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ベトナムの財務省、採掘用ハードウェアの輸入一時停止を提案

東南アジアの国ベトナムにおいて、採掘(マイニング)用ハードウェアの輸入を全面的に禁止する提案が財務省から発表されました。現地メディアのVN Expressが伝えています。

ベトナムの財務省によると、仮想通貨を採掘するハードウェアにより新たな仮想通貨が生まれるため、その規制をするのが非常に難しい事から、今回の提案に至ったとのこと。同メディアによると、財務省のこの声明は今年の4月サイゴンで起こった詐欺で、およそ32,000人が計1.5兆ドン(約72億円)の被害に遭い、アイファンとピンコインを採掘している会社の捜査が行われたことに影響されているという事です。

ベトナムでは多くの会社がICOを行い、人々に投資熱を与えているという事で、グエン・スアン・フック首相は仮想通貨のすべての活動に対して厳しい取り締まりを行っていくと声明を出していました。

今年は4月までに6,300台以上の採掘用ハードウェアがベトナムに輸入されており、そのうち4,300台がハノイに、2,009台がサイゴンに届けられたという事です。これは昨年9,300台強の採掘用ハードウェアが輸入されたのと比べ、勢いが増していることがわかります。

仮想通貨はベトナムでその使用が違法とされています。

VN Express
https://e.vnexpress.net/news/business/vietnam-considers-blanket-ban-on-import-of-cryptocurrency-mining-rigs-3758827.html

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