【旅日記】気ままにおひとり様お伊勢参り
小学校低学年の頃、家族旅行で伊勢神宮に行ったのだが、なんせ伊勢神宮の記憶だけ全く無いのである。今では常にパワースポットだけど、確か「20年に1度の超パワースポット」的な感じで行ったのかな。
せっかくBUMPの名古屋までものの、名古屋は何回か行っててもう行き飽きたので、足を伸ばしてお伊勢参りをしてきた次第である。
人生2度目のお伊勢さん(記憶が無いので実質初上陸)、アラサーのお伊勢参りは非常に良い経験になったので、写真で記録したい。
伊勢神宮 外宮
移動は伊勢志摩ライナーのデラックス席に課金して名古屋駅→伊勢市駅へ。
デラックス席は300円ちょっとの課金で新幹線のグリーン車ぐらいの広さに座れるので、とても伸び伸び出来て良かった。
所要時間は1時間半。道中の河がとても綺麗で癒された。
到着。
お伊勢さんらしい晴天。でも海辺なので風はかなり強い。速攻で前髪おじゃん。
まずは、巷で言われている通り外宮から参拝。豊受大神様にご挨拶。
着いた頃「ネオ囃子」というものが始まったが、EDMっぽくピコピコしてると思ったけどちゃんと囃子でネオというほどネオでもなかった。由緒ある囃子とは一緒にしてはいけないのかもしれない。
よくネットで見かける有名な橋。橋ってなんかテンション上がる。千と千尋の見過ぎかな…
古殿地。神様が場所を移す時まで待つそうだ。
隣の御正宮は撮影禁止なので無し。凄く神秘的。
前の人にとりあえず着いていく(笑)石畳に映る木漏れ日がたまらず、なんでも無いところで写真を撮りまくる。
風の神様がいるから風強いのか。
”風強い”と言っても暴風ではなく、大きな団扇を全力で仰いでるような力強い感じ。ついに前髪を気にするのをやめた。
「記念に」ぐらいにもらった書き置きの御朱印。
内宮向かう前に良い写真が撮れた。平日でもひとはいたけど、列は並んでいてもすぐ参拝出来たし、空いてた方だと思う。
伊勢神宮 内宮
外宮から内宮まではバス移動。所要時間は大体15〜20分ぐらい。
寄り道せず真っ直ぐに正宮へ向かう。地図で見るよりもかなり広く感じた。
階段から先は撮影NGなのでここから。
建築かぶれの私は伊勢神宮の造りが大好きなんだけど、生で見ると神秘的で芸術的だし、日本の大工さんの職人技は凄いなと常々思う。
インテリアとしては喫茶店みたいなダークな木目が好みなんだけど、伊勢神宮の檜はカラッとしてて爽やかで格別な感じが凄く好き。檜自体は住宅でも使われるけど、萱葺の伝統感とか、鰹木の金とか、やっぱり尊いよねえ。
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伊勢神宮は「お賽銭箱が無い」と聞いてたけど、お賽銭を受け付ける白い布?が各所にあった。たまにお賽銭箱がない神社に寄ると参拝のルーティンが崩れるから個人的にはあった方が嬉しいな。
近くにいたメンズが「課金すればいいのか…?」みたいなこと言っておもむろに1000円取り出してたけど、仲間に「ここは課金システムではない」とか言われてて面白かった。どうして男子ってすぐ課金したがるんだろう…
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続いて授与所。
今まで家になかった神宮大麻の一番大きいのと、何故か可愛かったから「神盃」という神棚用のお猪口を買ってしまった。ちゃんと美味しい日本酒買ってお供えしよう。私も酒飲みなので(笑)気ままに晩酌しましょうや。
そしてついに…
人生初、御朱印帳ゲット!
あれだけ神社仏閣通ってて買わなかった理由はハマりそうだったから…しかし、そのストッパーはすぐ壊れることとなる。
この御朱印、伊勢神宮の境内の檜が使われたスペシャル御朱印帳なのです。そんなの知ったら買うしかないじゃん。この通り、建築かぶれだし。
神馬は「しんめ」と読むそうです。凄く立派!当たり前だけどね!競馬場のムキムキマッチョ馬というより、スラっとしててモデルみたいなイケメン。
内宮のお馬さんは人前に姿を表すのが不定期で見れたり見れなかったりするらしい。知らずに拝見出来たのでラッキー。
「御朱印帳の1〜2枚目は伊勢神宮でもらう」というルールがあって、そんな私はラスボスからスタート(笑)せっかくだしね、次いつお伊勢さん来れるか分からないし。
ラスボスから始めるアドベンチャーもいいんじゃないですかね。
眩しくて肉眼では見れなかったんだけど、いい写真撮れそうと思って後から見たら彩雲が出てた。さすが太陽の神様。
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お昼ご飯は松阪牛のひつまぶし。これで1800円って安いよね。お腹いっぱい。凄く美味しかった!
猿田彦神社
人生で初めての御朱印帳を手にした私は調子に乗り、Googleマップで目に止まった神社を片っ端から練り歩くことにした。
まずはおかげ横丁近くの「猿田彦神社」。
道開き、交通安全の猿田彦様。
おみくじは末吉。同じ時期に違う神社でおみくじ引くと、絶対に同じ内容が出るんだよね。
例えば、同じ”末吉”が出たとしても書いてある内容が違うと思うんだけど、最近は絶対「今は表に出ず、物事は控えめにすること」みたいなこと書かれてる。
助言を元にしばらく大人しくしよう。←以前、三峯神社のおみくじがドンピシャで当たった経験があるためおみくじを信じてるひと
私の推し神様であるアメノウズメ様がいる「佐瑠女神社」。猿田彦の奥様で、結婚してから改名して「猿田彦の女→猿女→さるめ」です。
芸能の神様で、表舞台に立つ人向きの神社だと思われているかもしれないけど、勝手に「応援する側のオタクにもご利益あるのではないか?」と勝手に推している。神様は推すものなのかはさておき、実際BUMPのライブ前から2列目の神席だったしな〜!ありがとう、さるめ様🙈💕
真面目な話、日本神話でも天真爛漫なエピソードが多くて可愛らしい感じが好きです。
アメノウズメを単体で祀っている神社が全国的にもかなり少ないから自ずとグッズも少ないんだけど、猿田彦神社は佐瑠女神社の御朱印もお守りも売ってくれてて、息を吸うように買っちゃったよねえ〜!
上田神社
月読宮に行く道中で発見。素戔嗚、大山津見命、菅原道真が祀られているらしい。素戔嗚に道真なんぞ、文武両道な神社だな。
神様が遷宮する際に一時的に鎮座するところらしい。お引越しする際の「仮家」というところかな。
「足で知る」とはこういうことか。ひとつ為になった。こういうのたまたま知れると嬉しい。
月読宮
謎の多い月読命。私は「暴れん坊の素戔嗚が素行が悪すぎて名前を奪われた結果『月読』になったので、実は素戔嗚と月読は同一神説」が一番好き。
真実は如何に。でも「月の神様」と言われるとさ、神秘的で推せるんだよな…(すぐ推そうとする)
お社は4つ並んでて、右側に普通の月読様と荒御魂の月読様、左側に月読の親御さんの伊弉諾様と伊奘冉様。
境内は夜を司る神様だから静寂でシーンとした感じかと思ったけど、同じ社なのにちょっとピリッとした感じあるのは両親がいるからかな。ずっと背広着てるような、背筋が伸びる感じ。
私含めて2〜3組が代わる代わる来る感じであんまり人はいなかった。ここまで来るひとは少ないのかも。
倭姫宮
実はずっと会ってみたかった神様が倭姫命様。
神社巡りにハマったきっかけが「三峯神社が夢に出てきたから」と言うなんとも奇妙な理由なんだけど、その理由が視える人に聞いたら「私と日本武尊が前世で深い縁があった」と言われたんですよね(日本武尊が三峯神社を創建したひと)
その時は「適当なこと言いやがって!」みたいな感じだったんだけど、ひょんなことで小さい頃通ってた幼稚園の前にあった神社を思い出して調べてみたら、そこの御祭神が日本武尊だったんだよね。
「タケル、昔から私のこと見守ってくれてるじゃん…!(短絡的)」となり、そこから1mmも興味が無かった日本武尊神話についていろいろ調べまくり、元々鬼滅や呪術が好きな私はあっさり古事記や日本書紀にドハマリ。
そこで日本武尊伝説で必ず出てくるのがこの倭姫命。
倭姫は日本武尊の叔母様ですね。
伝説では日本武尊の相談役になったり、東征に行く前に火打ち石と草薙剣を渡したりしてます。
伊勢だと天照と共に旅をし、天照の終の住処を探して伊勢を気に入った天照の指示のもと、伊勢神宮の伝説を語るには欠かせない神様。
どちらの伝説もシゴデキエピソードすぎて好き。
ずっと会いたかった神様に会えて超嬉しい〜!霊感1mmも無いけど、神社巡りも御朱印も自己満だよね。(笑)ありがたや、ありがたや。
天照と倭姫、フリーレンとフェルンみたいでいいよね、なんて思ったり。
旅の終わり
新幹線に間に合うように帰りはコーヒー飲んで、職場用にお土産買って、まったりして埼玉まで帰還。
伊勢神宮だけというより、伊勢一帯の空気が綺麗すぎて「尊」という感じがずっとしていた。
ずっと行きたかったから、帰ってからも満足度凄くてほやほやしてる。
小学生の私、本当に何にも覚えてなくて全て初見だったけど、やっぱり大人になってから来るのもいいなあ。
という訳で、お伊勢参りの成果は「伊勢神宮から御朱印を始めて1日で6つの御朱印をゲットした女が爆誕した」ことです。
御朱印巡り、確かにハマる。(笑)
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