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'22シーズン 横浜DeNAベイスターズの戦力分析をしてみる

こんにちは、たねです😊

いよいよプロ野球開幕まで2週間を切りました❗️
オープン戦もいよいよ大詰め。各球団、主力選手がスタメンに名を連ね、若手は最後のアピール!
開幕投手も続々と発表されてますね‼️

というわけで今シーズンを占うべく、セ・リーグ6球団の戦力分析や、優勝に向けた投打のキーマン、ブレイク期待選手などについてお話ししてみたいと思います😊

まずは前年最下位の「横浜DeNAベイスターズ」から。

昨季の振り返り

✅主なスタメン

1:(中)桑原将志 右(.310 14本)
2:(遊)柴田竜拓 左(.234 2本)
3:(左)佐野恵太 左(.303 17本)
4:(右)オースティン 右(.303 28本)
5:(三)宮崎敏郎 右(.301 16本)
6:(二)牧秀悟 右(.314 22本)
7:(一)ソト 右(.234 21本)
8:(補)伊藤光 右(.213 2本)
9:投手

✅主な先発ローテ&勝利の方程式

・大貫晋一 右(4.34 6勝7敗)
・今永昇太 左(3.08 5勝5敗)
・濱口遥大 左(3.94 5勝7敗)
・ロメロ 右(3.01 5勝3敗)
・坂本裕哉 左(5.25 4勝6敗)
・京山将弥 右(4.97 2勝7敗)

・エスコバー 左(3.38 61試合 32H)
・山﨑康晃 右(3.27 60試合 30H)
・三嶋一輝 右(4.08 59試合 18S)

✅2021シーズン総括

2021シーズン最下位に沈んだ最大の要因は、開幕直後から膨大な借金を抱えたこと。主力のFA流出や今永&東の不在に加え、助っ人の入国が遅れ、戦力が揃わないまま開幕を迎えるという誤算。

結果3月・4月だけで6勝21敗4分と借金15。大型連敗を繰り返し、負の連鎖を止められなかった。

助っ人合流後、中盤から盛り返すも投打は噛み合わず、借金返済とはならなかった。さらには終盤オースティンの怪我離脱で再び失速し最下位に終わった。

ここからは昨シーズンの成績や結果を元に、ベイスターズの強みと課題について見ていきます。
下位のチームは自ずと課題が多くなりますが、その点はご了承ください🙇‍♀️

DeNAの武器

以前こちらの記事でも、DeNAのポジ要素をまとめてます⬇️

改めてストロングポイントを見ていきながら、さらにオフの補強や育成中の若手など、どれだけ上積みがあるか、あるいは戦力低下など不安要素があるかについて見ていく。

✅強力打線

チーム打率.258(2位)、OPS.721(2位)など打撃成績は軒並みトップ3以内。打率3割到達者5人、2桁本塁打6人という、確実性も爆発力もある打線がDeNAの強み。

→2022年戦力分析

FA取得の宮崎、助っ人2人が残留となり、心配された戦力ダウンは無かった。2年目となる牧に関してはミートポイントも広く選球眼もある。コース別でも左右でも打率に差はなく、2年目のジンクスを感じない安定した成績を残せると見込んでいる。

オフに日ハムから大田泰示を獲得、さらに楽天からは藤田が復帰。実績のある2人がチームにどんな化学変化をもたらすか?

また未来の主軸候補・細川や、昨季代打で結果を残した楠本がキャンプからアピールを続けており、打線はさらに活気付くと予想。

懸念とすれば、佐野の復帰時期、ショートに誰を置くか、捕手が打撃面で戦力となれるかといったところか?

✅左右バランスの良い投手

先発・救援ともに左右のバランスはここ数年でかなり良くなっている印象。防御率こそ悪いが、他球団に比べても頭数は揃っていると見て良い。

→2022年戦力分析

大幅な戦力ダウンもないが、戦力補強や上積みもない印象。こちらは、次の"課題"の項目で詳しく見ていく。

DeNAの課題

続いてはDeNAの課題について見ていく。合わせて今季どの程度課題が克服できそうか、補強等確認しながら個人的見解を述べてみようと思う。

✅防御率の改善

チーム防御率4.15(6位)、QS率40.6%(6位)、失点624(6位)と投手成績はほぼリーグワースト。投手力に課題があることは明白。得点がリーグ2位にもかかわらず、得失点差で大幅なマイナスを出している現状の改善がなければ、上位浮上は望めないだろう。

→2022年戦力分析

結局、投手課題がほぼ解消されていないのではないか?というのが個人的見解。東がローテに加わるのは非常に頼もしいが、山本由伸級の貯金を作れる程ではないと思う。
ローテ入りが確実視される大貫やロメロ、オープン戦好調の坂本や入江、石田の先発復帰は好材料ではあるが、個々の課題(制球力や被本塁打など)が克服されているかといえば微妙な気がしている。

さらにエース今永は故障で、開幕に間に合うか不透明。すぐに戻ってくるだろうがやはり不安はつきまとう。TJ明けの平良も今季はリハビリに専念。

頭数は揃っているのに、相変わらず投手の怪我人問題が解消されないのは、練習メニューや環境、トレーナー等含めて見直すべき問題があるのでは?と勘繰りたくもなる。

ドラ1小園はかなり有望かつ即戦力タイプではあるが、じっくり育てて宮城・奥川・佐々木のような存在になることを期待したい。

✅勝利の方程式の確立

三浦監督の想定どおりにいかず、流動的な起用が続いたブルペン陣。様々なパターンを試したが、正直上手くハマったとは言えない。ブルペン整備、とりわけ勝ちパターンの確立は急務。

→2022年戦力分析

三上・伊勢・山﨑・三嶋らは順調な仕上がり。砂田や田中などサウスポーも元気で、ドラ2徳山もポテンシャルの高さを見せている。しかしDeNAは先発完投型はそれほど多くない印象で、延長12回を見越してもブルペンの層は厚くしたかったはずだが、若手の押し上げという面でも物足りなさは残る。

また抑え候補として、ヤンキースやオリオールズでプレイしたクリスキー投手を獲得。近日中に来日とのことだが、デビューは4月以降となる見込み。

あとは外国人枠をどう使うか。オースティン&ソトが外せない以上、残り登録3枠ベンチ2枠をロメロ・エスコバー・ピープルズ・クリスキーの4人で争っていくこととなる。

この辺りを首脳陣が上手く管理できるかが鍵となりそう。

✅捕手の底上げ

昨季のDeNAは戸柱・伊藤・山本がそれぞれ50試合前後と、かなり起用がバラついた。最近は投手との相性などを考えて、捕手を流動的に使うのが主流になりつつあるが、やはり軸となる選手は必要。ここ数年で100試合以上スタメンマスクを被ったのは、2016年の戸柱しかいない。

ある程度メインを固めた上で、捕手の能力を全体的にあげていくことが、防御率改善の近道になるのではないかと思う。

→2022年戦力分析

補強は特になく、育成ドラフトで高卒1名を獲得したのみ。結局誰を軸にするのか問題は未だ不透明で、2022年も日替わり起用は続きそう。

バッテリーコーチとして相川コーチが古巣復帰。若手捕手育成と、全体的な底上げにその手腕を発揮出来るかに期待するしかない。

✅機動力アップ

昨季の盗塁数31はぶっちぎりのワースト。
相手バッテリーにプレッシャーを与える意味でも、足を使えるに越したことはない。昨季も走力強化を明言しながら、結局は勝つために打力重視のオーダーを組むしかなかった三浦監督。走れる選手を打線に組み込めるかどうかが、さらなる得点力UPに繋がるはず。

→2022年戦力分析

走力UPの核となるはずだった森が開幕絶望。ショートに誰を据えるかによるが、森ほどの機動力は見込めない。神里も昨季は打撃で制裁を欠き、オープン戦も好調とは言えない。
現時点でスタメン候補を考えると、状況は好転しているとは言い難いが、新戦力に目を向けると、走攻守揃ったドラ6の梶原や、育成3位の俊足大橋は即戦力として早い段階で一軍起用はありそう。

ただ機動力アップの最大の補強は石井琢朗コーチでは?と個人的に思っていて(笑)、その点では希望があると見ている。ひとりのスピードスターを育てるより、チーム全体としての走力意識向上、バントや足を絡めた緻密な作戦と効率良く得点を稼ぐという点では、彼ほど最適な指導者は居ない。

何よりは1日も早い森の復帰を願うばかり。

投打のキーマン&ブレイク期待選手

最後に個人的に上位浮上の鍵になるだろうと予想する選手、今季ブレイクを予感させる若手選手をピックアップしてみます。

✅山﨑康晃投手

ベイスターズファンでなくとも、やはり山﨑の復活を待ち望んでいる野球ファンは多いはず!

ベイスターズ投手陣は比較的若い選手が多く、精神的主柱というかリーダー的な存在は重要。先発でいえば今永であり、ブルペンなら康晃だろう。

今シーズンから延長12回が復活することを考えても、救援陣にかかる期待と負担は大きい。康晃が安定感を取り戻し、ブルペンの柱としてどっしり構えていてくれれば、これほど頼もしいことはない。
三嶋やクリスキーから守護神を奪い返すくらいの覚悟でシーズンを戦い抜いてくれることを期待したい!

あの頃の輝きをもう一度✨
頑張れ!ヤ・ス・ア・キ❗️

✅桑原将志選手

昨季不動のリードオフマンとして打線を牽引し、キャリアハイとなる好成績を収めた桑原。

機動力に課題のあるチームの中で、現状足が使える打者でスタメン候補は桑原しかいない。今季も彼が一番に座り、盗塁を仕掛ける、バッテリーを揺さぶることが出来るかどうかが、勝敗を大きく左右する。まさに打のキーマン❗️まぁあくまでオースティン・佐野・宮崎らが打つことが前提にはなっちゃうけど(笑)

一度は崖っぷちを味わった桑原が、2年続けて切込隊長としての役割を果たせるか、注目したい‼️

✅細川成也選手

個人的にかなり期待している選手。
プロ初打席初ホームランの鮮烈デビュー、イースタンリーグ打撃部門独占など、嫌でも期待が膨らむ大器。未だ一軍での実績は乏しいものの、俊足・強肩・パンチ力と素材は超一流で、まさに"ロマンの塊"。

キャンプからアピールを続け、オープン戦でも2ホーマーと結果を出しており、怪我の佐野に代わって開幕スタメンを勝ち取ることも現実味を帯びてきた。

将来的にベイスターズの4番を担う右の主砲が、覚醒を待ち続けたファンの前でそのポテンシャルを発揮し、躍動する姿を是非見たい‼️

長々とお付き合いありがとうございました😊
次回は昨季リーグ5位の中日ドラゴンズの戦力分析をする予定です。

それでは、また👋

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