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自信を持って「NO」が言える私でいる為に

私はボディワーカーとして
個人事業主でやっていこうと決めて
今年で2年目の新人です。

個人事業主といえども
ビジネスとしてやっている以上
「経営」のことを考えなければ
生きていけません。

今日書き残しておこうと思うのは
「女性として社会で活動する」
という苦悩と付き合っていくお話です。

もし、これから
個人事業主として活動していきたい
そう思っている女性や

今まさに、
性の壁を感じていた方には
届いて欲しいなと思って書きます。

マンツーマンのお仕事

まずはじめに
私が行なっている
ボディワークというお仕事は

手でお相手の身体に
触れることがメインです。

つまり、
相手のパーソナルスペースに
これでもかという程、近付くことになります。

接触する部分も、骨盤帯や背中など
普段日常ではあまり他人に
触れられることのない部分も
必要に応じて触れる場合があります。

当然のことながら
触るときの配慮や気配りは
専門家として持ち合わせていますし

どれほどデリケートな問題か
理解して活動に励んでいるつもりです。

私のようなお仕事の他にも
美容師さんや、エステティシャン
パーソナルトレーナー、看護師さん

こういったご職業の方たちや

実際に肌に触れることはなくても
カウンセラー、コンサルティング
コーチ…などの
個人対個人でお仕事をする場面は
世の中に溢れていると思います。

私は女性なので、
異性は男性になりますが
もちろん逆や
その他のパターンもありますよね。

そういった方たちと
信頼関係を深めて
お仕事をしていく

その上で、どうしても
異性と関わった際、
下心がついてくる場合があります。

サービスを提供する側の下心ではなく
サービスを受ける側の下心です。

単刀直入に申し上げれば

「ワンチャン、ヤレるかもしれない」

と思って近づいてくる輩が
いるという事です。



私はそれを何度か経験して
やっと最近そんな人もいると
割り切れるようになってきていました。

温かい言葉も頂いて
この経験もこの先に活かせる
大事な事だったと受け入れる準備が
整ってきていると思っていました。

そして大抵の場合は
こちらにその意思がない
と先方に伝えると、連絡も途絶え
サービスも受けなくなります。

だからこそ、今回すごく久しぶりに
こんな出来事があったから
少し驚いたのかもしれません。

先述の経緯で、もう何ヶ月も
何のやりとりもしていなかった人から
メールが届いたことが発端でした。

「レギュラーでトレーニング受けたい」んだけれど、来週の予定はどうかな?

内容は、こういった物でした。

「今月から月に10日程、仕事で東京に滞在することが決まった。借りているマンションに良いジムがあるから、そこでパーソナルトレーニングをコンスタントに受けたい。来週の予定はどうかな?」

虫唾が走りました。

自分が以前私に
どれ程までに一方的な感情を伝えて
疎遠になっていたのか忘れたのかな
この人サイコパスかな。
と思いました。

ほとんど反射で
お断りの返事を打とうとして
ふと、手が止まりました。

なぜか?
頭によぎったのは
「売上」です。

冒頭にも記した通り
個人事業主といえども
ビジネスとして確立させる為に

必須で考えなければいけないのが
売上に関することだと思っています。

毎月の目標金額があって
達成するために立てた目標なのに
こんな個人的な感情で
お仕事を断っていいのか。

そんな考えが浮かんだのです。

私の心は「絶対NO」だと言っている
しかしその気持ちに従って
経営していいのか。

そんな疑問にしばらく
自問自答しました。

今、私には幸いビジネスに関して
相談できる人や場があるので

「断ろうと思うんだけれど
個人の感情に任せてお仕事を選ぶのは、
ビジネスマン失格なのでしょうか?」

とアドバイスを乞うことにしました。

自分を犠牲にする売上はいらない

「目標を立てて、それに向かうことは
とても大切だし常にやり続ける必要はある。
だけど、現実的に危険な状態に身を置くのは
話が違ってくるよ。

ビジネスにおける個人の感情は
自らのコンフォートゾーンに留まり
ベクトルが自分にしか向いていない状態
チャレンジしない状態を指していて

今回木村さんが感じていることとは
種類が違うよ。

だから安心して迷惑メール対応で
二度とコンタクトを取らない対応でOK」

と、激励を頂きました。

もしかしたら、
じっくり考えれば
自ずとでた答えかもしれません。

ですが第三者からの客観的な意見で
「迷惑メール対応」と
背中を押してもらったのは

私にとってはすごく力になったし
自信を持って断っていいんだと
思えた瞬間でした。

比較的、私は最近
NOとはっきり言えるように
なってきたと思っていました。

ですが、まだまだこうして
足止めがかかります。

なんだか無碍にできない
その甘さが、招いている結果だなぁと
反省の機会でもあり。

こういった事があったとき
「どう在りたいのか」
に考えを巡らすということが
何より私を支えてくれるのだと感じました。

このことから学ぶ対策

結果的に、しっかりとお相手には
お断りのご連絡をしました。

この一連の流れで
こんな悔しくて怖い想いをしない為に
今後どうしていくのか。

を考えると、見えてくるものはひとつ。

「良質な環境を自ら作り出す」

ということに至ります。

「サービス」の意味を勘違いする人には
きちんと自信を持って「NO」が言える
環境に身を置く努力をする他ないのです。

生活の質を上げていくというのは
決して生活水準が上がる
という意味だけでなく

人間力の高い
徳のある人たちと
関われる自分でいる

そのことが
心を豊かにしてくれるのであり

先ほど記載した
「私はどう在りたいのか」
の輪郭がまた鮮明になる
そんな機会だったなと感じています。

凛とした態度で断る勇気を

これまでの書き物でも
何度か触れてきましたが
私はかつてとても“気にしぃ”で

ほんの些細なことに傷付き
他人からの評価=私の価値

だと本気で思っていた人間でした。

お陰様で
(ほんとに周りの助けがあってこそ)
以前の私とは違った
物事への取り組み方ができるようになった今

まさに必要なのは「思考の断捨離」
なのかもしれないと。

私よりも、もっと醜い形で
性別のことで悔しい想いをして、
傷ついた人はたくさんいると思います。

色目を使われることなんて
当たり前だと思って戦っていかないと
いけないのかもしれません。

もしかしたら
こういった話すらも
「自慢だ」と受け取られるかも
しれません。

だけど、この先もしもどこかで
違和感を覚えたなら

特にそれが異性とのやりとりで
少し困ってしまう事だったら

ハッキリと断っていいし
「断れる自分でいる」という事に
エネルギーを使おうね。

と、

過去の私と
未来の同じ悩みを持つかもしれない
女性のみんなに届けばいいなと思います。

こうやって
いろんな事で感情が動くから
「戻ってくる場所はいつも同じ」だと
確認することができるんだと思います。

そしてその戻ってくる場所こそが
私が大事にしたい人生の指標で
いつまでも探究して
形作っていくものなんだなと
感じています。

読んでくださって
ありがとうございました。

2019.10
日々精進

P.S.もし、私の背中を押してくださった方のコミュニティに興味がある方がいらっしゃれば個別にご連絡ください。一人で悩む人が減りますように。自分を見つめる良い時間になると思います。

支えられて生きています。いつもありがとうございます。