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-本凄楽-

【さいとうこうりょう より】

本は好きだ

今や電子書籍が主流になりつつあるのかもしれないが、ぼくは断然に紙媒体の方が好きだ

紙と印刷のにおい かたさ。
手に持った時の重量感。
装丁の発色。
物体としての出会った時の記憶。
たまに「手に入れた!」という満足だけで読まずにおいてしまう背徳感。
”続き”と”気になるページ”はいつでも即座に開ける。
一冊カバンに入れたら電車の中で迷わずそれに集中できる潔さ。

まあそうだよな、本の中の文字の記号以外の情報も楽しみたいということか


「ちょいとおまえさん、おれの代わりに働いてはくれねえかい?」
「おれはいろいろと頭は働くが、あいにく身体を持っちゃいねえ。どうだい、おまえさんの身体と俺の頭がありゃ最強じゃねえか。」

とでも本たちに言われている気になりながら読書を進める
実際、絵本であれエッセイであれフィクションであれ、その中で進む時間軸と僕らが暮らす現実的な世界の時間軸をマッシュアップさせながら新しい時間を作るのは、読み手にしかできない

僕が読まなければ新たな世界が生まれない

そんな大袈裟な
でも軽い使命感を抱きながら本棚に向かうと少し心地よいのはなぜだろうか


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