熱気球
重りをたくさん乗せていた。
飛んではダメだと教えられていた。
本当は、飛ぶのは怖いと思っていた。
勇気を振り絞って、重りを捨てたら、勝手に浮きはじめた。
一瞬、足がすくんだ。
でも、このまま、どこへ行ってもいいと思えた。
空の青さが青かった。
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