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Giverny, La Maison de MONET §1


『わたしは恍惚の中にいる、
 ジヴェルニーはわたしにとって
 素晴らしい国なのである』

ジヴェルニーはモネが作り上げた理想郷です。
花々に囲まれた家と、
木々が生い茂り、睡蓮が咲く池と太鼓橋。

モネや、印象派の絵画が好きな方は
自分がその絵の中に入り込んだような感覚を
味わえるのでおすすめです。

2023年6月中旬の様子です。
日記的に感想込みで書いております。
モネや歴史が知りたい方は
物足りないと思います。

庭園、池を含むモネの家の見学所要時間は
約2時間でした。 

印象派の画家が好きなのでゆっくり見つつ、
けど人が多すぎるのと暑すぎるので
じっくり全ての説明を読んだりはしてません。
説明文は流し読みですが
モネの事前情報はあるし、十分楽しめました。

ちなみに、モネの家は
4月1日〜11月1日までしか開いておりません。 

行き方

ジヴェルニーはパリからTERか、
RERのJ線という普通電車で
約1時間半で着きます。
Paris Saint-Lazare駅 発、
Vernon-Giverny駅 着です。

このSaint-Lazare駅も
モネはいくつかの絵を描いていますね。
電車に乗るためにホームに向かい、
少し見上げると
モネの絵と同じ景色が見られます。
もちろん今は汽車も走っていませんし
ホームも改修されてますので
全く同じではありません。
でもモネを辿る旅のスタートを感じられます。

Vernon-Giverny駅からは
シャトルバスが出ています。
本数もそこそこあるので駅に着いて待っていれば乗れます。

予めネットでタイムスケジュールも
調べられますが、そもそもTERの本数も少なく、
シャトルバスに合わせるって感じではないので
調べなくても良いと思います。

乗り場は駅を出て、右の線路沿いに
少し歩いたところにあります。
表示もありますし、列が出来てるので
迷う心配はないと思います。

料金は片道5€、往復10€です。
ジヴェルニーに宿泊する予定のない方は
往復買うのが良いと思います。
チケットはバスの運転手さんから直接買います。
クレジットカードのタッチ決済が使えたはず

乗車時間は20分くらいなので 
車酔いする方も耐えられる時間かと思います。
小さな町で歩けなくもないですが、
歩くにしては長いし、たぶん暑いです。
(6月のヨーロッパの日差しは
 東京より強く感じます…。)

観光用のトレインver.も駅から乗れます、
料金は10€と表示がありましたが
片道なのか往復なのかはよく見えませんでした。

どの道を行くのかわかりませんが、
あの町に見るとこあるのかな。

シャトルバスはパーキングエリアに着きます。
そこからモネの家までは
徒歩10分かからないくらいです。

パーキングのすぐ横にモネの胸像があります。
Le Buste de Monetと看板があります。

Le Buste de Monet

小川の横の草むらに胸像があります。
これしかないのでそんなに興味のない方は
寄らずにMaisonへ直行で良いと思います。

モネの家に行くまでにいくつかレストランや
画家さんのアトリエがあったり、
道自体が可愛いので歩くのも苦じゃありません。 

La Maison de Claud MONET
 et  Le Clos Normand

入り口は、事前にチケットを買っている人と
現地で買う人とで分かれているので
表示を見逃さないように!
チケット持ってる人は小道に入って進むと
専用の入り口があります。
当日券は通り沿いに入り口があります。

ネットで買えますのでパリからの電車内で
到着しそうな時間のチケットを買っておくと
購入の列は省略できます。

Jardin

Maisonの方に進むとさっそくお庭に入ります。
Le Clos Normand(ル・クロ・ノルマン)という名前の庭園です。
ジヴェルニーはノルマンディー地方に
位置しています。

一面、緑色。
その中にお花の暖色が乗せられていて
まさにモネの世界です…!
もはや絵に見えてきます。
絵の中にいるような、
モネの精神世界に入り込んだような、
とにかく、ふわーっと現実から離れる気分。
モネが作った庭園、
モネと同じ景色を見ているんだという感動。

モネの絵って一面草木や花のものも多くて
印象派なのでお花の輪郭もはっきり描かかずに
色を乗せるって感じですが、
まさにこの庭園はその景色なんですよね。

たくさんの緑の中に
鮮やかなオレンジやピンクなどなどの色が
ぽんぽんと乗せられている景色を見ると
あ、モネの絵だって率直な感想が浮かびます。

緑っていろんな緑があるんですね。
印象派はその時瞬間を写し描いているわけですが
それを自分の目でもって実感できます。

睡蓮の池が有名ですが、
わたしはこのノルマンディーの庭園の方が
好きですし、感動しました。

Maison de Claud MONET

こちらがモネが1883年〜1926年に
亡くなるまで過ごした家。
ピンクの煉瓦と、
緑の外窓と窓枠が可愛いですよね。

Atelier

入り口を入るとアトリエがあり、
モネの絵の複製がたくさん飾ってあります。
美術館とは違い豪華な額縁に入れられておらず、
所狭しとモネの絵が飾られている部屋は
まさにアトリエだな〜と感じられます。

ここで撮影されたモネの写真も飾ってあります。
ソファなど家具の布は小花柄で可愛らしいです。

小さな階段を登って居住区域の見学に行きます。
小部屋がいくつもあり、
各部屋にモネの趣向が見られます。

モネが浮世絵を好んだのは有名な話ですが
こんなに?ってくらい各部屋に
浮世絵が飾ってあります。  

Chambre

モネの寝室です。
1926年にモネはこの寝室で息を引き取ります。
壁にはモネの友人たちの絵の中で
モネお気に入りの絵が飾ってあります。
こちらも複製ですが、
当時の彼らの交流を感じられますね。

キャビネなどの家具もとても綺麗で、
基本的に豪華な生活をしていないモネですが
この家具たちは結構豪華なものだそう。
大きな窓からは庭園が見え、
陽光がさす優しい部屋です。

いろいろな部屋を歩いて見学していきます。
外から見てもわかる通り、
たくさんの大きな窓がついていて
各部屋から緑あふれる庭園を
見ることができます。

2階から見た庭園はまた少し違って見えて、
地上で見るよりも絵を見ている感覚が強いです。
モネの絵を見てきたわたしにとっては
絵の実写化です。
モネはこの景色を描いたんだ、
モネが見ていた景色なんだと、
なんだか泣きそうになるくらい感動しました。

Salle de manger
Cuisine

地上階に戻り、真っ黄色な食堂と青のキッチン。
とにかく可愛い。浮世絵も飾ってあります。
食堂には、ここで撮影したモネの写真。

キッチンでお家の見学は終わりです。
再び庭園に出ます。


庭園にはベンチもあるので
座ってゆっくり居たかったのですが
混雑してベンチがなかなか空かないのと
空いて座っても日差しが暑すぎるので断念。
日陰を歩いて写真を撮ったり。

いろんな種類のお花が咲いていて
とっても綺麗です。
アーチを背景に写真を撮る方も
多かったですね〜。

長くなったので睡蓮の池は
別に書こうと思います。

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