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夫婦ケンカの後は?(#仲良し夫婦サークル)

夫婦のケンカかぁ。
自分でお題を出しておいてなんだけど
そういえば最近ケンカしたのはいつだったかな。

よし、隣で森見登美彦の新刊を読んでいる
嫁ちゃんに聞いてみよう。そうしよう。

「ねぇ嫁ちゃんさぁ」

「んー?」

「最近、ぼくたち、ケンカしたっけ?」

「んー?してないかなー」

「いやちょっと、真剣に考えてよ」

「んー?ケンカ?うーん・・・あ、そうだ」

「お、なになに」

「昨日のお弁当のこと、あったね」

「え、お弁当?」

「夫くんさぁ、私のサラダと自分のサラダ
まちがえて持って行ったじゃない」

「そういえばあったね」

「あれ、ケンカじゃない?」

「えっ・・・あれが、ケンカ?」

「わたしゃー気付いた時怒ったんだよね」

「マジですか。とても美味しかったです」

「いや味の感想じゃなくてさ」

「ごめんね。間違って持って行って悪かったよ」

「わかればいいのよー」

なんかケンカに対する認識がおかしい
そっかぁー、あれがケンカだったのか。
今度から気を付けないとね。うんうん。

「そういえばさぁ、ケンカした後って」

「んー?」

「ぼくたち、どうやって仲直りしてるっけ」

ハグでしょ

「あっ」

「ごめんねって言って、ハグしてるよね」

「そういえばそうだね」

「ハグは世界を救うから」


そうでした。ウチのケンカの後はハグ。
これで大抵なんでも丸く収まってます。

「ごめん+ハグ」をすることで
“しこり”が残らないのです。

だから夫婦ケンカの後のストレスは、ない。
ストレスがないから、忘れちゃうんですね。

とはいっても、ぼくたちがゆるゆる夫婦
なるまでの道のりは簡単ではなかったです。

結婚当初はもっとピリピリカリカリしてて
ケンカを引きずっていたような気がします。

でも「ごめん」を言えるようになってから
ケンカの後の空気はとても良くなりました。

ぼくは謝ったら負けという謎の価値観の下
すくすくと育ったプライド一丁前野郎です。

そんなぼくですが悪いことをしたと思えば
それなりに反省して、謝っていたのですよ。

逆に言うと悪いことをしたと自覚がない
ぼくは決して自分から謝らなかったんです。

(はあ?悪いのは向こうでしょう?)って。

で、夫婦ケンカってどちらかが100%悪い
なんてことは、ありえないじゃないですか。
お互い10%くらいは落ち度があるものです。

でも、ぼくは10%程の引け目じゃ謝らない。
(90%悪いほうが悪者だろう!)って感じで。

そこに、嫁ちゃんはきっかけをくれたんです。

「いっしょに“ごめんなさい”しようよ」って
ケンカの度に言ってくれてたんです。何度も。

そこまで言われて、謝らないわけにいかない。
最初はしぶしぶ謝っていました。でも謝って
心が軽くなることを何度も体験しているうち
頑なに謝らない自分がバカらしく思えてきて。

自分の器の小ささが分かって恥ずかしかった。
それに気付いたとき、自然とハグしてました。

「ごめん+ハグ」が定着したのは
そのあたりの経緯があったからです。

ぼくたち夫婦のケンカの後はこんな感じです。


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