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喫茶アトリエ【case16:中村紘夢・長月小雨】

喫茶アトリエへようこそ。
みなさんは"青春"を感じたことありますか?

今日のお客さんは青春時代のことをあれこれ語っているみたいです。
少し寄って聞いてみてみませんか?

中村紘夢:大学1年生。劇団コギト一橋祭公演『7×7のモラトリアム』では演出助手を務める。
長月小雨:大学1年生。劇団コギト一橋祭公演『7×7のモラトリアム』では小道具を務める。

長月「なんかあのカフェオレ、私好きなんだけどさ、微糖のコーヒー受験期にさ、買ったのよ。あったかいのを買ってさ、うまいなーと思ってたんだけど、冷めると本当においしくない。」

中村「まあ、コーヒー牛乳になっちゃうもんね」

長月「そう。いた、カフェオレだったらいいんだけど、微糖だと、なんか、なんか、お前誰?みたいな」

中村「ははは」

長月「お前誰っていうかなんか、牛乳は入ってるけど、甘くないんだよ」

中村「あー、うん。なるほどね。」

長月「存在意義、微糖って何なんだろうって思わない?思わないよね」

中村「俺基本ブラックなんで」

長月「ブラックで飲めたらどんなにいいか、って思うのさ、なんかすっぱくない?」

中村「ものによるよね、すっぱいものが強めとか苦いのが強めとか。」

中村「それを受験期のときにやってたと。。」

長月「そう1回微糖を買って後悔した。冷たくなって飲めなくなっちゃった」

長月「あったかいときは、微糖初めてチャレンジして、死ぬほどうまい!って思って。」

中村「はいはいはい」

長月「微糖が最高だなって思って。私はこれまでカフェオレだったし、コーヒー苦くて飲めないから、って思ったんだけど、冷めた途端本当においしくなくて、本当にショックを受けた。」

中村「それ高3の?」

長月「高3のあったかいが欲しい時」

中村「あったかいが欲しい時、あーもう直前か」

長月「冬だねー」

中村「高3って、わりと学校行事ありました?」

長月「だから4月に修学旅行」

中村「ん、高3の4月?」

長月「そう」

中村「えーそれはなかなか、またなかなか。」

長月「どんな?行事」

中村「どんな行事?」

長月「どんな年間予定?高1、高2高3」

中村「高1はまあ僕らの世代は、ほら、コロナがあったじゃないですか。だから、まあ4月はまあ、特に何もない。」

中村「で、5月に始まって、なんかうちの学校は、1年生の5月6月に林間学舎っていうまあ、要するに宿泊行事があって。なんか岐阜にその建物をもってるんだけど、」

長月「学校が?」

中村「学校が。」

長月「おお。ああ、でもそれはもってるはウチも。」

中村・長月「あっははは」

長月「なんかすげえわ、って言おうとしたけど。」

中村「それに行くはずだったのが、延期になって、まあ10月くらいかな」

長月「高2の10月はもう、」

中村「あ、高1、高1の10月に行くことになったね。」

中村「なんかね、まじで、例年だと5月6月みたいにクラス始まってすぐなんだけど、」

長月「んー」

中村「10月、11月かな?になったから、なんかわりとクラス仲が良くなってきた感じのときにあったから」

長月「え、めっちゃいいじゃん」

中村「まあ割と良かったね、っていう感じで、まあ。」

中村「あと、うちの文化祭、というか学校祭、自称日本一長いんですけど、」

長月「どういうこと?」

中村「9月の第3だか第4月曜日って、なんか休日なんですよ、で、その月曜日が終わって火曜日から、次の日曜日まで学校祭。なんですけど、」

長月「なんか、伝統行事みたいな...」

中村「あ、伝統行事ですよ、伝統行事なんですけど、」

長月「なっが」

中村「火曜日が前夜祭」

長月「はははは。なるほど、はい。」

中村「で、まあバンドなり、」

長月「もう1日中前夜祭なんだ。」

中村「一日中...まあ半日かな、」

長月「うん、そうだよね、だって前の夜のお祭りなのに、」

中村「そう、さすがに夜はやんないんですけど、なんか、こうよく分かんない曲をやってるバンドがめちゃくちゃ多かったですね。」

長月「あれ、軽音楽部?」

中村「あ、僕、軽音学部前期までなんで。」

長月「はははは、短い!短いって!」

中村「1年、コロナ終わって学校始まって」

長月「そこまでに方向性の違いまで行ったの!?」

中村「そう、そう。5月、6月に入り、で、なんかバンド決定することになったんだけど、なんか余りものになっちゃたんだよね。」

長月「あー、はいはいはい。」

中村「それの寄せ集め」

長月「余り物の寄せ集め」

中村「で、方向性の違いプラス、やる気なさげな感じだったので、やめたので、未完成のピースサインだけ覚えて、やめて、で、もう文化祭には何もない。」

長月「ははははは、方向性違ってそうな感じがするわ。」

中村「違うんですけど。」

中村「で、前夜祭があって、2日目が体育祭。」

長月「体育祭?あれ?学校祭ですよね、文化祭なんですよね?」

中村「学校祭は、あの全集合、」

長月「全集合?祭りの、あらゆる祭りの」

中村「文化祭はあくまで学校祭の部分集合。」

長月「やば、やばいって。」

中村「通称”號光祭”っていって、毎年どうせ鯱光祭になるくせに名前を決める会があるんですけど。」

中村「まあ鯱光祭っていうのがあって、2日目が体育祭、3日目がほぼ前夜祭、後夜祭と同じなんだけど舞台発表っていう日があって、舞台発表件文化会っていうなんか生徒が割と独学で専門的にやっている物事を発表なり、まあプレゼンなり、体験してみようなりする会が同日あって、」

中村「4日目に討論会があって、討論会出席率悪いんですけど、」

長月「出席自体は自由なの?」

中村「自由じゃないですけど、自由じゃないですけど出席率は悪い。」

長月「1日中討論してんの?」

中村「いや、午前中だけかな。」

中村「討論会、討論会はわりと賛否両論あって、伝統として残すだとか、そもそも”伝統として残す”っていう意見は討論会として意味をもっていないんじゃないか、というのとか。」

長月「あー、その形骸化してしまっているってこと?」

中村「そう、形骸化してしまっているからどうなんだっていうか。」

長月「結構闇だな」

中村「あとどうせ討論してもつまんない、っていう結論だとか。」

長月「例えばどんな?ことを」

中村「なんかなー...」

長月「地球環境とか」

中村「地球環境、そう地球環境とかなんだけど、たいていその、1個あったのがあんまり具体的には覚えてないんだけど、二項対立でどっちがいいかってなるんだけどあまりにも二項対立すぎて議論が発展しないんですよ。こう、」

長月「平行線?」

中村「平行線、平行線だし、第3の柱を立てる気にもなってくれない」

長月「発言するのは討論部的な人達?それとも、」

中村「いや、誰でも」

長月「あれ、全体会か。全校集めてみたいな、」

中村「そうそうそうそう」

長月「なるほどね。」

中村「まじで、しょうもない。いや、討論は別にいいとは思うけどね。」

長月「まあ、うん。」

長月「なんか大きくなりすぎても、というか二項対立でそれやるのは違うかなってのはあるね。」

中村「そう。で、」

長月「で、まだ続くよね。」

中村「続きますね。」

長月「だって4日目だもん、まだ。」

中村「4日目があって討論会が終わった後に、文化祭の準備。」

長月「文化祭の準備!」

中村「そう、教室を飾り付けたりね、するよね。」

中村「で、土日で文化祭。僕らのときはコロナだったんで、あんまり周りの人呼べず、身内で、だったり2、3年のときにやっと親御さんだったり中学3年生の子が来れたり」

長月「あ、受験生」

中村「そうそう、っていうのがあったけど。」

中村「で、文化祭があって、その日曜の夜に後夜祭。」

長月「うんうん。」

中村「で、花火があがって終了」

長月「花火あがんの?」

中村「ちょっと」

長月「ちょっと?」

中村「ちょっとだけ」

長月「ちょっとだけか。」

長月「でも、根本的なことだけどさ、それって集める必要あるの?」

中村「分かんない、分かんないけど集めた方が楽しいんじゃない?」

長月「確かに、その1週間は特別お祭り騒ぎだね、本当に。」

中村「そうそうそうそう、何も授業ないし。」

長月「変なエピソード」

中村「変なエピソード、ははは。でも、だからそう、それが終わったらもう下半期がなんもないかな。スポーツ大会があるくらいかな。」

長月「体育祭とは別にスポーツ大会があるの?」

中村「体育祭とは別にホームルーム対抗で、通称ルム対っていうんですけど、別にスポーツに限らなくてもいいんですよ。なんなら将棋でもクイズでもいいんだけど、たいていバレーボールかサッカーかバスケか、ドッジボールかになるんだけど。それが学期末にある。2回かな。」

長月「自分はそうだな、スポーツ大会っていうか体育祭が4月の末にあるね。」

長月「そこで、大体序列を知るの。中1が。」

中村「序列...ふふふ」

長月「あの、学年対抗なのね。で大体学年順に勝っていくんだけど。」

長月「うち、結構なんだろうな中1が調子のりがちなのね。結構そう中学受験の学校だから、中1って入ってきて”私は最強”みたいなマインドの子が多くて、」

中村「ははは」

長月「で、学校の雰囲気的にもそういう子が多いの。」

中村「なるほどね。」

長月「で、その子たちが先輩たちのなんか全てに初めてやられるのが体育祭で、」

中村「あーなるほどね。知っちゃうんだ。」

長月「それこそ、オリジナルの勝ち方とかがあるのよ。暗黙のうちに知られていくものとかがあって。」

長月「あと、高校生になると自分たちで体育祭対策委員っていうのを作るの。」

中村「何それ...学年で?」

長月「それも、別に学校側が言っているわけでもないんだけど、なんか伝統として、やってて。」

中村「あるよね、はいはい。」

長月「うちが体対できたのは、高3?かな?」

中村「そうなんだ。」

長月「なんだけど、その体育対策委員会っていうのは何をするのかっていうと。体育祭って4月の末じゃん。あんまり時間がないの、その公式練習っていうのがあって、この日の朝にこの競技の人が集まって、あの用具使って練習できます、みたいな。」

長月「そのときに、体育祭対策委員会が行って、指導するの。」

中村「ほおー」

長月「これはこう斜めにもって、とか、あと”やる気がないんじゃない?”みたいな、ことを言う訳よ。」

中村「あー勝ちに行くんだ。」

長月「そうそうそう。学年ごとにカラーがあって、6学年あるから順繰り順繰り回ってくるんだけど、6年に1回同じ色になるわけね。」

長月「で、私達白だったんだけど、”白は雑魚”っていうジンクスがあって。」

中村「白旗だけに..」

長月「そう、降参の白とは言わないけど。」

長月「大体高3が最後優勝して終わる、っていうのが」

中村「どっちの、どの、こうさん?」

長月「そのとき、高3」

中村「高校3年生の高3?」

長月「あっははは、ここで降参な訳ないでしょ。お前さー」

中村「なんですかー」

長月「いいけどー。揚げ足とんないで」

長月「高校3年生が勝つっていうのが大体あれで、優勝旗に優勝のトロフィーにその色がついてくっていうのがあるんだけど、白だけ異常に少ない。」

中村「はははは」

長月「白が高3になると高2が勝っちゃって」

中村「あー、なるほどね」

長月「白なんか少ないっていうのがあって、白は負けるっていうジンクスがあるのよ。」

長月「で、高1のときに、そもそもコロナで体育祭自体がなくなって。高2のときは種目が結構変わっちゃったのね。接触があるものがなくなって、新しいルールになったり、競技自体がすごいすくなくなったりして。」

長月「そういうこともあったんだけど、めっちゃ弱かったの。」

中村「ははは」

長月「6学年中何位だったかな..4位。」

中村「え?高2で?」

長月「高2で。高2は普通、2位か1位で、場合によっては1位になる、はずなんだけど。」

中村「順当に」

長月「中3にも負けるっていうことがあって、もう結構冷え切った感じになっちゃって終わった後。」

中村「そんな深刻になるの?」

長月「深刻になるの。本当にガチ勢がいるから体育祭に命をかけてるような。」

中村「うん。」

長月「で、とにかく協調性がなくて、うちの学年は。団体競技が本当にだめで。逆にリレーとかの個人競技はめちゃくちゃすごい強いの。」

中村「あー」

長月「50m走とか、障害物競争とか、そこでは稼げんのに、団体がボロボロで。」

長月「だからこそ、体育祭対策委員が喝を入れるんだけど。」

中村「そうだよね、だって個人が良くて、グループのコミュニケーションなり、それがダメだったらそれは体対の責任だよね。」

長月「うん。まあ、体対の責任..まあそうね。で高2の事件があったから、高3ではガチでやるよ、って感じで体育祭対策委員ができて、」

中村「あーそういうことか。」

長月「そうそう、そういう流れ。」

長月「で、結局、無事優勝しました。いやー良かったねー。だから、白がついたのにジンクスを打ち破ったの、うちの学年は。」

長月「ちなみに玉入れしかやってない。」

中村「ははは、あーあなたが?」

長月「じゃんけんで勝った。」

中村「勝って玉入れなの?」

長月「勝って玉入れ。絶対50m走とかやりたくないもん。」

長月「でも玉入れマジで弱くて、本当に本番中、1回戦2回戦があるんだけど、1回戦が終わった後に、観客席も一応あるんだけど、そこから”何やってんだお前らー!”って言われたからね。」

中村・長月「ははははは」

長月「マジで怒号がすごくて、”もっとちゃんと見て!”みたいな、マジでガチ怒られして。」

中村「やば」

長月「2回戦で巻き返してそれも3位か4位だったんだけど。」

中村「弱いねー」

長月「弱いねー。めっちゃ怒られたのたのめっちゃ覚えてる。怖かった。」

中村「うちの玉入れ、あの、こう立ってるじゃん。かご付き棒が。あれを倒して数えるじゃん。」

中村「倒すときに、折れたね、棒が。」

長月「え。つよ。それだけ入ったってこと?」

中村「かな?か単に老朽化なのか。」

長月「おもろ。折れたらじゃあその後できないじゃん。」

中村「できないね。かわいそうに。」

中村「なんだっけ、体育祭じゃなくてさ、卒業後にやってたのはあれなんなの?」

長月「あれは、同窓会を、えっと何だろうな。卒業した後に私たちの学年が、そもそも有志がバレーボール好きな人たちで集まってて、同輩で。定期的になんかバレーボールやってたんだって、集まって。」

長月「その人たちで体育祭やりたいね、って話になったらしくて。で、やった。」

中村「あ、もう今年だけ?」

長月「なんか”来年以降も企画したーい!”とは言ってたけど、どうなのかは分からない。」

中村「別にいつもやってるわけではない」

長月「全然全然。伝統とかじゃなくて、ただ単にスポーツ好きな人たちが”体育祭やろうぜ!”って言ってインスタとかで集まって、って言って。」

長月「それこそ、立飛のこの前行ったところのフットサル場を一面借りて、皆で体育着着て、やったねー。なんか参加しちゃったねー。」

中村「コスプレじゃない?」

長月「うるさいうるさいうるさい。違う違う違う。」

中村「違うんすか?」

長月「やめてやめて、コスプレって言っちゃいけない。」

中村「まあ、そうだね。」

長月「まあ、うーん。」

中村「まあ、いいんじゃないすか、別に?大学生が、」

長月「まあ、30何人いたから。」

中村「赤信号ね」

長月「そう、皆で渡れば怖くない。」

長月「まあ...コスプレだよね」

中村「いいんじゃないすか。まあまあまあ。」

中村「修学旅行ってなんだったん?」

長月「あ、だから、奈良京都。っていう話であってる?」

中村「多分そう。多分そう。」

長月「修学旅行ってなんだったん??」

中村「最初に言ってなかった、修学旅行の話。」

長月「言った言った。高3の4月にね」

中村「そう、高3の4月。」

長月「それも3泊4日で、奈良奈良奈良京都だったんだけど。」

中村「奈良多くない?」

長月「違うの、こっからが面白いの。」

長月「で、コロナがやっぱりひどいからっていうので、奈良奈良奈良奈良旅行になった。」

中村「え、やばくない?ははははは。」

長月「あ、でも最終日、だから奈良奈良奈良、1日に奈良京都。京都は半日くらい行ったの。」

長月「バスで通って。三十三間堂行って、うわー金ピカが千体もいるーって言って帰ったの。お土産皆京都で買って。」

中村「半日の京都で三十三間堂選ぶの?」

長月「違うの、だから、あもともとのプログラムでは好きな道を選んで、例えば哲学の道コース、嵐山コース、」

中村「哲学の道コース...」

長月「哲学の道って知ってる?」

中村「知らないです...」

長月「京都にある観光名所的な、銀閣寺とかそこらへんかな?私もあんまり覚えてないんだけど。」

中村「へー」

長月「っていうふに、自分たちで好きなコース選んで、自由見学があったんだけど、自由行動がなくなって、三十三間堂だけ行って、京都駅行って、皆八つ橋とか買って帰るんだけど。」

長月「実情は、ずーっと奈良で大仏を見てた。」

中村「ははは。まじでさー。何で奈良、奈良往復した?」

長月「分かんない。まじで意味わかんないもん。マジで解せない。自由行動を楽しみに最初の寺とかを、我慢...」

長月「結構面白かったのよ、私は好きだからさ。楽しかったけど、さすがに飽きてくるのね。」

長月「なんかねー、本当に、仏像見るじゃん、仏像を見て、バスに乗って、また仏像を見るの。で、バスに乗って、また仏像を見るの。」

中村「東大時しか知らないよ?」

長月「だから、山を上っていくと思うじゃん、したら仏像を見るの。で、お坊さんの話を聞いて、山を降りて、仏像を見るの。」

長月「で、鹿を挟む。」

中村「え、仏教系の学校だっけ?」

長月「え、キリスト教。」

中村「は?わけわかんない、わけわかんないじゃん。」

長月「バリバリプロテスタント。」

長月・中村「はははははは」

中村「ははは、まじで訳分かんないじゃん。」

長月「マジで訳分かんないよね。私もそう思う。プロテスタントの学校です。」
長月「宗教色強すぎて、宗教団体って呼んでた、私達。学校法人じゃなくて、宗教法人じゃんだ、って。」

中村「奈良ね。奈良京都は小学校のとき行ったね。あの、全然覚えてないけどね。」

長月「小学校のときなんだ。」

中村「多分西側の学校だと、」

長月「あー、そっか、そうだよね。」

中村「僕中部だけど、小が奈良京都で、中が東京みたいな、多分そっちだと逆でしょ?逆だったりしない?」

長月「え、小学校の時は、えっとね」

中村「あ、そもそも東京か」

長月「ん?東京には行かないよ。東京には行かないわー、だって東京に住んでるんだもん。」

長月「なんかね、長野とか、静岡とか、伊豆?とか、小学校の時はね。」

長月「あれかな、日光に行くっていう人も結構いたんだけど、私は行かなかった。」

長月「中学ね、東北行った。東北一周した。あれ、楽しかったなー。」

長月「えなんか、なんだろうな。修学旅行の夜とかって、え、なんか恋バナとかするの?」

中村「恋バナ、は、どうだったけな...まじで小学校の時の記憶ないからな。」

中村「小学校のときはまじで奈良県に明石家さんまの実家があるってことしか覚えてないからな。」

長月「どういうこと?」

中村「なんかバスガイドさんが行ってた。」

長月「そこだけ覚えてんの?なんかよくわかんないわ。」

中村「そこしか覚えてないから、あれで。中学校は、」

長月「中学校は?」

中村「中学校なんだっけな、そうだ1日目ディズニー行ったんだっけな。確か2泊3日だからディズニー行って、近くのなんかマジで狭い、なんだっけ、ダブルくらいの部屋に泊まった気がするな。」

長月「2人部屋?」

中村「2人、いや4人かな?」

長月「ダブルが2つみたいな?」

中村「まあ覚えてないけど、で、マジで疲れてるから寝たね。」

長月「あー」

中村「で、その次の日は民泊で、クラス全員で富士山の回りの民泊に泊まってクラスで寝たんだけど、」

長月「え、男女」

中村「男女じゃないです。さすがに。」

長月「分けるよね、さすがに。びっくりしたよ、皆でって言うからさ。中学って恐ろしーって思っちゃった。」

中村「さすがにないですよ。中3ですよ。」

長月「ごめん、まじで。言葉のあれ気を付けて。」

中村「で、男どもで。」

長月「でもいいね、皆で泊まるとか。」

中村「で何話したか全然覚えてない。」

長月「夜まで話した?」

中村「それも覚えてない。まじで、」

長月「何覚えてんの?ははは」

中村「いや、あの小中のときは、全て高校に期待をもって、高校こそが人生の本番だ、っていうあれで、早く終わんねえかなーってずっと思ってたから。まじで覚えてないんだけど。」

長月「あらー、シャイボーイ、シャイボーイではないか。」

中村「シャイボーイではないね」

長月「シャイボーイとはまた違う、なんだっけ、斜に構えボーイかな。」

中村「斜に構えボーイ。分かんないけど。」

中村「で、まあ高校ですよ。高校で、最初に行った林間学舎がありまして。」

長月「そうじゃん。仲良くなってきたところだ、クラスで。」

中村「そうだね。何話したっけな。」

長月「それも覚えてないの?それも覚えてないのー?」

中村「そうだ、夜は、友達と麻雀とカップ麺を食べる回を開こうと思ってたんだけど。で、麻雀牌と麻雀のマット、を持ってって、カップ麺もそこで買って。」

長月「なんで、そんなおじさんみたいなことすんの?」

中村「だからまじで、恋バナしなかった。」

長月「麻雀してたの?」

中村「しなかった。」

長月「食べれた?カップ麺」

中村「それが、マジで疲れすぎて、麻雀もせず、カップ麺も食わずに終わって、持ち帰った。」

長月「はははは、ダサいって。いっつも、いっつも疲れて寝てるじゃん。」

中村「疲れるじゃん、普通。」

長月「でも私そういうの起きちゃうんだよね、疲れてても。」

中村「友達の1人は、魔剤、なんだっけ正式名称は...。モンスター。」

長月「モンスター、魔剤、そっちが先にでてくるの?」

中村「通称魔剤っていうんですけど、」

長月「そうなんですかー」

中村「飲んでたけど、そいつが一番先に寝ました。」

長月「効かなすぎるでしょ、210円意味ないねー高いのに、モンスター。」

中村「マジで、宿泊の夜は何もない。そう、」

長月「高校林間学舎だけなの?」

中村「言ってなかったですね、うちないんですよ、修学旅行。」

長月「えー、進学校?」

中村「進学校ではある。」

長月「あー大変だー。」

中村「うらやましいなー修学旅行。」

長月「うちもねーそれこそ高2はない。忙しいから、部活が。」

中村「あ、そういうことなの?」

長月「うんなんかね、幹部学年じゃん。で、忙しいから、いやもう正式な理由は分かんないけど、高3の4月に行かせて終わり、みたいな。」

中村「へー」

長月「高1は一応あの、平和学習、で、広島に行くのね。旅行は旅行なんだけど、私達それなくなっちゃって。」

長月「ただ、結構ラッキーで、高1の広島は、本当に自由行動2時間で、残りはがっつり平和学習をやるの。1泊2日。」

中村「多すぎるよな。」

長月「普通に、ヘビーではある、ちょとね。」

長月「しかも、先輩方のえっとね、3個上の先輩があの、ホテルであの、ホテルのエレベータあるじゃん。あそこでタワテラごっこやって。」

中村「タワテラ?」

長月「タワーオブテラー。」

中村「あー。」

長月「ディズニーシーのさ。」

中村「ぎゅーんみたいな。」

長月「よく分かんないんだけどさ、その状況が私は、良く分かんないだけどそれで出禁になって。」

中村「あははは」

長月「そのホテルうちの学校はもう泊められません。ってなって。」

中村「そうなんだ」

長月「で、レビュー最悪のボロボロの旅館、にその次の代からなっちゃってて。」

中村「かわいそう。」

長月「ご飯が本当においしくない。で、先輩のうわさによると、冷凍のお好み焼きが中が冷たいお好み焼きを食べます、みたいな。」

中村「やばいな」

長月「本当によろしくない宿、っていうのが決定してたのね。」

中村「あー」

長月「だから、まあ、正直なことを言うと、そこが抜けて一番楽しいのが高3の4月もそうだけど、中3の旅行も結構楽しいのよ。中3の旅行行って、高1の旅行なくなって、で、高3の旅行行けたから。うちの代って結構恵まれてるのよ。」

長月「だから、まあそこは良かったな、って感じ。」

中村「女子高ですもんねー」

長月「なんですか?」

中村「女子高ですもんねー」

長月「なに?」

中村「濃そうですねー、色々そういう宿泊行事。」

長月「え、どういうこと?」

中村「濃いエピソードが、濃度の高いエピソードが。」

長月「濃度の高い...そんなないけどねー」

中村「女子高って変だと思ってるので。中身が。」

長月「正解だよ。歪だよ。」

中村「ははは」

長月「あ、あともう1個あった。宿泊行事。」

長月「一番これがやばいと思うんだけど、高3の夏に修養会をやるんです。」

長月「キリスト教系の学校じゃないですか。」

中村「あーなるほどね。」

長月「それこそ、さっきの討論会の話でたじゃないですか。あれを3日間でやります。」

中村「ながー!」

長月「ずーーーっとディベート。3日間かけて。本当は2泊3日で、泊まり込んでやるんだけど、謎のコロナのあれで、1日学校でやって1泊2日する。っていうのがあって。」

中村「謎だね。」

長月「講演会を挟みつつ。グループを変えて、ずーっと討論する。」

中村「テーマは?」

長月「テーマも自分たちで決めるっていうので。

長月「テーマがまじで難しいんだけど、”私のコア”」

中村「コア、核?」

長月「核、コアがテーマなんですよ。」

長月「で、”あなたたちは○○をもっています”。」

長月「これは、解説をしたほうがいいと思うんですけど、これは、あの」

長月「これ、まじで恥ずかしいな。自分の学校のあれを言うのまじで恥ずかしいんですけど。」

中村「はい」

長月「自分の学校を設立した人たちが、学校燃えたんですよ、1回、ずっと昔に。」

中村「あー」

長月「そのときに、燃えた学校を見て、あこれ伝説ね。燃えた学校をみて、で皆来るの燃えたことを知らずに。で呆然と立ち尽くす人達に、設立者が”あなたたちは”聖書をもっています。だから自分に身を修めなさい”っていう名言を言うのね。」

中村「火事と関係あんの?それ。」

長月「....で、皆である讃美歌を歌って、おおーみたいな。」

長月「まあ、モットーっていうか、うちは校則が4つしかなくて、なんでかって言うと、聖書持ってるからそれでいいじゃん、っていう。」

中村「あーなるほどね。」

長月「それでいいじゃん、っていうか、自分は自分でやりなさいよ、って感じなのよ。」

長月「だから、そこから引用して”あなた方は○○をもっています”」

中村「○○っていうのは別になんでもいいの?」

長月「そう、何でもいい。だから、まあコアとなるものとか人とか、そもそもコアってなんだろう、みたいなことが、まず主題で。」

長月「それについて、2,3回話して。そっからまた別のテーマ、それは自分で選択できる結構ある社会的な問題。女子高だし、女らしさ、とか差別、とか。そういういわゆる社会的な問題について自分が関心のあるトピックを選んで、少人数で話あう。」

中村「うん」

長月「で、最後に、議論ででたようなことから、テーマを抽出して全体会よ、それこそ。全員でっていうのをやるんだけど。あれはね、結構楽しいのよ。」

中村「あ、楽しいの?」

長月「楽しくはないんだけど、めっちゃ頭使うの。脳みそどろどろに溶ける感じ。」

中村「真面目だねー」

長月「すごいやっぱ楽しくて。だから、そのなんか帰った後も興奮冷めやらなくて。」

長月「私いつも同じ3人で学校から、最寄りがたまたま一緒で帰ってたんだけど、なんか、まだ話したりね、ってなって。途中スタバ行って。3時間くらい討論の延長してて。」

中村「スタバで?」

長月「スタバでそれこそ結構濃い話をした。」

中村「え、その社会系?」

長月「いや」

中村「コア?」

長月「コア、っていうか」

長月「んーーーー...まあ恋だよね、恋バナですね。恋バナ(哲学)みたいな」

中村「濃い恋バナね。」

長月「濃い恋バナ。恋愛哲学だね。恋愛経験もないくせにあの、そう、恋愛について語ってた。3時間スタバで。」

中村「スタバで。」

長月「でっかい荷物をもったまま。あははは。」

中村「あはは。異質すぎる」

長月「まあなんかもうよく分かんないんだけど。」

長月「まあ結構めっちゃ楽しかった。楽しかったっていうか、行く前は高3の夏だし、めっちゃだるいのよ、皆。結構受験ガチ勢みたいな人が多いから。説明の時も内職して、取り上げられてみたいな人も多かったんだけど、」

長月「なんか行くと皆、”あ、なんか良かったー”みたいなことを言い出すみたいな」

長月「あれは、いいイベントだね。」

中村「いいイベント」

長月「あれは、濃いね。濃いねー」

中村「濃い」

長月「それこそ、結構とんでもない人生を抱えている人がさらっとそういう話をしたり。」

長月「友達は朝まで話したって言ってたし。それこそ、夜泊まる時に。恋バナをしたりね」

中村「濃い恋バナ」

長月「濃い恋バナ。まあ、そんな感じ?」

中村「いいな、宿泊したかったな、もうちょっと。」

長月「何でないんだろう?遠足とかは?」

中村「遠足はね。一年生がさっき言った林間学舎に」

長月「行ってる間に?」

中村「行ってる間ではなくて」

長月「ではないのか。先読みしちゃった、ごめんね。」

中村「林間学舎の説明会をする日にどっか行く。」

長月「なるほど。」

中村「1日だけね。まあ、その1日だけ、遠くても隣の県のこっち側寄り。」

長月「見えない、見えないよ。」

中村「こっちって言うのは、高校がある県寄り。」

長月「県寄りね。私ラジオリスナー、でしょ?あなたもそうでしょ?」

中村「そうだね、そう。」

中村「だから...1年のときは覚えてないな、あ、1年はないんだ。」

長月「自分で言っといてさ。私でも分かったよ、今。やばいって。」

中村「2年はなんだか分かんないとこに行くか。雨だったらなんか名古屋市科学博物館みたいな。雨だったんで、そっち行って。」

中村「3年は、ながしまスパーランドってご存じですか?」

長月「知ってます。」

中村「おーご存じ。あんまり、なんかこっち来てから言っても伝わらない人がいるんですけど。」

長月「うそ?結構有名じゃない?」

中村「そうですよね。スチールドラゴンとか。」

長月「あ...ちょっとごめん。そこまでは知らないな。すいません。」

中村「すごい、まあ。」

長月「何で有名なんだっけ?すごいんだっけなんか?」

中村「スチールドラゴンとか、嵐とか、ホワイトサイクロンはもうないけど。まあ、富士急の三重版だと思ってくれればいい。」

長月「分かった分かった。」

中村「行ったんだけど、」

長月「三重版ってつくとなんか、ちょっと。すごく..ああ、まって失礼。三重県民の人も聞いてるかもしれないのに。」

中村「あ、ごめんなさいね。」

長月「ここにいるかもしれない。」

中村「あの、まあ遊園地行きました。」

長月「いいじゃん、遊園地行くんだから。」

中村「行くときに、まあわりと別に誰とでも良かったんだけど、僕の交友関係は、前にも言ったかもしんないけど、いろんな人と話します、だけど、グループとか関係なく色んな人と仲いいけど、グループ内にいるほど関係強くないので。そういうときに」

長月「こういうときに困...るよね。どうしたの?」

中村「困っちゃうんですけど。わりと、グループが強く固まってるわけじゃないし、理性的な人が多いから、いじめ的にはなんないんだけど。」

長月「ハブりみたいなのはないよね。」

中村「全然ないんだけど」

長月「なんとなく、こう...」

中村「ちょっと行きづらいな、っていうのはあるんだけど、なんどか割と早めに入って行ったんだけど。」

中村「そこのグループがあんまりアトラクションに興味なくて」

長月「富士急の三重版に来てるのに?」

中村「で、その、併設されているというか、ながしまスパーランドその色々遊園地の場所もあるんだけど、温泉の方に行こうってなって。」

中村「1日中温泉行きましたね。それはいいんだけどね。」

長月「あ、良かったの」

中村「温泉好きだし、」

長月「いいやつだね」

中村「構わないんだけど、まあ、そっちかとはなるよね。」

長月「まあ、そうね。私も正直アトラクション乗れないから。温泉だったら、温泉だーってなるけど。乗れる人間にとっては、」

中村「まあ別にいいけどね。いいけどね。」

長月「なんかその、別にいいけどね。」

中村「いいけどね。」

長月・中村「ははは」

中村「それが高3の遠足でしたね。」

長月「宿泊行事とかないと、やっぱなんかさみしいね。」

中村「淋しいですよ。」

長月「仲を深める的な。お祭りの期間とか、クラスで行動したりするの?」

中村「それも、わりと、その辺はわりとどこの文化祭とも一緒だと思うけど」

長月「うち文化祭、完全に部活でやってたんだけど。」

中村「クラス単位とかないの?」

長月「中1だけクラスごとにやるの。で、中1は劇をやるか。クラスで展示をするか選べて、クラスごとに。で、それより上は、もう部活だけ。」

中村「えー」

長月「でもう、私は演劇やってたから。中2以降公演の準備と、公演ない日は遊んでた。」

長月「まあ1日は来なくてもいいしね。だから来てなかったよ。」

中村「うちは、まあ基本的に1,2年は模擬店なり、展示なり。まあコロナだったんで食物、食材、違うな、」

長月「食品!」

中村「食品はできないんだけど。」

長月「しょくもつ...」

中村「食べ物ね」

長月「食べ物、はははは。フード。」

中村「そう。できないんだけど、どこもミステリーとか謎解きとかお化け屋敷とか、かぶってんな、って思いながらやってた。」

中村「で、高3は劇をやるんだって。」

長月「結構そういう学校多いよね。クラス単位みたいな。」

中村「で、劇やって。大抵、なんだろうな、今年は”4月は君の嘘”とか」

長月「をやるの?」

中村「をめちゃくちゃ短縮して、あ、でもいうて90分だけど。そういう、しんみり、しっとり系か、1クラスだけミュージカルをやるか、みたいな。」

中村「たいていしっとり系なんだけど、うちのクラスはそれから脱却したいってことで、」

長月「逆張っちゃった?」

中村「逆場っちゃって、カイジ。」

長月「え?」

中村「カイジ。」

長月「ひょっとして、あれ?紘夢のさー、なんかのなんかの写真でさ、あれ、」

中村「そうだね、初期の、大学は行ってすぐの頃のLINEの背景はカイジのやつだね。」

長月「え?違うあれよ、あれ、なんだっけな」

中村「あー、7月公演のnoteのとき」

長月「あれ、カイジ?」

中村「カイジ」

長月「主役やったの?」

中村「エピソードがあって、」

長月「なになに」

中村「逆張ってカイジにしたはいいんだけど。役者集まりました、そこから主役を決めるんだけど誰もやりたがらないの。」

長月「あるよね。」

中村「一応僕は2年のときの1年間だけだけど、演劇部だったんで、まあ」

長月「なるよね、なっちゃうよね」

中村「でも、あくまで僕はサポート側にいようと思って、」

長月「そうだね」

中村「上演出あたりと、まあモブの役者を兼職しようかな、って思うわけですけど、全然でないわけですよ、マジで。」

中村「一時期、誰かを無理やりやらせて、その子が役者グルから抜けちゃったてのもあって。結局取り戻したんだけど」

長月「やばいねー。無理やりはよくない」

中村「2,3週間くらいずっとその話をして、しゃあないな、ってなって僕やりましたけどね。」

長月「お疲れ。ウケた?」

中村「いや、めちゃくちゃ評判は良かった。俺的にもやりやすかった。やりやすかったっていうか爆発系の方がやりやすいんだよね、なんか、こう。」

長月「爆発するっけカイジって。”どおしてだよー!”か」

中村「そう、”と゛お゛し゛て゛た゛よ゛お゛!”」

長月「やった?」

中村「やった、ラスト、ラストの、」

長月「あれは?”キンキンに冷えて...”」

中村「やった」

長月「聞かしてよ、やってよ。」

中村「ラストのオチ、オチに」

長月「オチ?」

中村「オチというか。そう、ゲームをやり終えました、賞金を持って帰ります、一応カイジを元にしたオリジナル脚本ではあるんだけど、カイジ役でやって」

中村「勝って、居酒屋で、”乾っ杯~!” ごくごくごく  ”かぁ~っ!キンキンに冷えてやがるっ・・・”ってやったね」

長月「お~!」

中村「”悪魔的だ~!”」

長月「はっははは。いいね。コギトでもやろうよ。ははは」

中村「当時こんな感じだったかは覚えてないけど。で、なんかその、その乾杯して、飲んだくれて寝ちゃって、一緒にいた友人が起きたらいなくなってて。」

中村「で、お会計って言って賞金を取り出そうとしたら、友人にパクられてて、」

中村「”と゛お゛し゛て゛た゛よ゛お゛~~!!!”って叫んだ。」

長月「ここ、喫茶店!はははは。静かにー」

中村「あー店員さんごめんなさい。」

長月「ごめんなさいー」

中村「あーコーヒー冷めちゃった。」

長月「コーヒー冷めちゃったね、微糖が美味しくなくなっちゃった。」

中村「っていうのをありったけの声量、エネルギーを出して。」

長月「気持ちいね」

中村「そう、めちゃくちゃ気持ちよかった。」

長月「最高じゃん。そんな役やったことないなー」

中村「で、まあ割と評判良くて、なんだっけな。友達の親御さんから聞いたのは、その..酒の飲み方がめちゃくちゃそれっぽいって言われた。」

中村「別に飲んだことなかったんだけど」

長月「いいじゃん。」

中村「のど越し感とか、枝豆の食べ方とか、めちゃくちゃ親父臭いって言われたね。」

長月「私も酔っ払いの役やったの。」

中村「お~」

長月「中3のときに、酔っ払いの、おばさんの役で、何歳になったんだろうな...56かな?」

中村「56?」

長月「設定では56歳ってことになってて、中3でやったんだけど、酔っ払いがうまくできなかったてか、そのころ、今もだけど、ギャグに振り切れなくて、ちょっと後悔してるんだけど、すごい大変だった覚えがあるっていうか..」

長月「千鳥足で介抱されながら、酔っぱらいのセリフを言うっていうのがあって、それが上手くできなかったんだよねー。だから酔っぱらいの演技ができるのはいいと思う。」

中村「そうですか。」

長月「すごいですね。」

長月「それこそ、ずっと演劇をやってたから。文化祭が一番なんか高校の私の青春というか、それこそ私が最後演出だったから。引退のときに演出やって。」

中村「あー、そっかそっか。」

長月「それがね、自分で言うのもなんだけど、めっちゃ良くできたの。」

中村「あー良かったね。」

長月「だからね、ずっとまだ忘れらんなくて。見たときの本番終わったときの気持ちが。それでずっとやってるっていうのもある。」

長月「もっと色々理由はあるけど」

中村「はい」

長月「カイジ、やろう!」

中村「ちょっとやだなー。でもそういう系のキャラはやりたいかも」

長月「それこそ叫ぶ役やりたいがちだよね」

中村「叫ぶ役やりたいがちですよね。普段できないことをしたいよね。」

長月「中学校のときはあんまそんなやってなかったから。あんま、主役とかやんなくて。皆結構我が強いじゃん。演劇やってる人って。」

中村「うん。」

長月「そこまでじゃなくて、脇を添えたくて。だからずっと変な役というか皆がやりたがらない役をやってたの。」

長月「それこそ、おじさんとか。おじさん3回やったんだよ、私。」

中村「はははは」

長月「おじさん、本当に3回だな。医者のおじさんでしょ。」

中村「医者のおじさん。」

長月「だから、息子も、息子も2回いた。」

長月「最後、引退するときは演出だったから、その1個前が出る側の引退だったんだけど、その時はお父さん役だった。パパ、妻帯者だった。」

中村「妻帯者」

長月「それも演劇の醍醐味っていうか、自分からかけ離れればかけ離れるほど、いいなって思ってて」

中村「それはよく分かる。」

長月「やってたんだけど、一番しんどかったのが5歳なんだよね。」

中村「どうぞ!」

長月「いや」

中村「5歳、5ちゃい」

長月「5歳で、すぐ泣くみたいな」

中村「お願いします。」

長月「どんな感じだったけもう忘れちゃったな...で、しかもそれがきつかったのが56歳のおばさんの次にやったの。」

中村「はははは、落差。」

長月「で、年齢差51歳差、って感じでマジで辛かったの。」

長月「どんな感じだったっけ...なんだっけ、”お兄ちゃんどこいったの...ぼくどこに行けばいいの?”みたいな感じで」

中村「ああ~」

長月「恥ずかしいね。まだ恥ずかしさが残ってるね。」

長月「そのとき好きな先輩が、今もずっと好きなんだけど、好きな先輩が引退するときに、”そのときの役がかわいかったです” って書いてあって。私的には黒歴史だから。すごい複雑な気持ちになって。めっちゃ嬉しいんだけど、あれは黒歴史なんだよーっていう。」

長月「もう、さすがに大学生なんで、やりたくないですねー。」

中村「やらないんですかー」

長月「やらないですねー。きつすぎるって。」

中村「そうですかー。」

長月「想像しろよ。私が舞台で”お兄ちゃん”とか言ってたらキモくない?キモいっていったらあれだけど。」

中村「演劇ですから、演劇ですからー」

長月「じゃあ分かった。カイジと5歳で」

中村「カイジと5歳。ははは」

長月「カイジと5歳でやろう。それでいこう。」

中村「子どもの演技って難しいっちゃ難しいよね。」

長月「少年だから少し声を低めにはするんだけど、少年だからあんまりこのくらいこの声だったかな。」

長月「男役だともうちょっと低く。」

中村「ああー」

長月「おじさんだともうちょっと太くしてたの。」

長月「今できるかな....」

長月「恥ずかしい、やんないやんない、やんないです。」

長月「セリフ的には感情が、可愛いセリフとか言い方になっちゃうから、女の子になっちゃう気がして、でも男の子なのよ。でも声が低すぎても変かな、っていうのがあってすごい難しかった。」

中村「確かに」

長月「だから、青年くらいの声かな。まあ、そんな使い分けとかできないんですけど。ひたすら声低くして。」

中村「別の性別の役とかね。経験としてやってみたいけどね。」

長月「楽しいよ。」

長月「まあ、男役しかやらない子もいたし、女役しかやらない子もいたし、私は両方やってたんだけど。」

長月「そのポジションが好きで、何でもできるよね、って言われるのがちょっと嬉しかった。オールラウンダー、ショタからおばさんまで」

中村「ショタからおばさんまで。ははは」

長月「幅広ーくやれてたのが女子高の楽しいところかな。大学に入ると男役とかはやんないからねー。それこそ少年とかは回ってきそうだけど。」

中村「あー、確かにね。」

長月「少年は難しいんだよ。」

中村「少年、難しいよねー。何歳から少年なの?」

長月「え、何歳までじゃなくて?」

中村「あ、じゃあ何歳までで。」

長月「12?小学生じゃない?」

中村「あ、小学生が少年。小学生は」

長月「結構外の舞台でも少年役は女性がやってることが多くない?多くないけど、あるくない?」

中村「まあ、あるね。少年で聞いて、一番最初に思い浮かんだのは、吉本新喜劇の諸見里。」

長月「まって、分からん。」

中村「まあ、吉本新喜劇っていうのがあるんですけど。諸見里っていうめちゃくちゃでっかいちょっと太り気味のめちゃくちゃ滑舌が悪い、」

長月「分かる分かる分かる、あれ、ピラメキーノとかいたくない?なんとかでしゅー、の人でしょ?」

中村「あ、そうそう。のイメージ。僕にとって。」

長月「あれが少年?」

中村「あれが少年。たいていランドセルを背負ってることが多い。」

長月「なんやろうガキ、ガキんちょ、みたいな?」

中村「なにが?」

長月「えっと、その、またそれだったらガキ大将みたいな感じになってもまた違くない?ジャイアンみたいなさ。」

中村「なんの話?」

長月「少年をやるってなったときに、」

中村「少年ね。」

長月「ガキ大将的な役もまた違くない?少年であって少年じゃないじゃん。」

中村「確かにね」

長月「難しいよねー。」

長月「あ、じゃあ、どうだろうな、どんな役やってみたいとかある?」

中村「あの、さんざん言ってるけど。そう。7月公演では、零次くんとかいう」

長月「山葵さんからまだクズ男って呼ばれてたもん。ははは。紘無イコール」

中村「僕が...僕が?」

長月「紘夢のことをクズ男っていってるんじゃなくて、多分クズ男の役をやってた、」

長月「そう、初手零次はね。」

中村「そう、コギトでの実績がそれしかないので、役者としてね。そういうイメージが定着してしまうととてもまずいので。ちゃんと色んなことをやっていきたい。」

長月「カイジだやっぱ。1回挟もう?1回挟んだらいい感じになるんじゃない。」

中村「カイジ....まあでもそうね。ああいうなんだろう、ああいうやつは避けたい。避けたいかな。」

長月「クール系、クズ系?」

中村「クールクズ系」

長月「クールクズ」

中村「クールクズ、クールドジみたいに言うけど」

長月「クールドジ男子」

中村「まあ、離れて、そうね。」

長月「普通にかっこいいもんね、だって。」

中村「零次?」

長月「あなたが。紘夢くんが。声もいいじゃん。」

中村「声...はね...」

長月「見た目もクールな感じじゃん。」

中村「前もさ、彼女いたことないんですか?あ、意外っていうのを大分何回か言われることがあって。」

長月「あ、自分ってかっこいいんだなーって?あはははは」

中村「じゃあ逆になんでできないんだ?ってなるんだよ」

長月「だから、パーソナリティの問題じゃない?はははは」

中村「はははは」

長月「私も分かんないけどね。そんなに問題あんの?皆でも言ってるよ、性格に問題がある、みたいな。」

中村「そう言うじゃん。この歳になってまでいないのは、性格に問題がある、っていうのは世によく言うじゃないですか。」

長月「私にも刺さるね。」

中村「そうだね。いや、あなた女子高だから。僕共学なんですよ。」

長月「待ってください。女子高だからっていう言い訳、多分もう通じない。」

中村「通じないんですか?なんでですか?」

長月「大学入って半年入ったから。はははは。」

中村「ははは。かわいそうに」

長月「友達のさ、インスタのさ。ストーリーとか全然おる」

中村「ああああああ。」

長月「ある友達に彼氏ができて、あの、それであの、別の友達にね、共通の友人にね、あの子に彼氏ができたのちょっとユニコーンかも、っていうのを。」

中村「ユニ...ユニコーン??」

長月「ユニコーンっていうのは、説明すると、ユニコーンっていうのはあれじゃん。」

中村「一本の角のね。」

長月「私はね、夢をもってるものに対して、理想....難しいね」

長月「ユニコーンは、ユニコーンなんだよ。」

中村「えっと白馬の王子様と捉えてよろしい?」

長月「....」

中村「違う?」

長月「それこそ、仲間だと思ってた人に彼氏ができる。その子はずっとその子だけの人生を生きていくと思ったら、男が入ってきた。ああ、夢が壊れちゃった、ユニコーンっていう。」

中村「分かりますか?」

長月「ちょっとスラング?一部のスラングなんで気にしないでください。」

長月「で、あの子に彼氏ができたのが複雑な気持ちになちゃった、っていうのをLINEで送って。」

中村「送ったんだ?」

長月「本当に何でも話す友達がいて、”あの子に彼氏ができたのちょっと衝撃的だ”っていうのを送って」

中村「本人じゃなくてね。」

長月「本人には送ってないよ。でも言ったけどね。”お前~”って。」

長月「で、やっぱ ”環境のせいじゃないね” って、私は環境が女子高だからっていうので思ってたけど、違うんだねって言ったら、なんだっけ、なんて来たんだっけ、”逆に環境のせいだと思ってたの?” ってLINEが来て。」

中村「はははは、強いですね。強い、強いお方。」

長月「え?みたいな、え?ご、ごめなんさい、って言ったら。別に環境ももちろんあるけど、あのその、私のこじらせの問題だ。

長月「私のこじらせの問題が環境のせいじゃないかもしれない、っていうのを送ったの。そしたら、”逆に環境のせいだと思ってたの” って来て。」

中村「なるほどね。」

長月「あ、え、うんごめんなさい、って感じで言ったら、環境が影響を与えてないってこおはないだろうけど、元々の性質がなければ、ないよ、そんなことはない、って言われて。」

中村「あー環境はあくまで、」

長月「だから、あれよ。酸素発生させるときにさ、黒いやついれるじゃん。あれ自体は反応しないけど。」

中村「あ、触媒。」

長月「そう、触媒!女子高っていうのは触媒であって元々あったものがちゃんと開花したってだけで、水をまいたっていうか。私がもともと持ってったこじらせ体質を温床だよね、女子高といところでぬくぬく育てて、ぽいってだしたら、何も生まれない。」

長月「何も生まれない、っていうか、そう。いいかな?もう4年くらい言ってていい?女子高だからって。」

中村「大学4年まで。いいんじゃない?」

長月「いけるかな?女子高だったからねーとかささりげなく言ってればなんか、そうだねーっていうふうに流せるかもね。逆に使ってこう。」

長月「私が言っちゃってるのよ。女子高だからはないよって。」

中村「そうですか。」

長月「ちなみになんですけど、私の兄がいるじゃないですか。」

長月「兄は男子校だったんですね。6年間。プラス1浪人ですね。で、大学行って、今3年生なんですけど、元カノ4人ですね。大学入ってから」

中村「入ってから」

長月「4人できてますね」

中村・長月「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅーー........」

長月「まあ全員とうまくいってないんで、別学ってどっちに転んでもうまくいかない。」

中村「まあ別学はね~」
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日も落ちてきたので、そろそろ喫茶アトリエも店じまいです。
また来てくださいね!

中村くん・長月さん

公演情報

********************
劇団コギト2023年度一橋祭公演
『7×7のモラトリアム』
脚本・演出 高尾友季
「喫茶店は、道の途中で立ち寄る所。そんな場所に彼らは住んでいた。」
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◆出演
伊藤朝輝 杉本周平
羽尻結衣 藤田ひかり 古浜奨真

◆日程
11/24(金) 11:00~ / 14:30~
11/25(土) 11:00~ / 14:30~
11/26(日) 10:30~ / 14:00~
※開場は開演の30分前です。
※上演時間は約80分を予定しております。

◆料金
無料(カンパ制)
*本公演は無料ですが、ご予約も受け付けております。お席はご予約の方を優先いたします。
下記 URL よりお手続きください。

◆会場
一橋大学⻄キャンパス学生会館 1F アトリエ
アクセス
JR中央線 国立駅南口より 徒歩15分
JR南武線 谷保駅北口より 徒歩25分
*会場がわかりにくくなっておりますので、お時間に余裕を持ってお越しください。

◆スタッフ
舞台監督   佐藤愛佳
舞台監督補佐 陽美雄月
演出助手   小田悠生 中村紘夢 らむ
舞台美術   佐藤あい 富田皐央 濱野あすか
       陽美雄月 山田彩絵 リーナ
制作     岩田大煕 齋藤よしみ 298
衣装     近江天音 菅野咲名 土屋陽菜 山葵
小道具    久保聡琉 長月小雨 らむ
宣伝美術   久保田広輝 錆田 ひらお
広報     川井直太郎 川口芽萌子 宮野浩真 山浦弥桜
照明     黒崎陽人 山本翔
音響     中嶋悠太 成田明由
音響補佐   千足海都
作曲     高尾友季
編曲     中嶋悠太
応援     天野友花梨

◆お問い合わせ
一橋大学 劇団コギト

連絡先
cogito.pr@gmail.com (制作 岩田)

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