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〓「駅」の評価する材料ときっかけ〓

前回、関東圏では居住エリアは「駅」にかなり依存しているというご案内をさせていただきました。

それでは実際に駅を評価する上で3つの点でをご案内いたします。

【機動性】
人間、働かなくてはならないので職場までのアクセスの良さはQOLに直結します。
【安全性】
安心して暮らせるかどうか、特にご家庭があるようでしたら重要なポイントです。治安や地盤などが注目点です。
【娯楽性】
この街(駅)人住んで楽しいそうかどうかです。なるべくならおしゃれで楽しい街に住みたいものです。

今回は機動性についてご案内いたします。

移動手段としての駅

当然ながら機動性の高い駅を選択すべきです。関東でいうならば、ビッグターミナル駅に乗り換えなしでいける幹線の駅です。

ビッグターミナル駅といえば東京、品川、渋谷、新宿、池袋、横浜などでしょうか。

そこに乗り換えなしで、且つ快速でいける駅、都下では立川、国分寺、埼玉県なら大宮、浦和、千葉県なら柏、市川などでしょう。

当たり前ですが、このような駅は人気駅で価格も当然高くなります。

また東京区部以外ですと、そのエリアターミナル駅が存在します。ビッグターミナル駅に行く幹線とは別に、その幹線を利用するためにそこまでたどりつくための線(大宮なら東武線など)が、集まっている駅が「エリアターミナル駅」となるでしょう。
そのような駅も商業施設が充実していたり、全国的にみても知名度の高い駅となりますので、利便性はもちろん満足感も得る事ができるはずです。

ひょっとしたら以下のような事態に陥ったりしていませんか?

現在マンション購入を検討しているが、都内は価格的にとても無理で、通勤先の東京駅に快速で乗り換えなしで行ける、他県A駅を候補として調査を始めた。共働きの環境にため、駅徒歩5分圏内を候補立地とした。新築はいくつか売り出されているもののかなり高額、中古に目を移したがやはり高額。どうしたものか、、、、と困った際にA駅と同じ市内の私鉄B駅徒歩4分の立地で新築マンションを発見した。価格も今まで見てきたものの中でもっとも安く、ローン返済も問題なさそうだった。しかし、B駅はA駅に行くための私鉄で、A駅までは電車で10分、駅前にはコンビニが一軒ある程度、検討マンションと反対口は工場地帯となっている。中古マンションを探していた不動産屋から連絡があり「A駅徒歩15分の良質な物件が見つかりました!」とのこと。築年は重ねているが落ち着いた立地で価格はB駅で検討している新築マンションよりやや高いくらいだった。

ここで考えるわけです。日本人の思考は「新築を買いたい!」と、、、、B駅新築マンションは、A駅までの所要時間はB駅まで徒歩4分、電車で10分。A駅中古マンションは、A駅まで徒歩15分。つまりほとんど変わらない。ということはB駅新築マンションのほうが気持ちがいいしいいだろう!

しかし、ここでブレが生じています。目的は東京駅まで快適に通勤したいはずなのに、いつのまにか目的が「A駅へ快適に到達する」に置き換わってしまっています。まさにここが「自己理論武装」の怖いところです。

A駅周辺の中古マンションは価格も下がっていなかったとのことなので、県内ではブランド力のある駅だと推測されます。価格が似たり寄ったりでA駅まで15分といえど歩けるのであれば、中古マンションのほうがA駅の魅力を享受できると考えます。

これは一例ですが「駅」の選択を間違そうな事例と言えるでしょう。

もちろんビッグターミナル駅に徒歩でいけるエリアがいいですが、、、(品川駅に徒歩15分で行ける港南エリアなどですかね)

単純な駅の選択に関しては資産性と居住性は比例すると考えられます。

ビッグターミナル駅、エリアターミナル駅を選択すれば間違いありません。

なにより名が通った駅の最寄りに、自分の城があることは満足感につながるのではないでしょうか?

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