the HIATUSの新譜が良すぎるからべた褒めする
先日the HIATUSの最新アルバム「Our Secret Spot 」が発売された。
バンドを追っているとは言え、気になったら聴く、ジャケットがかっこよかったらCDを買う、というスタンスなので特にエイタスも他バンドと同じ熱量で追っていた訳では無い。
アルバム発売当日、エイタスもついにサブスク解禁されたと聞き、いつものように何気なく聴いた。
「Regrets」を聴いた。
最高。
「Hunger」を聴いた。
最高。
「Firefly/Life in Technicolor」を聴いた。
最高。
この私の「最高」と言うのは「心地よい」と言う意味だ。
細美武士と言う人物が曲を作っているとはいえ、
アルバムにより曲の振り幅が広いのがthe HIATUSの特徴である。
「Thirst」「ペテルギウスの灯」「紺碧の夜に」のようなロック色強めの曲を好む筆者にとって、今作「Our Secret Spot」は何方かと言えば好みのアルバムでは無かった... はずなのだ。
必要最低限に選ばれた、最上級の音たち。
心が浄化されるような澄んだ音楽。
目に浮かぶのは、深い濃紺に散りばめられた星々の情景。
全ての曲が「チルアウト」と言う言葉がまさに相応しくて
そして違和感のない素晴らしい曲の流れ。
起きて、仕事をして、ご飯を食べて、お風呂に入って、寝る。
そんな代わり映えしない日常を、「Our Secret Spot 」と言うアルバムが満月が波打つ夜の海のような、都内の高級バーのような、贅沢で大人なひと時にしてくれる。
the HIATUSは一通り音楽を知ったからこそ良さがふんだんに分かるバンドなのだと、一通りバンドを聴いた今だから思った。
がしゃがしゃと荒削りなギターの音を好む私にとって「Our Secret Spot 」のような時間がゆったり流れるような音楽も素直に「いい」と思えたのは、少し大人になったからなのかな。
夜、間接照明が静かに灯る部屋で1人お酒を呑みながら聴く「Regrets」が最高でさ。心地よくて、最高。
実は、the HIATUSをライブでまだ見たことが無いんだよね。
音源では「心地良い」と感じたけど、ライブで聴いたらどんな風に化けるのかな。
...ライブ、行くか!
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