センシティブな話です。
なので18歳以下にはおススメしません。

ついでに言うとエロがあるようで
まったくエロがない話です。

更に言うと無駄に長いです（2200文字以上）。

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私は他人に身体を触られるのが苦手です。

記憶を掘り返してもトラウマ的なものは
見つからなかったのでたぶん生まれつき。

ゾワゾワするんですよね。
たぶん、不快の感情だと思います。
たぶんというのは、他人に触れてほしくないので
他人と接触する機会を意識的に拒んできたからで
自分でもよく分かってないんです。

幼少期から他人に触られるとなんかこう・・・
脊髄？背骨の真ん中？そのあたりがゾクッと。

あとくすぐったがりの面もありまして
首筋や腋、足の指なんかが本当に弱い。
あまりに反応が良いので、何度もくすぐられて
そのたびに涙と鼻水でえらい顔になってました。

中学生とかになって身体が出来上がってくると
男同士ってケツをバシバシ叩くじゃないですか。
え、叩かない？人による？そうかもしれません。

あれが本当に不快で、ケツ周りを触られるのが
本当に本当にイヤでした。
ある日とうとうキレて、ケンカになりましたが
それでも私のケツは違う誰かに揉まれてしまう。
そこから仁義なきケツバトル編が始まりますが
それはまた別の機会に。

まあ、男相手ならいいんですよ。
触ってきたら力で解決すればいい（よくない）。

問題は女性なんですよね。
女性に触れられると、よく分からない感情が
ゾゾゾゾってせりあがるような、妙な感覚に。

たぶん、異性に触れられてうれしいってのと
他人に触れられて不快っていう二つの感情が
ごちゃまぜになっているんだと思っています。
でもどちらかというと、不快のほうが強くて
女性との接触もあんまりしてきませんでした。

え？なんだかんだと理由をつけているけども
単に私がモテないことを正当化しているだけ？
そうかもしれません。いやきっとそうですね。
まあそこは寛大な心で暖かく見守って下さい。

とにかく、いろいろあって嫁と出会うんです。
それでまあ、嫁ですから。ワイフですからね。
やっぱり、スキンシップするじゃないですか。

いや、嬉しいですよ。
好きな人とのスキンシップは癒されますよ。

それでも付き合い始めは抵抗がありました。
ゾワゾワは止められないって思ってました。

しかしそこは嫁様です。
嫁はグイグイバシバシ触ってくるんですよ。
隙あらば買い物中でも私のケツをわしづかみ。

チョッ・・・おま・・・やめええええ！

何度私のケツアタックを繰り出したことか。
どうやら人目をはばかるという一般常識を
嫁はどこかに置いてきてしまったようです。

そんな荒療治（？）が功を奏したのか
「嫁には触られてもいいかな」
って感じになったのです。マジかよ私。

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さて、ここまでが前置き。

「そんな他人に触られるのが苦手な私が
リンパマッサージ受けたらどうなるの？」
っていう話が主題です。前置きが長いっ。

実は先日夫婦でサウナに行ったんですね。
４ヵ月くらい前に記事にしたところです。

このときはアカスリを体験したんです。
あれは施術者が手袋を着けているから
全然ゾワゾワしなくって、むしろ最高。

じゃあ今度はリンパマッサージを試してみよう！
ってことになったので、チャレンジしたのです。

今回の施術者も前回と同じ韓国のアネゴでした。

「おニーさん、マッサージ初めてカ？」
（本当にこんな喋りをします）

「４ヵ月前くらいにアカスリはしましたよ」

「ソカ。アカスリしてからリンパやると
スッゴク気持ちイイよ。変更するヨロシ？」

「いえ、今日はマッサージだけでいいです」

こんな会話を軽快に繰り広げながら
リンパマッサージは着々と進行していきます。

言い忘れましたがこのときの私は全裸です。
全裸でうつ伏せ。タオルは脚だけかかっている。

密室で男女ふたりきり。しかも男は全裸。
そこになにも起きないわけがなく・・・

「イデデデデデエエエエエエ！」

「チョト痛いカモね。アハハは」

痛みでなにも起きないどころじゃありません。
日頃、ちょっとした運動はしているものの
やっぱり身体が固まっていたんだろうなと。
とにかく一押し一押しが痛い。痛すぎるよ。

あとさぁ・・・
一応、申し訳程度にタオルがかかっているけど
なんで脚だけなの？これ私のケツ丸出しだよね。

しかしそんな疑問は痛みで吹き飛ばされる。

首、腕、背中、腰、脚、指先をギュムギュム！
アッー！痛いんだが！アッあー！痛いんだが！

「ヨシ、それじゃ仰向けナルよろし」

ぐったりと言われるまま仰向けになる私。
私の股間には申し訳程度のタオル（小）が。
そのタオルも股関節をおっぴろげられると
簡単にズレてしまう。なんだよこのタオル。

もういいや。noteの記事を脳内で書こう。

40分のリンパマッサージコースを
死んだ魚のような目で乗り切る私。
終わった後にはわずかな達成感と
とてつもない疲労感。そして恥辱。

あ、施術者の名誉のためにいっておきますけど
痛気持ちいいって感じでしたよ。マッサージ。
たしかに激痛がビシバシ来ましたけど、その後
じんわり気持ちがいいというか、そんな感じ。

その後全身にまとわりついたオイルを洗い流し
サウナ水風呂のコンボで身体を引き締めてから
嫁と合流。

「大丈夫？魂抜けてない？」

嫁曰く、とんでもない表情をしていたようです。
あぁ、そういえば身体をマッサージされたけど
特に不快って感じませんでしたね。さすがプロ。
いやもう、どうでもいいですね。うん。