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10月10日(月・祝 体育の日の方がわたしはすきだったな)

・昨日は寒くてふとんに入りながら、雨の音を聴いているうちに寝てしまったみたい。

・夢のメモひとつめ。物見やぐらみたいな簡単な建物の上に登る。下には友だちがいた。合唱をやることになる。わたしはソプラノになってしまい、自分の音域にあってないから苦労する。田舎の田んぼ道をどこかに向かって歩く。目的地まではけっこう遠いらしい。最後の方は雨が降り出している。どこかの中学校の中を通らせてもらっているようで、グラウンドの野球部のところを通ったり、体育館も通った。体育館は入り口までの通路が、30センチくらいの細い木の渡り廊下で、歩くのが大変だった。年配の男の先生(バレー部顧問?)が「歌よかったよ。いい歌だね。」と声をかけてくれる。

・3時くらいにいったん目を覚ます。めざましではなく起きたせいか、起きてからも夢の内容をけっこう思い出すことができた。

・夢のメモふたつめ。思ったことがすべて口から出ちゃう人がいて、「◯◯くんかっこいい」と叫んでいた。叫ばれたご本人が飛んできて、「オイっ!」とめっちゃ怒っていたけれど、まんざらでもなさそうだった。

・7時に起きる。今日は弾きあい会の日。9時前に出ていくので、朝からさっさか準備する。朝ごはんはシチューをかけたごはん。水筒に麦茶をつめて、洗濯をして、床を水拭き。ごみを捨てに行ったら、ぱらぱらと少しだけ雨が降っていた。着替えて、荷物を準備して、15分だけピアノの練習する。おとといに録音して気になったところを少し直して。いや、直したいところなんていっぱいあるけれど、もう諦めよう。

・雨上がりのひんやりとした空気と、雲の合間から少しだけ出た陽がすごく気持ちよかった。自分の内側をからっぽにして、うつくしさを受け取りながら横断歩道を渡る。

・新宿に10時頃に着くはずだったのに、着いたのは10:10くらい。時間通りの快速に乗ったはずなのにあれ?10分多い?10分時空がおかしくなったのかなと不可解に思っていたけど、単純に自分が電車を1本乗り遅れただけだった。

・会場についた。お久しぶりな方や初めましてな方もいて、いつもとはまた違った空気だった。弾きあい会が始まると緊迫感があって、先生ももっと話してと言ってくださるけれども、すぐに緊張のスイッチが入って話しどころではなかった。そんな緊張の空気の中だったけど、自分の1分練習が始まると、ピアノがよく響いていて大丈夫かもなって思えた。それから、1番不安だった冒頭の数え過ぎ問題も、おとといよりはましになっていた。

・いざ、みんなの演奏が始まると、みんなの演奏がほんとうに素晴らしくて、とても勇気をもらった。演奏も素晴らしかったのだけらども、みんなの前で表現をする姿や在りように、こころを打たれた。一人ひとり、みーんな、ご自分のほんとうにすてきなところが滲み出ていた。なるべくこころを空っぽにして耳を澄ます。

・そんな流れの中、自分の番になる。楽譜の最初に書き込んだ「自分の出している音楽をよく聴く」「いつでも自分の音楽の中にいる」を、人が聞いている中でどこまでできるのか試したかった。たぶん、この教えがわたしにとって1番大事な教えだと思っている。あ、あと、「出てしまった音のことを後から考えてもしょうがない」も。ほんとうにそう。演奏が始まる。みんなが作ってくれた雰囲気や流れと、ピアノの響きにとても助けられた。

・第1楽章。わたしが1番苦手な楽章。冒頭はシンプルすぎてどう弾いていいかいつも迷ってしまう。小さな編成のオーケストラの人が、息と目配せで、みんなの呼吸を合わせて同じ旋律を弾いているイメージ。拍がちゃんと聴こえるけれども、数えすぎないで流れていく速さを目指す。焦ると休符や音の後ろを聞いていない。全てが前に滑っていく。拍を感じることを忘れない。ベースの音が聞こえていない時も注意。フレーズの最後で調が変わっていたり、右手と左手の調がたぶん違っているところがあったり。長調と短調が短いスパンで入れ替わっていたり。そういうのが変わるがわる出てきて、でもひとつの曲として成立しているということが、すごいなと思う(先生と確認したわけじゃないから間違っているかもしれないけど)。ミスなくとはいかなかったけど、間違っても止まらずにそのまま続けられたのはよかった。

・第2楽章。ここはたぶんわたしの持ち味が1番生かされるであろうところ。この楽章を弾いていると、何だか暗い中で弾いているような気分になる。自分が出した音が響きになって、まるでひかりのようにあちらこちらに飛んでいるのが見えるような気がする。時々自分が今にも消えて無くなってしまいそうな気がする。自分が1番たいせつにしている、脆くて儚いものを差し出している気もしている。天国(死もしくは生まれる前)にちょっと近い感じ。2楽章はちょっとオペラっぽい?歌?っぽいところもあるなとも思う。

・第3楽章。また1楽章と同じB-durに戻る。たぶん自分はB-durがすきだんだと思う。朗らかで、おひさまみたいにあたたかくて、屈託がない。それから親しみやすい。音が少ない所をどう弾くかがすごく難しかった。下手するとすっっごくつまんない音になっている。おとといの録音では左手が重かったけど、今日は大丈夫だったかな。発表会まで時間あるからもう少しよく自分の出す音を聞いてみよう。3楽章では集中が切れてきて、自分の音楽の外に出てしまったところがたくさんあった。これが自分の弱いところなんだなと受け止めて、本番までに練習する箇所にする。

・前回の講評で、曲の構成が分かりにくかったような話もあったので、今回はなるべく楽章の分かれ目がわかりやすくなるように演奏した。これは先生にもいつも言われること。聴いているひとは楽譜を持っていないのだから、その人たちが音楽をわかって、たのしんで聴いてもらえるように弾きなさい。

・それから昨日の講座で、講師である保育士の先生が言っていたことにも力をもらった。遊びを提供(←言い方。いいのが思いつかないので提供にしておく)する時に、自分を信じること。「これをやったら子どもたちは絶対たのしんでくれるんだ!」って信じること。そういうことも大事と聴いて、「ほほう!」と思った。これは演奏にも言えること。自分は素晴らしい音楽を演奏しているということを信じることも大事だなって、ほんとうに思った。できてないこともたくさんあるけど、できていることだってある。最後は自分を信じることができるかどうかなのかもしれない。

・モーツァルトを弾いていると、よろこんだり、悲しんだり、怒ったり、日々いろんなことがあるけれど、生きていることってなんてすてきなんだろう!いのちを持って、肉体を持って、この地球で生きていることはなんて素晴らしいことなんだろうということを感じる。いのちがきらきらする。この曲からわたしが受け取った感動が、聴いている人に伝わったらいいなと思う。

・最後の講評の時間もすごくよかった。1人、聴衆として聴いてくれている方がいた。耳を澄ましてじっくりと聴いてくれるその行為が尊いし、役割が大きいなと思った。その方の感想がとても素晴らしかった。それから、みんなで回数を積み上げているからこそ言ってくれる感想っていうのがほんとうに励ましになるし、初めてあったのに、音楽からみんなのことをすごく理解してくれていることが分かるというのもすごいなあと思った。すごく尊い時間だった。

・終わった後はみんなで喫茶店に寄ってお昼を食べた。わたしはオムライス!包まれているオムライスが久しぶりですごくうれしかった!おしゃべりたのしかったし、久しぶりにおしぼりでバナナやブラジャーを折って笑った。
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