見出し画像

Code for Nerima多言語カフェ - トライアル開催

「Code for Nerima多言語カフェ」と言うイベントを4月から新しくレギュラーイベントとして開催することになりました!まずはメンバーと友達を集めてトライアルをということで開催をしました。

多言語カフェと聞くと「英会話?」と連想する方も多いと思いますが、Code for Nerimaで開催するのは英語だけではなく母国語で、もちろん「手話」も入りかつ「コミュニケーションをとる方法を考える」ことを目的としたグループワークになります。

この日のためにグループワークのシナリオを綿密に作成、一度やってみて意見を聞きながら調整しつつオープンに本開催をすると言うステップです。

ではどういうふうにやるのか?まず参加者全員に紙を配り「話題にするトピック」を一人1枚書いてもらいます。

ここでは「トピックは母国語でOK」とします。次に3〜4人のグループを作ります。このグループ分けはトランプを使うと簡単にできます。みなさんに引いてもらって同じ数字で集まってもらい3〜4人グループを作ります。

グループ分けができたらまずは自己紹介。ディスカッションの方法ですが、グループのパターンとして

・全員が同じコミュニケーション方法(同じ言語、手段)を持っている。
・グループの中で何人かが共通のコミュニケーション方法を持っている。
・グループのメンバー全員がバラバラのコミュニケーション方法である。

と言った形になります。自己紹介でグループ内でお互いにコミュニケーション方法を認識します。その上でコミュニケーションのルールです。

・誰かが通訳としてサポートできます。
・紙とペン、翻訳アプリは自由に使ってもOKです。
・自分ができること、してほしいことは積極的に言いましょう。

Code for Nerima多言語カフェは勉強ではありません。積極的に「人に頼る」ことを身につけるイベントです。自分ができることとしてほしいことを積極的に周りに言ってコミュニケーションをします。

自己紹介が終わったら先程書いて集めたトピックを引いてもらいそれについてディスカッションをします。そこでまず母国語で書いてあると「読めないトピック」を引くケースがあります。それをどう解読するのか?というところから始まります。それもグループ内で工夫したり、もしそれを読むことができる人を知っていたら隣のグループに聞きに行ったりもOKです。とにかく自分だけで頑張らず「人に頼る」ことを考えます。

コミュニケーションで「筆談」はとても有効な手段です。自由に使えるように紙とペン、ブギーボードは用意してあります。イラストを使ってイメージで伝えることができます。聴覚障害者がいるときでも有効です。でももし相手が視覚障害を持った人だったら…、とさらにコミュニケーションを考える切っ掛けになっていきどんどん広がります。

スマホのアプリは多言語コミュニケーションの強い味方です。おなじみのUDトークや翻訳アプリを活用するとうまく伝わります。こうしたアプリを使うことにも慣れていく必要があります。

ディスカッションは15分を1ピリオドとして5分間インターバルを設け、またトランプでグループ分けをして15分のディスカッションをします。この日は4回行いました。

予想通りメインのコミュニケーション方法がそれぞれで異なるグループができました。この時は間に2名入ってコミュニケーションのリレーを行ったていました。これもルールの「自分ができること、してほしいことは積極的に言う」で実現できます。

4回も行うとだいたいのパターンをそれぞれが体験します。全員日本語が話せるとても簡単にコミュニケーションができるパターンから、どうしたらいいのかから考えるパターンまで。トピックでの話し合いに移る前の自己紹介で15分が終わってしまうグループもありました。でも「どうしたらいいのかから考える」というのがこのCode for Nerima多言語カフェの大きな目的です。

気づいたことなどはGoogle Formで自由に投稿ができるようにしておきました。

・15分じゃ短い、もっと話したい!
・日本人だけのときは筆談のみとかちょっと追加ルールを考えてもいいかも。
・コミュニケーションに困った時の手段として使いやすい!!
・言葉が違う人同士で伝えるのは思っていたより難しい。

など、いろいろな意見も吸い上げることができました。次回の開催までにそこを調整して行いたいと思います。

と言うわけで次回の第一回目となりますCode for Nerima多言語カフェは

4月7日(日)の19:00から(18:00に会場はオープンします。交流の場にぜひ)

もっといろんなナショナリティーの人に参加してもらいたいし、聴覚障害者の方や視覚障害者の方も参加してもらいたいと思っています。10人集まれば成立する企画なのでレギュラー化して開催したいと思います。

Code for Nerima多言語カフェに、お気軽にお越しください!

(青木秀仁)

私達の活動を応援していただけませんか? Code for Nerimaは活動するためのサポートを受け付けております。