あまり気にせず、選んでみました。

では10位から紹介していきます。


10位 「Paper Machete」Queens Of The Stone Age

ジョシュア・ホーミ率いるQUEENS OF THE STONE AGEは、アメリカを代表するオルタナティブロックバンド。ズルズルと引きずるようなギターからは不穏さも感じられ、さすがストナーロックという印象です。音のはね方が生々しいので、ロックそのものが持つ根源的なエネルギーも感じられます。アルバム全体通して今年はよく聴き込みましたが、一曲を選ぶとしたら「Paper Machete」ですね。

9位 「Cobra」Megan Thee Stallion

所属レーベルから独立してからの第一弾シングルとなった「Cobra」。脱皮がテーマとのことで、MVでも見事に脱皮をしています。蛇が苦手な人は、観るのに抵抗ありそうですが……。ミーガン・ジー・スタリオンのラップの上に乗っかるチープなピロピロ音と後半のエレキギターが耳を引きます。

8位 「Worms」Ashnikko

アッシュニコは、ネット時代の申し子。現在はロンドンを拠点としていますが、日本のカルチャー含め、様々な要素がある音楽を作り出しています。軽やかにジャンルを横断しつつも、現代社会に警鐘を鳴らす「Worms」では独特な世界観のあるポップさが爆発しています。

7位 「Debilitate feat. Pussy Riot」PALAYE ROYALE

パレイ・ロイヤルはグラマスで、ともすると一昔前のバンドのような感じもするのですが、楽曲がめちゃ良いので、時代性などは関係なかったりもします。(←矛盾した表現)Pussy Riotと組んだ「Debilitate feat. Pussy Riot」は、パンキッシュだけど、曲にフックがきちん掛かっていますね。たまらんです。

6位 「Welcome to the DCC」Nothing But Thieves

ナッシング・バット・シーヴスの「Welcome to the DCC」は、昨今流行りの80年代的エレクトリック・ポップのような響きがあります。ザ・ウィークエンドのアルバム『Dawn FM』に対して、イギリスからの回答という面持ちです。ヴォーカルが同じファルセットボイスですし、意識しているところがあるのかもしれません。

5位 「アイドル」YOASOBI

テレビアニメ『【推しの子】』のオープニングテーマにして、ビルボード・グローバル・チャート「Global Excl. U.S.」で1位を獲得した「アイドル」。2023年を象徴する楽曲です。アニメ『【推しの子】』人気は、この楽曲にも支えられている気がしています。歌詞も含めて、すべて狙い通りにバッチリ決まった印象です。

4位 「Eye For An Eye」Rina Sawayama

まさかリナ・サワヤマが『ジョン・ウィック:コンセクエンス』に出演し、アクション俳優としてデビューするとは思わなかったです。同映画のエンディング曲としても採用されている「Eye For An Eye」は、往年のヤクザ映画……いや、タランティーノの『KILL BILL』を思い起こさせます。この不穏なロックナンバーは癖になりますね。

3位 「Whole Wide World」The Rolling Stones

ローリング・ストーンズの18年ぶりのスタジオアルバムは、粒揃いの楽曲が揃っておりました。ミック・ジャガーも80歳だとは思えないほど、若々しく力強いです。「Whole Wide World」は攻撃的なギターが特徴的で、まるで10代のバンドのようです。100歳まで頑張ってほしいですね、ストーンズには。

2位 「You First (Re: Remi Wolf) 」Paramore

新譜のアルバムも良かったですが、新譜をリミックスした『Re: This Is Why』の方が自分的にはマッチしていました。中でもレミ・ウルフが参加した「You First (Re: Remi Wolf) 」は、珠玉の出来。フィリーなロックナンバーになっています。パラモアとレミがこんなに相性が良かったとは想像もしてなかったです。

1位 「EVIL」Melanie Martinez

メラニー・マルティネスの3rdアルバム『PORTALS』は年間通して聴きまくっていましたが、最もオルタナ色が強い「EVIL」が一番愛聴しました。Spotifyの僕のまとめでも、「EVIL」が1位を取ってましたし、名実共に今年の曲ですね。また「EVIL」を聴くと、彼女のアイデンティティであった、CRY BABYは既にどこかへ行ってしまった感もあります。新生メラニー・マルティネスの鍵は、「EVIL」にあると思います。

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