逆張り

僕としてはさかはりと呼びたいこの言葉ですが、これによって苦しめられることが多々ありました。例えば最近の音楽なに流行ってるの?というようなことは聞けないですね。みんなが聞いているものを批判したいような、興味ないといいたいような、それでいて聞きたいような、むず痒さを感じてしまいます。

この愛すべき性格で特に困るのが、全てではないのですが、人におすすめされたものをどうしても穿ってしまうということがあります。これいいよ、と言われると、それはこうこうこういう点でダメだね、みたいにしたくなってしまいます。

CLANNADは僕にとって、大きな試練でした。高校の友達が始終勧めてきた作品です。向こうもオタクですから、譲らないわけです、自分のみた作品が素晴らしいということを。僕も僕で頑固ですから、絵柄が古いだの、所詮ギャルゲーだの、散々見ない言い訳をしていたわけです。そうするとだんだん勧めなくなってきて、そのうちに高校も卒業しました。そうなってしまうとすっかり張り合いがなくなってしまって、見ないと決めたのも馬鹿馬鹿しくなってしまって、とうとう去年、桜の散る中、外にも出ずに見続けていました。

つまらない意地をはってないでもっと早く見ればよかった、何度もそう思いました。しかし、強烈に勧められるとその分だけ心理的障壁は高くなってしまうようです。では、どのように人に勧めれば、すんなりと見ることができるのでしょうか。今回はこれを考えていきたいなと思います。

僕は実はとても簡単なことだと思います。少ない選択肢の中に紛れ込ませてやって、自然とそれが選ばれるものを待つのです。要は本人に選ばせるというのが大事なのです。しつこくない程度にあるコンテンツをちらつかせる。その餌にかかるかかからないかはその人次第で、それをただじっと待てばいいのです。

ここで禁物なのが、オタクを発動することです。あまり感想を熱く言ってはいけないのです。興味をそそる程度のことなら構いません。しかしオタクは他人にあるコンテンツを布教する際、まだ予備知識のない人に、必要以上のことまで語ってしまうもので、これがかえって布教の成功確率を下げるのです。必要以上のことを語られるとその作品を見る必要がなくなってしまうのです。オタクは、ブレーキを心がけるべきなのです。

ところで最近僕の中ではガンダムがアツいです。シャア



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