再び舞台に立つ思い〜遠き明日への子守唄〜

お久しぶりです。
久しぶりnote更新でうまく文をかけるか分かりませんがお付き合いください。

まずこの度はマーダーミステリー「遠き明日への子守唄」の舞台に出演することになりました。

多分この作品でなかったら舞台に再度乗ろうと思わなかったと思います。

少しだけ今までの事を話します。
私はずっと会社員と女優業を並行してやって来ました。それをくだと思ったこともないし、演出家やメンバーに許可をもらって稽古や本番の休憩中パソコンで作業したり連絡返したりなど寝る暇、休む暇を削り動いていました。

ただ、私も社会人6年目、芸歴8年に実はなる女でして、会社の中でも責任がある立場になり、舞台に出れば座長などを努めさせていただくようになりました。

しかしどちらも立場が上になるということはどちらも休めないということ。仕事量が多くなるということ、責任が今まで以上にあるということ。

分かっているし、出る度に説明していたものの「それでも」とありがたい返事を受け出演をしていました……。しかしながら当たり前のごとくメンバーはそんな事許せる訳でもなく演出家さんも蓋を開ければ稽古にになぜ来ない!の嵐…。

「その通りです」

言い訳がしたい訳でもないのでグッと混み上がる気持ちを唾と共に飲み込むしか出来なかったのです。
更には会社も最初は稽古があるというのを了承していたしタスクをこなしていれば問題ないと入ったはずが、気がつけばタイムカード制に、稽古が終わり23時くらいから会社へ戻り朝7時まで働き、1時間仮眠。近くの満喫でシャワーを浴びてまた稽古みたいな日が増え気がつけば体もメンタルもボロボロ。
文字が全く文字と頭で認識できなくなり文章が読めない。またストレス性吃音症になり社長とコミュニケーションがとれない、舞台の稽古場に行っても台本が読めない、話せない。
そんな事が続きもう辞めると決意したのです。

そろそろ安定した職1本に就いて平和に過ごそうと決意したのです……

元々サポート業務も好きだった私は映像制作に入り大変ではあるもののやりがいを感じていました。
ライブや配信、舞台などの制作だった為演者様の対応をする事も多い仕事でした。

新人の人が頑張っている姿、ファンを大事にする姿。
もうベテランだし売れている人のプロ根性、思いやり…。

一生懸命な姿を目の前で見ていると私もたまに

「私は大事なファンからも離れて何してんだろ」

そう思う日も段々と増えてきました。

そんな中3月末日で退職という事を会社に告げられまた路頭に迷うことになりました。

幸いな事にエンタメの会社に業務委託で拾って頂き今もお金にはもしかしたらならないかもしれないけど頑張ればきっと結果も着いてくる…と信じ働いています。
波はありつつも心はあの時の最悪な状況からだいぶ良くなりイベントとかにも少しずつ出れるようになりました。

そんな中1つの連絡が来ました。
「遠き明日への子守唄の舞台に出演をお願いできませんか?」

そう、大好きな大好きなマーダーミステリーのシナリオであり、その大好きなシナリオを作ってくださったAGATAさんからでした。

一瞬だけ好きな作品だからこそまた自分の意思とは反対に声がないとかで迷惑かけたらどうしよう…という不安はよぎりましたが。

「多分この機会に戻らなければ一生戻らない」

そう何となく感じた私は、是非よろしくお願いします。と返しました。

多分このメンバーでこのシナリオでなければもう本当に辞めていたかも知れません。

それだけ思いが強い大好きな作品で、大好きなマーダーミステリーという業界で舞台をやることという事が素敵な事だと思っています。
今後も色んな人に見て頂きたいし、体験して頂きたい!
その想いを胸に、舞台で息をしていこうと思います。


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