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クラウドファンディング実施の裏側の苦労編

こんにちは、K研究員です。今回はクラウドファンディングの裏側を書いていこうかなと思います。Dojoで資金調達したい方の参考になればと思います。

何でCampFireを選んだの?

今回、CampFireをクラウドファンディングのプラットフォームとして選びました。


同様のサイトとしてReadyForがあって、どっちかというとReadyForが大手のようです。

今回、CampFireを選んだきっかけとしては、CoderDojoで検索した時に過去の例が出てきたので選定しました。ReadyForではゼロ件でした。調べてみると結構ガチ勢な感じがReadyForのようです。

プロジェクト公開は簡単?

書くのは結構簡単ですが、審査がありまして、実は何回も差し戻されました。まず、CampFireではなく、polcaにしないかというメールが来ます。

そこで、polcaのサイトを見てみると「お返しは、手渡しおよび郵送できる物に限ります」とあるので、今回のようなPRが返礼ということには使用できません。そもそも、身近な人に支援してもらうというコンセプトも私の目的と違っていますしね。ここは突っぱねます。(CampFire側としては、今回のプロジェクトで5万円集まっても、手数料20%で1万円なのでまあ割に合わないと思っているんだろうなというのは察しつつ)

次に、差し戻し理由として「CampFireは寄付ではない」ということが挙がってきました。なるほど、読み間違えてしまったのかな、CoderDojoは会場で寄付を受け付けていますが・・・という文章を書いていたので、それを見間違えたのでしょうか。そこでスクリーンショットをとって、CampFireが寄付とは言っていないという旨を送ったのですが、何度送っても同じ文章が送られてくるだけで、ついにはそれも送られてこなくなったのであきらめて、寄付という言葉はすべて消しました。おそらく法律的に寄付にしてしまうといろいろあるんだと思います。

リターンの金額設定は?

結構悩むのがリターンの金額設定だと思います。やってみて初めて分かりましたが、1000円寄付しようとすると216円システム利用料が追加されます(おっと、寄付じゃなかった)。これは10000円でも216円のようです。また、最後に引き落としの時に20%程度の手数料が差し引かれます。つまり、1216円が1000円になり800円になります。支援者のお金のうち66%が引き落とせるイメージです。ここから、ステッカーを100円分封筒に入れて82円切手を貼って送ると、残りは618円で活動資金に使えるのはほぼ半分という計算です。安ければいいというものでもないので、気持ち高めに設定するのが良いと感じます。

ただ、1000円のリターンを作っておくことは意味がある気がします。というのも最初にサクラをしたくなるからです。10000円しか作らないとサクラするだけで2000円の手数料を差し引かれてしまいますが、1000円ならば416円で済みます。

どうやって宣伝しよう?

宣伝は基本的には自分でやることになります。ただ「注目の新規プロジェクト」には、公開して次の日ぐらいに上がってきます。(全く注目はされてなかったと思いますが、それでも上がってきます)

また、一回でもそのプロジェクトを見るとターゲティング広告でいろいろなウェブサイトを見ていてもそのプロジェクトの広告が出ます。

今回、Facebook、Twitter、Eightなどで支援を呼びかけました。いろいろな人にシェアいただき、どのチャネルが良かったのかはわかりませんが、おかげさまで多くの支援をいただくことができました。

ちょっと後悔したこととしてプレスリリース配信という機能があって無料と書いてあったのでせっかくならやってみればよかったということです。SUCCESSしたら次回無料と書いてあってなんとなく出し惜しみしてしまいましたが、出し惜しみする意味もなかったです。

手数料は結局いくら?

こちらが最終結果です。18.4%が最終的な手数料となります。そのあたりを見込んで目標設定をするのがいいかと思います。50000円が必要なら65000円ぐらいが目標ということになります。なお、振り込みには結構時間がかかるようです。私のところはまだ手配中のままです。

CampFireを選んでよかった?

ほかのものと比較してというのはわかりませんが、クラウドファンディングをやってみたのは非常に価値がありました。お金もありがたいですが意外な効果として、クラウドファンディング期間はブログのアクセス数も増えました。あと何より支援されている感は継続しようというモチベーションになりました。

以上参考になれば幸いです。次回は返礼のステッカー作成について書いていきたい気がしています。

無料のプログラミングクラブCoderDojoを運営するにあたり寄付を受け付けています。お金は会場費・Wifiの費用・教科書に使用します。