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愛は分散されるし変化することを言い訳にする

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過去日記シリーズ
12/10の日記。

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また新しく推しができてしまった。
まぁまだ推しという程には至らないのかもしれないけど、
大体ハマったら行なう、Wiki熟読、SNSチェック、
フォローフォロワーチェック、事務所公式ページ確認、
ヤフー画像検索気に入ったの全て保存あたりは
一通りこなしてあるし、待ち受けにしてた期間もある。
これまでの経験上、それを行ったということは
もうほとんど落ちているということに変わりがない。
これ以上推しなんか増やしたくなかったのに、
ただでさえもう16年ぐらい、
人生の半分以上推しに費やしてきた人生だったのに
推しに費やさないで自分に投資しろよって
頭のどこかでは思いながらそんなことをずっと繰り返してきた。
もちろんそれは全然悪いことではなくて、
そのおかげでいろんなものをもらったと思ってるし、
確かに幸せではあったんだけど、
ただでさえ今はまた推しが多くなってる状態で
お金もかけてて、今いる推しだって
整理しなきゃって思っていた最中で
また新しくできてしまって、
出会えたことはもちろん、幸せだと思ってて、
なんなら去年の6月からもう出会ってはいたけど、
ここまでスイッチが入ってしまったのは
なぜなのか正直わからない。
最初に決定的な推しができてから16年、
あの16年前はお金はなかったけど、
多分今より時間があってひたすら
小さな情報収集をすることに必死だった。
今ではそれよりもお金をかけることばっかりで、
あの時と比べてどうなんだろうと思うこともある。
今の新しく出来てしまった推しは
12年ぐらい前にはまったジャンルで
いわゆる二次元のものなんだけど、
その時から中の人の手を出す癖
っていうのがやっぱりあって
あの時は声優だったのが、今では舞台俳優となった。
十数年経ってまた再び再燃させてくれるとは
本当に恐ろしいもので、
その舞台に連れて行ってくれた友人に
感謝すべきなのか何なのか正直わからない。


この16年間、三次元だったり二次元だったり
はたまた2.5次元に行ったり来たりしながら
いろんな方向に愛を注いできて、
それは女の子だったり男だったり、
それも色々あるんだけど同じぐらいの熱量で
好きでいられるのは、私の中で大体スパンがあって、
大体は2年か3年ぐらいで終わる。
完全に終わるというわけではなくて、
他にもっと熱の強い新しいものを
見つけてしまうというスパンの方が正しいかもしれない。
今だって、去年の冬、もっと前か、2年前の冬ぐらいから、
違うか、2年前の夏かな、ぐらいから
ずっと推してきたコンビがいて、そのコンビへの熱量が今
ハマり始めた夏と同じぐらいとは到底言えない。
多分その熱と同じぐらいの熱量で
今新しくできた推しにハマってると思うし、
そうやって熱が移動していくことによって
好きだったものへの愛が減っていくことが、
自分の中で悲しくなってしまったり、
お金のかけ方とか物の見方だとか
どんどんずれていくのが悲しくもある。
私は好きになったら何でも知りたくなってしまうし、
何でも網羅したくなってしまう。
でもそれまでのその人のその作品の
そのキャラの歴史があって
今好きになったところでどこまでそれを
追いきれるかっていうのはどうしても限界があって、
それでも知った気になりたくて色んなことを調べたり
これまで出会えなかったことや
いろんな機会を逃してしまったことにショックを受けたり、
ハマったその瞬間から大体1年ぐらいの熱量が半端じゃない。
異常なくらいに好きになってしまって、
夢を見たりもしてしまう、そんな気持ち悪いファンと
言えるのかもわからない状況に成り下がってしまう。
そんな熱量を持って好きでいたはずなのに、
また新しいものを好きになると乗り換えてしまう。
優良物件を見つけて新しい男に乗り換える女みたいな、
そんなやり方な気がしてくる。
それまで好きだったことを否定とまでいかないけど
色褪せて見えるというかあの時の気持ちって
何だったんだろうって冷静に考えてしまう自分がいて、
好きだったことが辛くなったり、
新しく好きになったものに熱を注ぎすぎて
手が回らない状況に対して勝手に辛くなってしまう。


同じ量だけ好きでいられない自分が嫌いだ。
だからこそ身近な誰かを好きになることも
不安になることがある。
そもそも自分のことなんか
誰も好きになってくれないと思うのに、
自分がそんな状態で誰かを好きになって
気持ちの変化についていけなくなって
辛くなるなんて、自分勝手で馬鹿馬鹿しい。
そうやってお金をかければ
必ずギブに対してテイクしてくれる、
そういった存在のものばかり追いかけて
ひたすらお金をかけて気持ちが変われば乗り換えて、
そんなことを繰り返していたのかもしれない。


好きなものを好きでいるということが
辛くなるなんて本当に馬鹿げているし、
もっとライトでいたいと常に思うのに、
その時の気持ちは大体押さえられなくて
こうやって情報をひたすら仕入れたり
今までの発売されたものを買い漁ろうとしてしまったり、
でも本当のところ本当にハマっている時期でも
時間をかけられるのは限りがあって
何かと理由をつけて、全てを知ろうとしなかったりする。
そのくせにグッズはやたらと買い漁ってしまったりする。
お金をかけることが愛情だと勘違いしているのかもしれない。
そのことを人をもっと知って感想を持ったり
また違う比較対象を持ったりすることが
正しいとも言い切れないけど
私の愛情のかけ方はどこか歪んでいるような気もする。
それはいつか心が離れていくと
自分でわかっているからこそなのかもしれない。
だとしたら手に残るようなものを選ぶのは
なんだかおかしい気もするし
お金をかけることそして手に残るものを得ることで
愛情をかけていると感じることで、
快感を得ているとも考えられる。
今回だって私はその推しが出ていた配信を
おかわりする前にたった20分そこらの
YouTubeの配信対談を見て、
人となりを知ったつもりになって、
その人の、デビューしたての
過去の若い時のブログを読んで、
その人を知った気になって
好きになったと感じたと思い込んだような気持ちで
それが決め手となったという言い訳をして、
今回、そして過去の作品のブロマイドを全買いした。
愛情のかけ方なんて人による、
そんなのは分かり切っているけど、
自分のやり方が正しいのかわからないままずっといる。
これは正しい好きなのか一種の快楽を得るためだけの
自分勝手な自慰的行為なのか、
好きって言うこと、公言すること、
分かるようなものを持ち歩くこと
それを得るためだけなのかそんなの好きって
言って良いんだっけ、って冷静になって悲しくなる。





なんとなくのキーワード、
「オタク」「金」「愛情」とかで検索したら
「長距離走オタク」と「短距離走オタク」ってのが出てきた。

長距離走オタクは一つの作品に対して
自分の中に知識をたくさん詰め込んで
その上で深く考察したり時には人に披露したり
長いスパンで愛するタイプのオタクで、
短距離走オタクは公式にお金を落として
愛情表現するタイプのオタクっていう考え。
個人の意見ツイートから引用なので
元ツイさんマジでごめんなさい。

一昔前のオタクが長距離、最近は短距離、
的なイメージらしくて
それはすごい分かるなーって思ったけど
10数年の私はどっちに含まれるんだろう
一体なんなんだろうと考えたりもする。


これの反応した元ツイが
「個人の知識を溜め込むことの価値への暴落、
推しへの愛の深さが全て」論がある。

確かにそれはいえる。
他人の感想や意見、視点を簡単に得られる時代になって、
あたかも自分も最初からそう感じて思っていたような
気になって、自らの言葉で感情を吐き出さずとも
いられるようになってしまった激しい語彙力の低下。


何が良いとも悪いとも言いきれない。
自分がどうありたいか俯瞰して見て
考えるべきなんだろうか。
好きでいるだけで難しい。


私はこんなちゃんと考えたこと無かったし
ネットでも籠るタイプなので1人で細々やってるけど
オタク(ファン)=推しのイメージっていう
定義だけは信じていて、それを汚さないように
一般人への迷惑がないように(なんてどの視点から、だけど)
ってことは考えてやってきたつもりだった。
でも応援の仕方、それに関して難しいと思うのは
結局前々からのファンとかオタクには
一定の利益しかあげることは出来なくて、
存続のために役立てるとは完全にいえない。
結局は新しいファンを取り込まないと未来はなくて
ファンが卒業していくばかりでは終わってしまう。
そう考えたら新しいものに手をつけて
ある程度推してお金を落としたら手放して、
を繰り返している私はある意味良い顧客だろうか?




片思いが1番楽しい、と似ているなと想う
責任が問われないし、自由に好きでいて良いし
興味がなくなったら離れれば良いし
夫婦がお互いをずっと同じ感情では愛せないように、
気持ちには変化が生まれる。
それを違う形で受け入れられれば
それは新しい愛なのかもしれない。
ずっと好きでいられるなんて無理だ、
それは何関しても一緒で、
だから私は恋人と2年以上続いたことが
ないんだなと勝手に言い訳にする。





この人の、このキャラの、この作品の、
ここが好き、って、30個以上言えなかったら
好きって言う資格ありません、
って法律作られたら、
私にの手元には何個残るだろう。



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なっげ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
マイク機能で文字に起こしたから字数多い。
無駄に長い。読みづらいことこの上ない。

4つ前の感想をここにあげない前提で
書いていた記事だったので
オブラートに包んでいるようでモロバレでわろた。

多方面に散らかる軽くて弱い好きを
どうにかしばきあげたい。

今日のおすすめ1曲。

上で色々書いたってのに推しを見てください
っていうのは変な話なのだが
椎名林檎さんのカバーをする
私立恵比寿中学ちゃんたちが
たまらなく好きなので見て欲しい。

更新63回目。

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