一週間が経ちました。
（7月15日海の日）に行われた
第2回暇人感謝祭2019という
イベントに参加しました。

その中で
書のライブパフォーマンスの機会を
頂いて、書いて来ました。

・参加を決める。

昨年秋にも
お誘い頂いたのですが
ちょうどその日は
書塾の年1回の展示期間中。
たまたまパーティーの日とぶつかって
三次会に合流させてもらいました。

なので
この春に開催のお知らせがあると
今回はすぐに参加を決めました。

・音楽を決める。

書のライブパフォーマンスは
まず
わたしが思う限り
鮮度が大事だと思っていて

いろいろと見ている側の
想像力を掻き立てるやり方として
時間をかける方法もありますが
かなりアーティスティックで
かつ高度。

人数やコラボや場所やパーティーなどの場面他
その形は様々ですが
キャパシティや自前の準備の都合上
シンプルかつ新鮮味ある表現をと思って
先ずは合わせる音源を決めて
その一曲の流れる間に
キッチリ終われるようにしようと
曲選びから入りました。

二胡のような弦楽器の音から始まる
ドラム中心の曲。

参加表明してからしばらくで
これは難なく決まって
これで
3分半ほどのステージと決まり
曲を元に
イメージングから始めました。

（上:この中のDacoit duelという曲）

・筆と紙を決める。

5月になり
書塾の教室で師匠と
頼れる大先輩の姉弟子に報告をしました。

大きなものを書く上で
筆がなくて
お借りしたい旨を相談したら
翌月のお稽古で
姉弟子が大小二種類の筆と
わたしが使おうとしていた紙より
かなり大きめのものを用意してくれていて
使ってもいいとわざわざ
持ってきてくださいました。

(上:真ん中が今回使った筆。左は半紙に書く用。右は今回には大きすぎてまた今度にでも…)

・書くことを決める。

何をどんな風に書くか？
もうそれは
近づいて来たら
いやでも決まると思っていたので
構成だけ決めて
前日に独りお稽古場で
黙々と音合わせと
紙を広げた上で墨を入れずに
書くジェスチャーで練習を重ねてました。

大きな紙で１作品
小さめの紙で２作品。
大きな方だけは
文字まで決めて
それから連想する文字を
ライブの時間にインスピレーションで
書くことにしました。

（上:前日に墨を買い足し、下敷きやブルーシートなどをお稽古場から借りて荷造り）

その練習をすることには
楽しめるんですけど
持ち込む物の準備が大きくて
重くて面倒なのが
今まででも相当苦痛だったのですが
行きしなは当日出店される方
（真澄美さんとこのお米屋さん号）
の車で楽ちんで助かりましたー！
ありがとうございました。

(上:各自リハ中のわたし)

・書く文字を決める。

3日前
それまで『阿吽（あうん）』と
書こうとしていたのですが
どうもしっくりこず
どうしていいか？
まったくピンとくる
様子もなくて

ここにきて…

うまく終えることが

できるのだろうか？

と、2日前には超絶
不安に陥りました。

とある所でもわたしは
不安を吐露しました。
(そこで応援くださったみなさんありがとう！)

カッコ悪すぎるところも
想像しました。
（それって簡単で、すぐにネガティヴになれるわたし）

『見せる』『魅せる』のではなく

書いて今の自分を曝け出す。

と、肚をくくると
文字も『自分』と決めて
本番に挑みました。

小さな文字
２つを
まず書きました。

・『自分』につながる文字を決める。

曲のキュー出しをした直後に
小さな紙の２つの文字を思い
浮かべながら
インスピレーションで降ろして
きました。

自分の本名の『輝』と、

自分『流』への想いを込めて。

・そしてより大きくキメる。

『自分』はこんな風に書きました。

https://www.facebook.com/100003331597272/posts/2346782475442783?sfns=mo

↑↑Facebookに投稿したものより
最初の方から俯瞰の動画が観られます。

この3分半、全力疾走。

まるで
走り切ったかの様な
息が上がった最期。

こうして、
ライブパフォーマンスを終えました。

正直
出来はどうでもよくなりました。

自分が留めていた流れを
このライブパフォーマンスで
流してやった感じなので。

やっぱり
『流』という文字を降ろしてきたのも
あの時の自分に
必要だったからです。

自己流でなくて
自分流。

守破離からの
経験と
わたしの奥底からの
気持ちの
ぶつかり合った書であったと
思います。

**五年ぶりで緊張感でいっぱいでしたが
多くの方々が一緒に
揮毫の瞬間を見届けてくださいました。
ありがとうございました。 **

やっと1週間経って
静かに振り返ることができました。

秋には個展を控えています。

『輝』と『流』は
おそらく、作品として仕上げて
出展すると思います。
（『自分』は大きいので未定）

石川呼穹 書の個展『まにまに』展
2019年10月24日(木)から
29日(火)迄の6日間
大阪・西天満のギャラリーにて
igu_m_art イグエムアート
大阪市北区西天満4-5-25北老松ビル1階

それまでまた
全力で頑張ります！

こきゅう

今度は大筆借りて
またライブパフォーマンスする？
予定は未定（苦笑）

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