生後12日目のスズメ

 先日、生後12日目のスズメの観察をさせてもらいました。相変わらず、声だけですが……。それでも新たな発見があり、面白かったです!

 生後12日ともなると声も大きく、スズメらしくなってきていました。
 起きている間はずっと鳴き続け、親は休む暇なく餌を持ってきます。メスだけで世話をしているように見えましたが、遠くでオスの鳴き声もしたので連携しているのだと思いました。オスが餌を見つけ、メスに渡しているのかなと。
 子供の育て方は、そのスズメによって違うようで、意外と個性があって面白いです。オスがメスに餌を渡すというのは始めて見ました。いや、見てはいないんですけど、推理ですね。

 あと、びっくりしたのが、メスが子供に言葉を教えていたことです。
 メスが外に出て電線に止まって、子供に向かって「チュチュッ、ジージー」としばらく鳴いている時間があったのです。「ジージー」は「敵がいるぞ、気をつけろ!」という意味で間違いないと思っています。「チュチュッ」が何かはわかっていません。しかし、生きていくのに重要な言葉であることは確かでしょう。
 ちなみに、言葉を話すのがわかっている鳥はシジュウカラだけらしいですが、スズメも言葉を話しているのはよく観察しているとわかります。今後は、できるだけスズメ語を解明したいと思っています。

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