2024年1月8日に江古田にある日本大学芸術学部にて練馬区成人の日のつどいが開催されました。式典は午前と午後の2回、大学のホールと教室に分かれて新成人のみなさんが参加する形となりました。

報道発表資料によると「今年度の二十歳を迎えた方、 約7,000人のうち、
約3,400人が参加した」とのことでみなさまおめでとうございます。

Code for Nerimaでは2019年より成人の日のつどいでアプリ「UDトーク」を活用して多言語リアルタイム字幕の提供をサポートしています。コロナ禍においてはYouTube Liveでの字幕付き生配信も行っております。

昨年同様にステージ両脇に大きなスクリーンが設置され、日本語と英語の字幕を表示。それに加え式典への参列者へは全員にUDトークが手持ちのスマートフォンで見れるようにQRコードが記載されたチラシが配布されました。

YouTube Liveは「字幕なし」と「字幕あり」で配信をわけCode for Nerimaは「字幕なし」を担当しました。今年はアーカイブに残すことはできませんでしたが画面右半分を上下に分けて日本語と英語を表示。多くの方にご利用いただけました。

UDトークの準備としては事前に台本をいただき人名や固有名詞の単語登録をしっかりと行いました。台本は担当課の青少年課から早い段階でいただき余裕をもって行うことができました。祝辞などは原稿が当日なので音声認識しながら修正をしていきました。少しネットが弱かったですが、トラブルらしいトラブルもなく配信を終えることができました。

成人の日のつどいでは練馬区のほかに品川区もUDトークを運用しています。そしてYouTube Liveで字幕付き配信を行なっているのは日本全国でも練馬区だけかと思います（Code for Nerima調べ）。

こうしたアクセシビリティのサポートはシビックテック団体が入り込める一つのカテゴリだと考えています。もしご興味がある方はお問い合わせください。

さて、来年はまた練馬区は成人の日のつどいの開催場所は変わることになります。改装工事が終わる練馬文化センターか、または別の場所か。字幕のサポートを行っていきたいと思います。

代表 青木秀仁