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藤原朋香(現役生)から見たOG伊藤奈々子

ひさびさにコギトのnoteに登場させてもらいます!(実は((?))もう)4年になった藤原朋香です。
なんとなく年末公演に参加してみたら懐かしい先輩方にお会いできて、最高学年の矜持も見栄も放棄してすっかり甘ったれの後輩気分に戻っています。幸せ。

1年生のときの藤原

どんな人?

若かりしころの気持ちが蘇ってきたのに合わせて、今回は劇団コギトを代表するエナジェティックな先輩、伊藤奈々子さんとの思い出を話しつつ、彼女の紹介とさせていただければと思います!

伊藤さんとは、コロナ禍はもちろん私の入団時期が遅めだったこともあり、直接同じ公演で参加できたのは2019年度の卒業公演不完全なけものと2020年度の卒業公演ほらまたね。2回だけです。のはずなのに、

・膨大なタスクを丁寧かつ迅速に終わらせるかっこよさ
・一公演にかける思いの熱さ
・どれだけ忙しそうな時期にお会いしてもいつもにこにこしている人徳の高さ


と3拍子揃った圧倒的な存在感で、なぜかたくさんたくさん関わらせてもらった気がしてしまう先輩です。
こないだの夏企画の本番でも、暑さと、卒論その他もろもろへの唯ぼんやりとした不安にやられて座席案内の最中にも関わらず、ついへたりこみそうになっている藤原に「TMC~~!!(自分のあだ名です)」と満面の笑みで手を振ってくれたあの瞬間が忘れられません。写真撮っておけばよかったな。

今公演 フライヤー撮影中の伊藤

はじめての出会いは○○○!

そんな伊藤さんと初めてお会いしたのは私が劇団コギトに入団する前、というか中高でずっとやってきた演劇熱が再燃してきて劇団コギトに入ろうか考えていたころのことです。
新歓の時期もとっくに終わっていた2019年の11月、どうやってコギトにコンタクトを取ればいいのか思い悩み、SNSを使うという一般的な解決策も思いつかなかったあほな一年生は、津田塾にある劇団コギトの部室前で中から人が出てくるのを待つ、というデジタル世代とは思えない原始的かつちょっと怖い方法を選びました。そのときちょうど部室から出てきたのが伊藤さんでした。そして、「すみません、劇団コギトの方ですか?」と緊張のあまりアイドルのスクープを追う執念深いパパラッチ的気持ち悪さを醸し出すクリーチャーに優しく対応してくれ、劇団コギトのアトリエまで案内してくれたのが伊藤さんでした。

今では見慣れ過ぎて何の感慨もなく素通りしてしまう国立の大学通りも、そのときはちょうど始まっていたイルミネーションに彩られ、「劇団コギトのアトリエ」という未知なる世界へと続く夢の道のようでした(「コギト・エルゴ・スム」のコギトにアトリエ!なんかかっこいい響きじゃないですか!)。
さながら伊藤さんはネバーランドに案内してくれるティンカーベルでした。というのは大げさとしても、道すがらコギトの雰囲気を教えてくれ、いろいろと気遣ってくれるこんな優しい先輩のいるサークルなら、きっと楽しく過ごせるんじゃないかと思ったのは間違いありません。もちろんそれからたくさんの素敵な先輩後輩や同期に会いましたが、このときから私の中では、まず劇団コギトといえば伊藤さんというイメージがあります。

部室の扉

はじめて同じ役職に

その後『不完全なけもの』の座組に一緒に入った時には、伊藤さんは就活や課題などで多忙な時期にも関わらず、広報と宣伝美術というまさにコギトの公演の顔をつくるお仕事に奮闘されていました。
そのときにつくられていたサイケデリックな雰囲気のクオリティの高い公演パンフを見て、大学のサークルって伊達じゃないんだな~と間抜けなことを思ったのを覚えています。

たくさんやることがあるのに、慌てながらもなんだか傍から見ていると楽しそうにされている伊藤さんに尊敬の念が湧いてきたのもこのころです。(伊藤さんを見ていると、自分もこんなアクティブできらきらした大学生になれるのかも!なんてことを当時は夢想していましたが、生来の怠け癖はそんな簡単には抜けてくれませんでした。)
『ほらまたね。』でも伊藤さんは広報と宣伝美術という二足のわらじでひた走ってらっしゃいましたが、このとき遂に、私も広報という形で一緒にお仕事をさせてもらえました。

オンライン公演だったので定期的にZoomで開かれる「円居(まどい:稽古場での語り合いのこと)」があり、そこでの話し合いの様子をnoteでレポートするのが私の役割でした。それ自体は楽しい仕事だったのですが、レポートのためにせっかく円居(まどい)に参加しても盛り上がっているスタッフ役者陣の輪の中に入りづらい寂しさも正直あり、なので伊藤さんにレポートを添削してもらったり、どういうことを書けばいいか相談したりしている時間は特に公演に参加している充実感がありました。
あと、鷹の台駅前にあるちょっとお高めで入りづらかったカフェで宣伝チラシを置くお願いをしに行きがてら、一緒にお茶したのも良い思い出です。。(なんだか個人的プチ冒険に乗り出すときにはよく伊藤さんと一緒にいる気がする…笑)

三脚を背負って駆けまわる伊藤さん

今回の公演でも宣伝美術に使う写真を撮るために、暑い陽射しの中を重い三脚を背負って駆けまわる伊藤さんのお姿を拝見し、またまた勝手に元気を分けていただきました。明るくていつも全力疾走されている伊藤さんの参加する公演がおもしろくならないわけがない!大学通りのイルミネーションを全部束にした光ですら霞ませる伊藤さん!!ずっと着いていくと言うとまた怖い後輩になっちゃうので、また今度カフェシントンにでもどこにでも一緒に遊びに行かせてください…!!!

今公演のフライヤーもよろしくお願い致します!(by伊藤)

とんでもないカメラの持ち方をしている伊藤

ご予約はこちらから

【公演情報】
劇団コギト2022年度年末特別公演
『通り過ぎてゆくものたちよ』
――延長戦、ということになります

*あらすじ*
「お願いします。わが劇団の部室を、取り戻してください!」
大学職員の高鳥の下に舞い込む厄介な依頼。
女生徒曰く、部室が何者かに乗っ取られたのだという――。
対峙するは正体不明の不法占拠者。
平行線の戦線上に、明らかになるものとは。

一体どうすれば――通り過ぎてゆけるんだろう。


◆作・演出 堀木祐奈
◆出演
遠藤瑞季 川上頌太 長澤実柚 矢部
◆スタッフ
演出助手:岡澤由佳 冬野なべ
音響:清田蒼 佐藤愛佳 三山マチコ
照明:西岡優成 渡邉栄璃 藤原朋香
制作広報:なかざわ 川口芽萌子 伊藤奈々子
宣伝美術:伊藤奈々子
舞台監督:末乃匠
舞台監督補佐:高島丈

◇日程
12/28 18:15〜
※公演時間は約80分を予定しております。

◇料金
無料(カンパ制)
※本公演は無料ですが、ご予約も受け付けております。お席はご予約の方を優先致します。下記 URL よりお手続きくださいませ。
https://onl.sc/YfQrWQK

◇会場
一橋大学西キャンパス学生会館 1F アトリエ
≪アクセス≫
JR 中央線国立駅南口より徒歩 15 分
JR 南武線谷保駅北口より徒歩 25 分
*会場がわかりにくくなっておりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。
https://onl.sc/fDEFTzs

フライヤー表面
フライヤー裏面



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