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喫茶アトリエ【case8:山葵・298】

「幸せ」ってなんでしょうか? 嬉しかったこと、楽しかったこと、ラッキーだったこと、それとも後悔しないこと?

今日の喫茶アトリエでは、2年生の2人がそんな「幸せ」について話しているようです。
ぜひ寄って聞いてみてくださいね。

山葵:大学2年生。劇団コギト一橋祭公演『7×7のモラトリアム』では、衣装を務める。

298:大学2年生。劇団コギト一橋祭公演『7×7のモラトリアム』では、制作を務める。

298「どうもー」

山葵「はいどうもー、初めましてー」

298「ほぼ初めましてー」

山葵「初めましてー」

298「ええーそうですね、どこから始めましょうか?」

山葵「どうしましょう。テーマが?」

298「テーマが、”幸せとはなんぞや”というところから始まっていくんですけども」

山葵「そうですね、」

298「自語りから入るんですけども、幸せってめっちゃ抽象的じゃないですか、これが幸せ、これが幸せじゃないみたいなのって人によるっていうか。そんな安易な結論に留まるのではなくもうちょい深堀したいなと思ってるんですけども。」

298「人によるんで一口で話すのは難しいなと思ってるんですけども、まず、ここでは幸せっていうのは一番大事なものが手元にあること、としようかなと思ってまして、私は。」

山葵「なるほど」

298「自分にとって一番大事なものが手元にあるのが幸せじゃないかなって思って。」

山葵「んー」

298「っていうので、大事なものの話をしたいなと思って。」
298「自分が大事にしてるものでぱっと思いつくものとかってありますかね?」

山葵「思いつくもの...もの...っていうか..」

298「もの、こと、時間とかですかね。概念的なアレです」

山葵「すっごいベタだけど、やっぱ家族だとは思いますよね。」
山葵「ちょい前だけど、家族で3人でテレビを見てた時に、ふとディズニーのなんか作品を見てたの、3人で。」

298「映画?」

山葵「映画。すっごいほんわかする話だったんだけど、それを見てた途中で、あ、この瞬間好きだなと思って。」

298「なんだ...リメンバーミーかな?」

山葵「あはははは。なんだっけ?名前まで出てこないな。なんか魂が循環する話だった。たしか、ディズニー+で。」

298「いやー分かんね」

山葵「調べてください。」

298「ディズニー+ってディズニー以外のものも死ぬほど公開されてるんで。」

山葵「はは、それはそう!最近は韓ドラも配信されてますからね。」

山葵「とにかく、それを見てるときに、そもそもディズニーって幸せな話じゃん。大体が」

298「そうですね。基本的には、まあハッピーエンドというか。」

山葵「そのハッピーエンドを見ながら、もう何も見ようとか言わずに勝手に誰かが押して始まって、見てて。で、夕日がね。なんか...その瞬間好きだな、幸せだな、とは思ったかな。」


298「その..家族を大事って言えるって僕結構いいな、って思っててその...なんか何かとこう”お母さん大好き!”って言ったら、マゾコンだのファザコンだの、まあーそういうディスり方があるわけで。」

山葵「はは、ディスり、そうね。うん。」

298「お父さん、お母さんって、すごいんですよ。」

298「既に本筋からずれていっているんですけども。いやお父さん、お母さんってほんとすごいんですよ産んでくれたんですよ。」

山葵「そうね、そうね、そこはね。」

298「だからまあ...そういうの恥ずかしいっていう風潮に僕は疑念を呈したいすし。」

山葵「なるほどね」

298「声を大にして僕はお父さんお母さん大好きですよ!、と言いたい。」
298「そういう意味では、大事なものの1つには家族って入るかな、って思いますね」

298「やばいな、俺が自語りしてばかりになっちゃうな」

山葵「いやいやそんなことないよ」

298「こういう時に口数が多くなっちゃうんですよね。」

山葵「ふふふ、いいじゃんいっぱい聞けて。」
山葵「でも、家族って大事だと思う。なんか、当たり前のものって結構重要だと思う。」

298「なくしてから初めて偉大さに気づくみたいな。」

山葵「あ、そうそう。」

298「1人暮らししてよく聞くのは、お父さんお母さんすごいなっていうのはありますよね。」

山葵「なんか高1くらいの時に、なんか...学年で集まってなんか林間学校じゃないけどなんかそういうものがあって。その時になんか講演しに来てくれる人がいたんだけど。

山葵「その当時その人から話があって。なんか、喧嘩した友達がいて、大喧嘩した、仲良かったんだけど、大喧嘩して。それで、しばらくして喧嘩して別れたまま、いきなりその人が死んだんだって。」

山葵「それで、なんかその話してた講演の人はそれがすごい心に残ってて、いつ亡くなるか分かんないから、そういう相手は大事にしようね、喧嘩したままにしないようにしないしようね、みたいな話を聞いてて。」


山葵「当時は、”え、この人なんでこんな暗い話すんの?”って皆でワーキャーしてだんだけど、」

山葵「年を重ねる内に...っていってもまだ19歳だけど、もうすぐ20歳だけど、いやなんか本当に、ねー」

298「まあ何となく人が亡くなるっていうのがちょっと身近になった感じはあるかなってここ数年で。身近な人だけじゃなく、テレビで有名だった人が、まあ亡くなったりっていうので。」

298「それで、手元からなくなって初めて大事やな、って気づく」

山葵「大事だよ。家族を大事にするっていうのは家族でも。親戚でも。」

298「命を大事に。家族を大事に。」

298「大事なもの...急に話が変わっていくんですけども」

山葵「いいですよ」

298「1人の時間大事だな、って思ってて」

山葵「分かるーすっごい分かる。」

298「1人でいることを、うーんなんだろうな。1人でいるときにどんだけこう、やりたいことをやれるか、って言うのがあって。なんかこう、他人といるときにできないことって絶対あるんですよ、その外聞を気にしてできないとか。極論1人用のゲームとか1人じゃないとできないじゃないですか。」

298「ああいう時間僕一番大事だと思ってるんですよね。」

298「幸せ、って話に立ち返るんですけども。調べたときに、幸せに4つ因子があって、人からうんぬんとか全部人がありきなんですよ。人に依存して作られるものが幸せだっていう結論を見て、じゃあ1人でも幸せでいられる俺って無敵やなーって思って。」

山葵「ふふふふ いやーでもそのさ、例えばだよ。アニメが好きです、ってなって、そのアニメを見てる時間がすごい幸せだっていうのはさ、1人の時間でもあるわけだけど。すごく多くの話をすると、そのアニメを作ってる人もいるわけじゃん。」

山葵「それを、作っている人を除外するのであれば、アニメもゲームも自分の時間は大事だし、なくてはならないものなんじゃないかな。」

298「クリエイターに敬意を払おう」

山葵「そう!そういう、そっちいっちゃった?」

298「ふふ」

山葵「1人用のゲーム。」

298「最近できてないな...」

山葵「できてない、1人の時間がとれていないじゃないか。」

298「そうなんですよ。」

山葵「大事件じゃないか」

298「時間がない!あまりに時間というものがない。」

298「時間なんか、はやくないですか?最近の時間」

山葵「速い速い、速い、マジで速い。」

298「気が付いたら5時になって気が付いたら6時になって」

山葵「ふふふ、おじいちゃんやん。やばいやばい。」

298「気が付いたら昼が終わっている時があって」

山葵「あのね、大学2年は速い。」

298「朝になってる、気が付いたら。」

山葵「それはヤバい。ちゃんと寝ましょう。」

298「あ、朝だ。寝よう...」

山葵「いや、本当に速いよ」

298「吸血鬼みたいな生活してますよ。」

山葵「ははは、反対になってる。」
山葵「時間を大切にしてください?」

298「はい」

山葵「皆さんね」

298「最近制作になったり、舞監になったりして、胃に穴が空きそうです。」

山葵「あらーしんどい?」

298「しんどいです。」

山葵「そうかー」

298「舞監の方はまだ仕事ないですけど、そろそろ仕事が始まっていくんだなと思ったら...」
298「レポート、留年、ああ...ああ、トラウマ...」

山葵「トラウマ、経験済みということかね、それは。」

298「留年しないように頑張ります。」

山葵「頑張りたまえ。」

山葵「でも1人の時間って私も大事だと思うわ。なんか団体で過ごすと疲れるというか。」

298「それはそう」

山葵「良い意味でもあるけど疲れると思うし。」

298「なんかバランスよな。自分のキャパシティを正しく把握してこれ以上人と接してたら死ぬな、っていう。とか、20歳にしてなんとなく分かってきましたね。」

山葵「20歳にして?」

298「20歳にして。」

山葵「じゃあ、後私は数カ月したらその気持ちになるのかな」

298「いや、そんな定量的なあれではないです。」

山葵「はは。いやーなんかね。」

298「人付き合いをストレスに感じない人種っていうのが世の中にはいますからね。」

山葵「いるね。それ人が生きがいの人もいるもんね。」

298「怖い、怖いですあれは。」

山葵「怖い、怖いんか」

298「SFですよ、怖いです私は。」

山葵「なんか1人でいると良いこともあるけど、例えばだから、”何かをしよう”って自分で動かないとさ、起こらないじゃん何も。」

298「そうなんですよ。」

山葵「それは何にでも言えるけど例えばさ、”コギトに入ろう”って思って、入って、こういう劇を作ったりする制作に関わるわけでしょ」

山葵「それで。この団体に入って、こう、どこどこ行きましたとか、○○やりますとか、色々あって。でも大学生になってよく思うのは、なんか、自分から動かないと何も、何も始まらないなって。」

298「それは非常にそう。」

山葵「ほんっとに家にこもって、ゲームやる?課題やって終わる?」

298「配信見て、ゲームして、」

山葵「そう、まじでそれ!」

298「課題やって終わる1日。」

山葵「えぐい、本当に。」
山葵「コギトに入った私たちはえらい‼よく動いたここまで。」

298「自分から行動しないと、大学って場所は何も起こらない。」

山葵「そう。前はそんなことないと思ってたの。高校のときは。なんか、またまたー、出会ったら色々あるんだろうなーとか思ってたんだけど、まじでない!」

298「ない!」

山葵「本当にない!」

298「思ったよりない。授業内で出会いはありません!」

山葵「そこ?ないの?」

山葵「いや、私たちはあの女子だけですからね。」

298「ああー」

山葵「ないの出会い?クラスあるでしょ?」

298「クラスという概念がほぼないです。機能してない。」

山葵「ないの?本当に?」

298「あってないようなものですね」

山葵「びっくりだ。」

298「耳かきのぼんぼんみたいな感じですね。あってないようなもの。」

山葵「やめろー」

山葵「あってないようなもの。意外だな。」

298「あと、今履いてるやつにはないですけど、ジーンズのポケットの中の小っちゃいポケットみたいな、あってないようなものですね。」

山葵「あはは、比喩!」

山葵「そうなんだ...クラス。クラスいいな、って思ってたんですけど。」

山葵「てかさ、大学に入ってから友達の数が減った。」

山葵「減った、って..その何? 違う違う違う、違う、高校の時の友達が減ったとかそういう悲しい話じゃなくて」

298「別に縁を切られたとかそういう話ではなく、ただ友達の増加数が」

山葵「そう!減った!」

298「こう、傾きが減ったというか。」

山葵「そうそう、まじで誤解しないで欲しい。友達はいますから。」

298「はいはい」

山葵「あのー高校の時の友達ってさ、クラスというか何かにドンって入れられると、私はその中で関係を作ることができるのよ、それはなんかこう、わぁーってね。」

山葵「どこかの場所に詰め込まれれば生きていけるんだけど、授業でしか会わないでしょ。」

298「ないですからね。大学は。」

山葵「サークルも、1年の時は入ってなかったから私。津田内でしか入ってなくて、それも結構小規模だから、まあないじゃん。」

298「ないですね。」

山葵「しかも、皆で行こうぜウェイっていうのでもないから、本当に1人でいましたね。」
山葵「友達をさ、だから授業で2,3人作って、違うとこ行って授業で2,3人作って...あれ?数えるくらいしかいない?みたいな。」

298「そんな感じですよ結構。授業で友達を作るっていう発想に至らない。」

山葵「え、でも課題とかさ、休んだ時さ。」

298「1人で何とかする。」

山葵「頑張ってきたんだね。」

298「1人で何とかするか、諦めるか。」

山葵「ははは」

298「まあ、Twitterで聞いたら誰かしらが答えてくれる、っていう。」

山葵「すごいな。文明の利器だな。」

298「Twitter最高!」

山葵「最高!」

298「そんな訳ないですけどね。」
298「Twitterはゴミです。」

山葵「はは、どっちやねん!」

298「まあ、自分から作ろうっていうか、コミュニティの中に自分から入っていく必要っていうのはありますよね」

298「わたくしも確か、コギト入ったときはそんな感じでしたね。同学年で知り合いとか増えたらいいな、くらいの気持ちで入ったら思いのほか変なのが多かったですね。」

山葵「変なの、あはは。同学年の友達が作りたかったの?最初は」

298「いやー、どうだったかなー。まあ、縦横のつながりが欲しいなって。まあ、観劇が好きだったっていうのもありますけど。」

298「じゃあ、なんで1年のときに入らなかったんだっていうのは置いといて。」

山葵「置いとこう。それは置いとこう。」

298「まあ、入って変なのだらけでしたね。本当に。すごい身内トークにはなっちゃうんですけど、変なのだらけです。類友ですね。」

山葵「そうね、もっと皆を知りたいね。なんか、ねえ私が。」

298「もっと定期稽古参加しようよ。」

山葵「定期稽古...さあせん、行きます。」

298「役者やろうぜ、やろうぜ役者。」

山葵「役者ねー」

298「話がすごい勢いで脱線していくな。幸せって何やっけ?」

山葵「幸せ、いきなり連れ戻されたんだけど。」

298「別に連れ戻すつもりはなく、ポジショントークぐらいのあれなんで気にしないで頂いて。」

298「あー自分幸せのハードルが大分低いんですよね」

山葵「いいんじゃない?日常のハードル低いものに幸せ感じれるって。」

298「でも、こんなことを言っておいてあれなんですけど、やっぱり幸せっていうのはなんだろうというのが分からなくて。ハードルが低いとは言っておきながら、具体的にじゃあどういうとき?って聞かれると困るんですよね。」

山葵「ふと思う?そもそも幸せ、って」

298「思わないですよね。幸せやなーって、思います?」

山葵「声に出して言うけど、それが本当の幸せかは分からない。」

298「ホンマに幸せなときって多分、ああ、今幸せだなって感じる余地すらないというか」

山葵「終わってから気づくんじゃない?あのとき楽しかったな、みたいな。」
山葵「でも楽しかったからって幸せ?」

298「それこそなくなってから気づくみたいなのあるかもしれない。」

山葵「そうね」

山葵「暗い話しか出てこないんだけど…」
山葵「太宰治関連でいい?」

298「はい」

山葵「太宰治、ってめっちゃ自殺したがる人じゃん。」

298「まあまあまあ、そうですね。」

山葵「友達にさ、自殺したい、って言われたらどうする?」

298「おお」

山葵「ふふ、どうする?この人生に幸せを感じられないから死にたいって言われたら。」

298「急に、ホンマに急に重い話になったね。」

山葵「うん、すごい。なんかむずくない?引き留めようにもなんて言ったらいいのか分からなくない?」

298「止めます。友達が1人減るのが嫌なので止めます。」

山葵「なんかそう、真剣に悩んだことがある。」

298「ひえー」

山葵「受験で大変だったときに言われて。向こうが軽いノリだったのか分からないけど大分悩んだ。」

山葵「私心理系に進もうかな、ってレベルで、本当に正しい答えが欲しくて。それの、ちゃんとした答えが。何って言ったら相手を引き留められんだろうって。」

298「引き留めるれるのか。引き留められるのかどうかと、そもそも引き留めるのがいいのかどうか、みたいなのありますよね。」

山葵「そう!そうなの、そもそも引き留めるのがあってんのかな、って思った。」

298「引き留めようとしても、ねえ、向こうからしてみれば、もうそれが結論なんだ、止めてくれるな、お前が止めるのはただの自己満だって言われたら、ごめんなさい、ってなりますからね。」

山葵「向こうの望んてる答えって何だろうって思う。」

山葵「全然話また変わるけどさ、受験の時に。」

298「ホンマにめっちゃ変わるな。」

山葵「つながってるから。受験の時に、」

298「せっかく考えた俺の思考リソースを返して欲しい。わりとちゃんと真面目に考えたんすよ、俺今。」

山葵「私はね、その"頑張れ"って言って欲しかったの先生に、受験のここどうですかって言った時に。でも向こうは現実的な答えを言って欲しかったのかなって思われたらしくて、"あなたの学力じゃここは無理だ。"って言われたの。」

山葵「私は応援して欲しかったの。"行けますかね?"って言った時に、"行けるよ、頑張れ!”って言って欲しかったんだけど、真逆の答えが返ってきたの」

山葵「本当に相手が望んでいる者って何か分かんないし。さっきの話もそうだけど。でも、分かんないからこそおもろいのかな。」

298「そうですね。なんか相手が自分の欲しい答えを返してくれるだけの関係だったら別にロボットで良くないかっていう。人同士のコミュニケーションの分からない部分に面白さがあるというか。」

298「そうじゃないと、なんか"人形"じゃない?それは。」

山葵「そうだね」

298「人形に向かってしゃべってそりゃ合うだろ、ってなるので。」

山葵「うーん、確かに。」

山葵「さっき深く考えたって言ってたじゃん、」

298「もう忘れました。」

山葵「忘れちゃったの?」

298「ちょいちょい言ってるんですけど、わたくしの脳はSlack方式なんで90秒間アクセスしないと忘れていきます。」

山葵「分かる。そう、私はそれに似てるから、話を変えてでも全部話さないと、っていう派だから、"すっごい話飛ぶね"ってよく言われる。どうもAB型です。」

山葵「なんか考えてる?」

298「いや特に。」

山葵「話ぶっ飛んでも大丈夫?」

298「ああ、別に、全然かかってこいで」

山葵「まじで雑談いくからね、今から。いんだよね?」

298「もう全然。本筋からは全然ずれてるけど。」

山葵「残り大学2年少ないですけど、」

298「やめてください。働きたくないよ~一生ニートでいたいー」

山葵「何がしたいですか、どんな2年にしたいですか?」

298「どんな2年にしたい…えー大学の時にこれしとけば良かったなーってとりあえず後で思わないような2年にしたいですね。

山葵「ね、ね!本当それ。」

298「あと就活はしたくないですね」

山葵「ははは、ま、本当に。」

298「後悔したくないんだよなー。あの時あれしとけば良かったみたいな。」

山葵「そうだね。」

298「まあ、いつか死ぬじゃないですか。死ぬときにああしとけば良かったなーって思わないように精一杯生きよう、と思いつつ、なんだかぐうたらしてしまう….そんな矛盾。」

山葵「でもなんかある、後悔?。小学校の時にあれやっとけば良かったと、中学校の時にあれやっとけば良かった、覚えてんのかね?」

298「今のところない。」

山葵「ないね。」
山葵「あー、むずかしいなー」

298「こういう話をすると120%暗い話になるんですよ。」

山葵「いや、暗くない!暗くないっていうか…」

298「ああしとけば良かった、こうしとけば良かった、っていうのは結局後悔の話になるから。」

山葵「いや、ただ去年の高3の自分には会いたい。去年じゃないや、2年前の、一昨年の。」

298「去年1年なかったことにした、今?」

山葵「なかったことにしたかもしれない。」

298「キングクリムゾン的な。」

山葵「本っ当に会いたい。まじ、お前やめろ?今やってんの、って言いたい。」

山葵「あー。暗いじゃん!」

298「暗い、非常に暗い。」

山葵「ダメじゃん!いけないよ~」

298「これどっちのせいやと思います?」

山葵「私です。」

298「そうです!非常にそうです。」

山葵「私ですよー、私です。」

山葵「私、お正月の神社でかなり大吉が出る派だったんです。小学校のころ、でも、」

298「おみくじで思い出したんですけど、受験期に、正月におみくじ行って、大凶で出たんですよ。」

298「こういう話になる度に言ってるんですど、死ぬほど落ち込んで燃やして無かったことにしました。」

山葵「燃やした!意味あったじゃん。意味あったんかな?」
山葵「まあでも、今皆に出会えてる、ってことは大凶ではない…よね!ね!大吉だよね!」

山葵「ま、とにかく!私小学校の時大吉がいっぱい出てたんですけど、」

298「はいはい、大吉が」

山葵「すごい私はね、出やすい派だと思ってたの。本当に出てたし、毎年。」
山葵「だけど、テレビで、お正月のおみくじは大吉の割合が多くなってるって聞いて、すっごい悲しかった。」

298「ふふ」

山葵「すっごい悲しくなった。もともとそういうのを信じる派で、大吉とか、おみくじとか。」

298「あースピリチュアル的な。」

山葵「で、占いとかね。LINEの占いがあるじゃない、知ってる?」

298「私タロットカードの占いの勉強したことが、そういえば。」

山葵「えー、本当!」

298「今手元にないんすけど。」

山葵「ないんかい!」

298「ないです。」

山葵「なんかLINEの占いを、1回すごいひどかった1日があって、っていうので1日の終わりにみたら、ほとんど星がなかったの。」

山葵「で、これすごい効いてるって思って、見るじゃん。で、LINEの占いって、なんか1カ月の間にあなたの一番良い日と一番悪い日っていうのが出るの。」
山葵「もう本当に嫌じゃん。未来に嫌なことがあるって。思わん?」

298「まあまあまあ。あんまりそういうの見ないですけど。」

山葵「良いときだけ詳細に見るようにしてます。」

298「あんまりそういうスピリチュアル的なのは信じてないんですけど、でも、ホンマに運というかツキが悪いなって思う日はあるんですよね。」

山葵「おおー」

298「今それ起こるん?みたいな悪いことがホンマにずっと連続して起こるみたいな。」

298「1回火傷したことがあって、料理してるときに。やけどして料理もできなくなったんで、Uber Eats頼むかつってUber Eats頼んだら,
別のやつが届くわ、床にポテトばらまくわで、ホンマにろくなことがなかったですね、その日。」

山葵「1人暮らししてから?」

298「はい。1人暮らししてからです。Uber Eats使い始めたのは1人暮らししてからなんで。」

山葵「そうだよね」

298「怒りのUber Eats。」

山葵「大丈夫?火傷は?」

298「火傷は、まあ、大丈夫でしょう。皮膚科には行ったんで。」

山葵「ああよかったよかった。」

山葵「私はこの間料理してるときに、ティッシュを燃やしました。」

298「ティッシュ燃やした!?」

山葵「燃やした。」

298「えぐ。」

山葵「鍋から、お鍋で温める系の料理だったんですけど、」

298「ちなみに料理は得意?」

山葵「だと思う?」

298「あんま得意じゃなさそう」

山葵「ゼリーなら作れる。ゼリーは作れる。大量生産する。」

山葵「まとにかく、こぼしちゃって、で拭かなきゃって思ってなんも考えずに普通のティッシュで拭こうとしたら、ははは、コンロの火が移って。」

山葵「はぁ!って言ってまじでビビったの。手元に火がある!って思って、本当に焦って、で、そのまま落としたのよ。」

298「やば」

山葵「で、下が絨毯じゃないけどあれになってて、下手したら燃え移るところだったの。で、まじでびっくりして落として、まず最初に。で、近くにね水あるじゃん、水をぶっかけて、でそれで、なんか舞ってるの。ティッシュの焼けた、黒い」

298「ティッシュの焼けた、灰みたいな、」

山葵「そう、灰がね。で、匂いもするじゃん。まじびっくりしちゃって、一生やらんって思ったね。」

298「思ったより間抜けなエピソードが出てきた。」

山葵「そう、今日の夜ごはんもそうなのよ。それ系統だから。まじで頑張る。」

298「頑張ってください。火災をしないように。」

山葵「本当に怖いんだよ、手に火があったんだよ、びっくりした。燃えるんだ!って。」

298「明日の朝、僕あの"火事で一家全焼"みたいなの見たくないですよ。」

山葵「気を付けます。」

298「やめてくださいね、本当に。」

山葵「本当に怖いよ。」

298「火は怖い。」

山葵「あ、料理、で思い出したけど、私前ABCクッキングでパン作ってた。パンは作れるよ、だから。ははは。」

298「パンは作れないけどナンは作れます。」

山葵「ナン作れるの?すごくない?」

298「1回なんかカレーじゃなくてナンにこだわったことがあって。普通そういうのってなんかあの"30歳くらいなると男はスパイスカレーにこだわりだす”みたいな偏見というか言説みたいなのがありますけど、僕の場合なんかナンにこだわり始めたっていう。」

山葵「ナンにこだわったん?おもろ!自分で作ろうと思ったの?」

298「自分で作って、そこそこ美味しかったですけど。」

山葵「え、なんかやろうと思ったらすぐ行ける派?」

298「そうですね。」

山葵「すぐ飽きはしない?」

298「ものによる。一発目で成果が出たら続くんですけど、一発目で出鼻くじかれたらもういいやってなりがち。ある意味飽き性かもしれない。」

山葵「分かるー。そうね。」
山葵「長く続くもの…」
298「長く続いてるもの、なんだろうな?」

山葵「私幼稚園のころからスパイダーマン好き。なんか水泳習ってて幼稚園の頃、いとこと一緒に。戸塚にあったんだけど、その近くのマックでハッピーセットあるじゃん、それで出てくるのがスパイーダマンだったんだけど、太ももの後ろにボタンがあってそれを押すと目が光るの。」

山葵「で、あの当時のマックってレベル高かったじゃんハッピーセットが。今はどうか知らないけど。レベル高くて、で、それを今も持ってる。」

山葵「そう、それくらいスパイダーマンが好き。」

298「それ、続いた…続いたのか?」

山葵「続いてるでしょ!続いてるよ。」

298「えーなんかあるかな。小っちゃい時から続いてるもの…あ、ポケモンかな?」

山葵「お!」

298「ずっとポケモン好きですね。生まれた時から姉がいるんですけど。」

山葵「犬?」

298「姉。」

山葵「姉。あれ、"アレ"に聞こえた。」

298「やば。やば、この人。」

山葵「アレ、アレ、に聞こえて、あれ、アレってなんだろうなーって思ったら、全然お姉ちゃんだった。」

298「音声だけで伝わるか分かんないですけど、私今どん引きしてますからね。」

山葵「ひどいー。はい、すいません。」

298「まあ、姉がいたんですけど、姉が当時ゲームボーイアドバンスSPを持てて、それが、生まれた時からずっと身の周りにあるんですよ、ゲームっていうのが。それで、あるのが当たり前になって、ずっとやってますね。それから。新作が出るたびに。」

山葵「あれは?バイオレットとスカーレットの。」

298「もちろん。もちもちのろん。」

山葵「どっち側?」

298「両方。」

山葵「両方!?ガチファン来た!」

298「当たり前でしょうが!」

山葵「当たり前、さあせん。すいません、ちょっと知識が。」

298「2週目は英語で遊んだわ!」

山葵「英語で遊んだんか。どっちが面白かった?」

298「ん、いやストーリー自体はそんな変わらないんですよ。」

山葵「あれでしょ、乗り物でしょ。」

298「乗り物、乗り物?」

山葵「乗り物っていうか、なんか」

298「まあポケモン、パケ伝が違います。」

山葵「パケ伝、ふふふ。えーあれおもろい?」

298「おもろい。非常に。」

山葵「気になってはいる。実況見て面白かった。」

298「あんまり、その、なんていうか、ポケモンでストーリーに感動させられることあるんやなーって思って。感動しました。すごい、ポケモンらしいポケモンでしたね。」

山葵「あのさ、和風のポケモンあったじゃん。1個前の」

298「Legendsアルセウスかな。」

山葵「そう、だっけ。あれマジでやりたくて。」

298「Switchは?」

山葵「持ってない。」

298「買いましょう。」

山葵「買ってください。買ってください、制作さん。」
山葵「和風テイストが好きで、そう、はっ、私のためにあるものだって思って、まじで欲しかったんだけど。Switchがね必要でしょ、環境が必要じゃない、それをやる。時間も!」

298「時間!」

山葵「ないーーってなって、まだ買ってない。」

298「いやーでもねー、やりたいなーって思ったときにやっといた方がいいんですよ。こういうのって。」

山葵「これも後悔に入るかな?」

298「はい。」

山葵「マジかー。」

298「社会人になったらゲームする時間なんてないですからね。」

山葵「ないかー。なんかさー将来、暗くね?」

298「さっきも言ったんですけど、姉がいるんですけど、関西の方で働いてて、Twitterだけつながってて、今。」

山葵「ふふふ、LINEじゃないの?」

298「まあLINEとかもあるんですけど、近況報告を一番早くみれるのがTwitterです。」

山葵「すごい!」

298「よくつぶやくんですよ。」

山葵「つぶやき見てんの?やば!仲いいじゃん!」

298「よくつぶやくんから、絶対1週間に1回は働きたくねーなっーてツイートが入るんで。」

298「で、あの、僕がポケモンをやってるように姉もやってるんですけど。もうクリアした?って発売して半年くらいに聞いたら、まだクリアしてない、みたに言ってて、ホンマにそういうのやる時間なくなるんだなーって。」

山葵「あ、そっか。めっちゃ好きなお姉さんでも時間がないという。」

298「未来は暗い。」

山葵「未来が暗いんだけど、なんで?  こんなこと思うのは大学生だからかな。」

298「大学生だからです。」

山葵「お前らそんなことないぞ!って先輩方思ってるかもしれないけど。」

298「いや、そんなことあると思いますよ。もうこの4年間が終わったら、ただただ適当に自分を肯定して生きるだけの作業に入りますからね。」

山葵「本当に怖いんだけど。大丈夫?生きていける?」

298「40年間楽しみもなく、苦しみしかなく。」

山葵「本当に、分かる?本当に暗いんだよ、未来が。」

298「ただの作業です。」

山葵「分かんない。いいことがあるのかも、やりがいがある仕事に出会えるのかも、しれないけど。」

298「はーいやりがい搾取でーす。」

山葵「本っ当にね、まじで」

298「未来は暗い!」

山葵「あ、良かった。私だけだと思ってたそれ。思っている人いたわ。1年の頃は何も考えてなくて、2年になって段々就職来て、3年の先輩とか今いなかったりするじゃん!、今就職とかで、」

山葵「うっ!ってなる。」

298「なる。すごくなる。」

山葵「あー私達もああなるんだ..来年…で、見てもう秋よ。」

298「ね、もうモラトリアムの1/2が終わろうとしている。えぐー」

山葵「本当に本当に本当に。ガチで3年やだ。本当にどうしよう?ろくに何もせず2年が終わっていく。」

298「はーーー就活ってやばくないですか?」

山葵「本当にやばい、え、どうしよう?」

298「頑張って得られるものが働く権利なんですよ。」

山葵「金、あと金。」

298「やりたくねー、まじでやだ。」

山葵「え、やりたい仕事って、何? やりたい仕事あるって言われて、将来何したいって言われて、え?え?ってなる。本当に。」

山葵「生々しい。生々しく感じてきた。」

298「やめよう。いや、やめない、やめない、やめない、ここでやめない。」

山葵「ここで、ははは、そういうムダな意地。」

298「でもまあどこかしらで向き合わくちゃいけないから。」

山葵「社会の歯車となって生きていくんだよ、我々は。」

298「楽しんで行きましょう。苦しいですけど。」

山葵「本当に楽しめるか?」

298「いやーなんだっけな、シェイクスピアっていたじゃないですか、あの劇の中の言葉で、楽しんでやる苦労は苦痛を癒すものだ、っていうのがあって。」

山葵「癒すんだ。回復してるのかなそれは。」

298「だから、楽しんで行きましょう、人生。鼻歌スキップ!」

山葵「はははは。そりゃーね、楽しい日もありますよ。でもそんなにお姉さんがつぶやくくらいなら、おそらく…おそらく楽しくないんじゃないかと私は日々思っております。」

298「楽しみなんて、楽しみなんてないんですよ。」

山葵「楽しみなんて。」

298「楽しみましょう。ないかもしれないですけど。未来は暗い。」

山葵「すごい終わり方した。」

山葵「この間のさ、7月公演のラストにさ、いろんなOBOGの方来てくださったじゃん。」

298「あー来てましたね。」

山葵「なんかさ、卒業してもこういう繋がりがあるのめっちゃいいなって思って、それこそさ、組織に入ってさ、出た後も繋がりがあるってすごいいいことだなって思って、そこは感動した。感動した。この組織に感謝。」

山葵「だがしかし」

298「だがしかし」

山葵「われらの未来は」

298「くらーい」

山葵「くらーい」

山葵「でも、本音だよ。これマジで。就職、就職って言われるけど、それの楽しさ、やりがいでーすって、やりがい…」

山葵「しかもさ、受験とかって1、2、3年、人によっては変わるけどそれくらいで終わるじゃん。」

298「まあそうですね。」

山葵「違うじゃん、終わんないじゃん!」

298「65になるまで終わらないですからね。しかも定年退職伸びるっていう説もあるんで。」

山葵「えぐない?しかも、われら年金…はははもらえないかもしれない」

298「ファッキュー国民年金。声高らかに叫びたい。国民年金はくたばれ!この制度を考えたやつは馬鹿だ!」

298「ここにピー音かけて公開したら私はブちぎれます。」

山葵「面白すぎる。本っ当にどうしよう、なんか、日本の未来暗くてどうしよう、って思うわ。」

298「まあ、なんとかなるんじゃないですかね。」

山葵「なんとかなる、」

298「なんとかなる。なぜなら今までそうなってきたから。」

山葵「うわぁー。」

298「なるようになるんですよ」

山葵「なるようになる。」

298「世の中には借金6億円くらい抱えてもへらへら笑ってる人がいるわけなんで。」

山葵「マジでやりたいことないんだけど、仕事とか。」

298「んー、それは俺じゃなくてキャリア相談センターとかで言った方がいいと思いますよ。」

298「俺だって大学2年生やぞ!なめんな、ペーペーの若造やぞ、こっちは。」

山葵「大学にも、そういうランクがあるわけでしょ、就職にもあるわけでしょ、銀行マン、商社マン、」

298「あるある、超ある。」

山葵「この世界でこれから生きていくんですか?」

山葵「やだーもう。」

山葵「あのー社会人の楽しさを教えてくださーい。」

298「教えてくださーい。あのーOBOGで聞いている方がいれば」

山葵「お待ちします。」

298「コギトパーカーを受け付けてるものとわたくしが同じなので、フォームに書かれてる連絡先にちょっと、ね、お願いしましょうかね。」

山葵「本っ当にお願いします。」
山葵「あのーやりがいだとか、お前らそんなこと思ってんじゃねえよ、みたいな感じの」

298「未来は意外と明るいぞっていう意見があれば、ぜひぜひどしどし応募してるんで、いつでもかかってこいや。」

山葵「どしどし、未来が見えていない私たちになにとぞご教授をお願いします。」

298「啓蒙の光を。」

山葵「お願いします。」

山葵さん・298さん

また来てくださいね! 喫茶アトリエ宛のお便りもお待ちしております。


公演情報

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劇団コギト2023年度一橋祭公演
『7×7のモラトリアム』
脚本・演出 高尾友季
「喫茶店は、道の途中で立ち寄る所。そんな場所に彼らは住んでいた。」
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◆出演
伊藤朝輝 杉本周平
羽尻結衣 藤田ひかり 古浜奨真

◆日程
11/24(金) 11:00~ / 14:30~
11/25(土) 11:00~ / 14:30~
11/26(日) 10:30~ / 14:00~
※開場は開演の30分前です。
※上演時間は約80分を予定しております。

◆料金
無料(カンパ制)
*本公演は無料ですが、ご予約も受け付けております。お席はご予約の方を優先いたします。
下記 URL よりお手続きください。

◆会場
一橋大学⻄キャンパス学生会館 1F アトリエ
アクセス
JR中央線 国立駅南口より 徒歩15分
JR南武線 谷保駅北口より 徒歩25分
*会場がわかりにくくなっておりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。

◆スタッフ
舞台監督   佐藤愛佳
舞台監督補佐 陽美雄月
演出助手   小田悠生 中村紘夢 らむ
舞台美術   佐藤あい 富田皐央 濱野あすか
       陽美雄月 山田彩絵 リーナ
制作     岩田大煕 齋藤よしみ 298
衣装     近江天音 菅野咲名 土屋陽菜 山葵
小道具    久保聡琉 長月小雨 らむ
宣伝美術   久保田広輝 錆田 ひらお
広報     川井直太郎 川口芽萌子 宮野浩真 山浦弥桜
照明     黒崎陽人 山本翔
音響     中嶋悠太 成田明由
音響補佐   千足海都
作曲     高尾友季
編曲     中嶋悠太
応援     天野友花梨

◆お問い合わせ
一橋大学 劇団コギト

連絡先
cogito.pr@gmail.com (制作 岩田)

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