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【中高生向け】がんばらないノート術 #4

前回(第3回)

「タイパ」を重視する人のための3行まとめ
 ・記憶より記録でストレスが減る
 ・日時、場所、内容を書こう
 ・なんだかんだ試行錯誤なのよ


 学校生活で重要なのは授業だけではありません。
クラスメートや友人付き合い、委員会や部活動など、いろいろありますよね。

 ここで思い出してほしいのは、この『がんばらないノート術』シリーズは「書いて学ぶ」ことをメインテーマに据えてきたのでした。
 前回までは授業ノートの話を延々としてきたわけですが、ここでもうひとつ、「書く」ことで学校生活を豊かにしてほしいことがあります。

 それがスケジュール管理についてです。それでは読み進めてみましょう。

手帳のススメ

どうしてぼくたちは書かないのか

 提出日を忘れていて課題を出せなかったり、遊ぶ予定や部活動の練習をすっぽかしたりして、成績や人間関係に悪影響が出るのは避けたいですよね。

 勉強が苦手なぼくたち私たちは、「書く」習慣がないためか、そのような悲しい出来事がたまに起きてしまいます。

記憶の外部化

 小学生や中学生までは記憶に頼ってもなんとかなりますが、高校生にもなると学ぶことの量も種類も増えていきます。
 さらに部活動やバイト、進路なんかも絡んでくるともう大変。自分の頭には収まりきらなくなってきます。いわゆるキャパオーバーというやつです。

 そこで、ノートをとって授業の記憶を外部化するように、予定を手帳に記録しましょう。常にいくつかのことを覚えていなければいけない状況って、とてもストレスがたまりますよね。
記録することで記憶する量が減ります。つまり、予定を手帳に覚えていてもらうことで、日々の生活からストレスが減ると言っても過言ではありません。

まずは筆箱に入るサイズから

 手帳を配る学校もあると聞きます。うらやましいですね。
 でもすべての学校がそうではないと思いますので、慣れないうちは適当なメモや付箋を使い、タスク管理から始めると良いでしょう。ここで言うタスク管理は、「〇月×日の朝に社会のプリント提出」とか「△日の放課後に委員会」のような簡易なもののイメージです。

 まずは筆箱に入るサイズのメモや付箋にそのタスクを書き、達成したら横線で消すなり、チェック(あらかじめ行頭に ▢ を付けておいて済んだら ☑ にする)しましょう。

私が高校生のときはこのようなブリキ製ペンケースを使っていました。懐かしいなあ。落とすとうるさいんだコレ。
この蓋の内側に小さな磁石でメモを貼り付けておくと、いちいち紙が落ちないので便利でした。

 慣れてきたら手帳を使ってみましょう。マンスリー(月間)カレンダーのついているものがいいかもしれません。もっと慣れてきたらウィークリー(週間)カレンダーがついている手帳も視野に入れましょう。

 そのような手帳を使い、目の前のタスクだけでなく、タスクから逆算して予定を立てていくのがおすすめです。

デジタルツールも使ってみよう

 お恥ずかしい話ですが、私はたまにスケジュール管理がガバガバになります。予定を立てて、それを何かに記録し忘れ、結果全てを忘れ去って当日を迎えてしまう……そんなことが2年に1度くらいあります。

 最近は減ってきた方ですが、理由としては、紙の手帳をやめたことが大きいですね。

 それまでは「手帳使ってスケジュール管理してるのカッケェ〜!」という安易な憧れのもと、テンションの上がる手帳を探し求めて東急ハンズをさまよっていました。

 しかし、以下のようにデジタルツールのみで管理するようになってから、予定管理のミスが少なくなったように思います。
 (あくまでも例)
 ・仕事関係はGoogleカレンダー
 ・家族とプライベートの予定はTimeTree (Googleカレンダーと連携してダブルブッキングを防いでいます)

 最近は学校単位でGoogleカレンダーやAppleカレンダーを導入していることもあります。教員から言われて嫌々ながらインストールした人もいるかもしれません。これらのアプリは、共有機能や通知機能が日々進化しています。また、Google ToDoやリマインダー(Apple純正の)、TickTickなどのタスク管理アプリとも相性が良いです。
 この機会にデジタルツールを試してみるのはいかがでしょうか。

 紙の手帳にするか、デジタルツールにするかは皆さん次第ですが、どちらにしても、記録するときには日時場所内容の3つを書くようにしましょう。

 その中でも、けっこう大事なのが日時の書き方です。学校だと「明日、委員会あるってよ」のように友人から教えてもらうことがあるかもしれませんが、しかし、これをそのままメモに書いておくと「明日っていつだ?」となりかねません。そこで、何月何日なのかをはっきり書いておくと良いです。時間まで書いておくとベターです。
 また、「後で書く」もやめましょう。絶対書き忘れます。タスクや予定が入ったらすぐ書きましょう。でも筆記用具がない場合もあるので、スマホに一時的に記録しておく、という使い方もありです。そのへんは柔軟にやってください。

 今回はこれにて以上となります。
 前回も書いたような気がしますが、試行錯誤が大事です。世の中には手帳術やメモ術があふれかえっていて、「より良い」を探そうとすると疲れます。それよりは自分の手を動かしながら、「自分に合う」手帳術やメモ術を見つけていく方が良いですし、何より楽しい(楽しくなってくるときがいつか来る)はずです。
 それではよいスクールライフを👋


次回(第5回)
(後でリンク張ります)

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