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【デュエプレ】超次元環境でも戦える! ADレジェンド到達『パワードホール入り黒緑速攻』について

※9/21 一部記載を追加・修正しました。


こんにちは。デュエプレ関連の記事は11弾環境での赤緑速攻以来となります。

今回は、15弾環境のAll Divisionで僕がレジェンドに到達したデッキの超次元入り黒緑速攻について書いていこうと思います。


はじめに

15弾環境は『ドロマー天門』『スノーフェアリー』『MRCロマノフ』がトップメタとなっており、そのうち天門への相性が絶望的なことから黒緑速攻の立ち位置は非常に悪いものとなっていました。

事実、BEANS様が発表しているADのTierランキングでは黒緑速攻はTier3未満(=枠外)と落ち込んでいます。

ですが、環境で若干速攻対策が緩んでいること・「"天門に強いデッキ"に強い」という性質から、今でも環境を読み切って使えば強いデッキと感じています。
事実、9月開催の公認大会では黒緑速攻は優勝を果たしています。

特にMRCロマノフ・ライゾウ・フュージョン・オールイエスあたりの対面に強く出れるため、これらのデッキが増えてきたと感じたら使いどきなのかなと思っています。

今回その立役者になってくれたカードこそ、超次元パワードホールでした。

構築・採用カード解説

※9/21追記 記事公開後に最高31位まで行った際のリストです。


1コスト圏

■孤独の影ロンリー・ウォーカー 4枚

1ターン目に出せないことを除けば最高クラスのアタッカー。殴り返しを受けてもデスマーチの進化元になってくれるのもGood。
ナスオで浮いた1マナで出したいカードのため4枚確保しておきたい。

■緊縛の影バインド・シャドウ 4枚

バインドがメタカードとして機能する時の黒緑速攻は強い。1ターン目に召喚できる闇クリーチャーとしてはもちろん、MRC対面ではブロッカーを寝かせることで実質的なEXターンを得られるのが大きすぎ。
仮想敵のMRCロマノフが多いので4投。

■スナイプ・モスキート、冒険妖精ポレゴン 4枚

言うことなし、緑系の速攻を組むなら必須級。現状特に抜く理由もないかな。
1tモスキートできれば理想ですね

■死神術士デスマーチ 3〜4枚

黒緑速攻のエースなので4投必須……と言いたいところだが、墓地に闇のカードがないと召喚すらできないのは無視できないデメリット。
とはいえ「スムーズに召喚できた時のリターンが莫大」「実質SA」「ナスオの種も用意した構築」のため今回は4投しました。

(以下追記)
デスマーチが手札に嵩んで動きの邪魔になるケースが目立ったので3枚にしてみました。それでもそこそこ勝ててます。


2コスト圏

■ダンディ・ナスオ 4枚

抜く理由のないパワーカード。実質1コストで召喚できる上に墓地の弾を供給できるのは神。
マナ→墓地の対象は「クリーチャー」のため、マナに置いたパワードホールはナスオの効果で墓地に置かれないことも頭の片隅に入れていると良いです。

■無頼封魔アニマベルギス 4枚

個人的には「多色濁りの原因になる」デメリットを差し引いてでも4投したいです。
最速で2t目に召喚しなくても3t目にブレイク数を増やせれば十分ですし、それが裏目になる対面も現環境には少ないと感じます。
最悪1t目に召喚できるクリーチャーがいない際に「ナスオで落とせるマナ基盤」にもなれるので4投でいいかなと。

■ヤット・パウル / 福腹人形コダマンマ 計2枚〜3枚

対面によっては盾からパワードホールやキリンソーヤを見つけにいきたい場面が生じるので複数枚欲しかった。
スノーフェアリー以外で盾回収が自滅行為になる対面が減ってきたのも追い風。
ナスオの探索対策に2種類に分ける構築もあり。個人的には2コストより4コスト以上のヒット率を上げたいためヤット2投にしました。

(以下追記)
後述のギガボルバをガン積みする型の場合は盾からギガボルバを拾いたいため3枚は欲しい。
4コスト以上が1種類の構築なら散らし得です。


3コスト圏

■密林の総督ハックル・キリンソーヤ 4投

SAとしての打点形成や最後の1押しに役立つ、このデッキのエースカード。ナスオで墓地に行く機会が多いのはご愛嬌。
意識としては「リーサルターン前までは取っておいて詰めるターンに出す」イメージを持つといいかも。

■超次元パワード・ホール 3〜4枚

今回の主役。超次元クリーチャーを状況に応じて撒けるのはもちろんのこと、AD環境に多く存在する3000以下のブロッカーを全貫通できるのがあまりに強すぎました。
MRC・フュージョン・メカオーなど小型ブロッカーが想定される対面では、あらかじめ横並びさせつつ3マナ圏に到達したらパワードホールでブロッカーを乗り越える動きが非常に強力。

地味にジョンを撒けるためスノーフェアリーへのささやかなメタカードとしても優秀。
見た目以上にやりおるカードです


4コスト以上

■ギガボルバ 1枚〜3枚

ナスオの生贄+天門へのささやかな抵抗。高コスト枠で手打ちが望めるカードで一番強く感じたため採用しましたが、正直別のカードでもいいと思います

(以下追記)
影のキーカードその2。天門を完封できるカードのほか、ブリザード対面にも最後の詰めとして輝きます。
環境で厄介なトリガーは光に偏っているためかなり有効でした。

■死神ヤミノザンジ 1枚

基本はナスオの生贄。
トリガー枠の中では1番優秀と感じたこと、公開領域に見えることで殴る側の思考を揺さぶりたい思いから1枚だけ採用しました。運が良ければスノーフェアリー対面で2面止まることも…?


不採用カード考察

(字数の関係上カード名は略称とさせていただきます。)

黒緑速攻でよく見るor候補になりがちなカードたち

○ボーンスライム
→1回しか殴れないのは痛い。ブロッカーを持つことで役立つケースも少なく感じたため。

○竜音のゼクス
→墓地進化をメインにする構築ならありかも。今回は3コスト帯に緑が多いので不採用。2コスト払ってCipのアドが不確定なのはちょっと…

○ワームゴワルスキー・ドルゲドス
→ある程度墓地を肥やせないと手持ち無沙汰になりがち。序盤のメインアタッカーが緑に寄っている関係上、役立つ場面より腐る場面の方が多く感じたため。
ドルゲドスはパワードホールと役割が被ったのもあります。

○シシマイ
→出せれば間違いなく強い。でも出してから一瞬”溜めるターン”を作る必要があること、今のAD環境は呪文トリガーが多めと感じたことから抜けました。(初期は2枚入れてた)

○ヴィネス
→ブロッカーが並んだときには単体除去よりもキリンやパワードホールによる貫通の方が強かった。ナスオの生贄としても、キリン以上のコストのカードを入れたかったため。

○オチャッピイ
→素出しが弱く感じた+殴ってくる対面が少ないため。盾回収とのコンボは強そうなので検討材料かも。

○デスサークル
→仮想敵のスノーフェアリーではせっかくトリガーしても横で召喚酔いした妖精を破壊されたら意味を成さないのがちょっと……

○ヤミノサザン
→ほぼ上と同じ。スノーフェアリーにはパワー1000の殴り手が少ないため。


対面考察

個人的に感じた各対面への相性と意識を書いていきます。

※9/21追記 相性に変化があったものは矢印の右側が新たな相性です。

ドロマー(青白)ヘブンズゲート

【相性】ほぼ不可能(1.5:8.5) → 構築次第で五分〜微有利(5.25:4.75)
【キーカード】ギガボルバ・コダマンマ系
【意識など】
神に祈ろう。
万が一ギガボルバを引けたら、先に2枚ほど刻んでおき、4t目のギガボルバで一気に勝負をかける。
天門はどうせ勝てないので割り切りましょう。「"天門に強いデッキ"に強い」性質上、天門以外の対面をしっかり見るべきだと思います。

(9/21追記)
ギガボルバが初手に見えた場合、(特に先手なら)3t目まで殴らず溜める選択肢を頭に入れとく。相手のビッグアクションはどんなに早くても5t目なので、2ターンに分けて殴っても盾は割り切れる。
・できる限り盾回収を優先。公開領域にギガボルバを引き込む。
ラス盾を割る前にできる限り横並びさせておきたい。エルドラードやミルザムは仕方ないがPG×2はプレイングで貫通できる。



MRCロマノフ

【相性】ガン有利(7:3) →  有利(6:4)
【キーカード】バインドシャドウ・パワードホール
【意識など】
・初手マナ、次元からMRCだとわかったら最優先でバインドシャドウを召喚しておく
・基本は先に盾を削っていればOK。万が一ブロッカーを横並びされたらパワードホールで乗り越える。
(以下追記)
・トリガーのタイガーグレンオーを踏むと即負けに繋がるため、可能ならパワードホールでパワーを上げてから盾を詰め切りたい。


スノーフェアリー(ブリザード)

【相性】微不利寄りの五分(4.5:5.5) → ガン不利(3:7)
【キーカード】デスマーチ・パワードホール・アニマベルギス(・ヤミノザンジ)・ギガボルバ
【意識など】
・大前提として”盾を削り切るスピード”ならこっちの方が上。
・オチャッピィを絡めたカウンターが怖い。個人的には「ブリザード着地前に1〜2枚ほど刻んでおく」「その後は溜めてカスケード着地直前にジャスキル狙い」の意識でした。
・パワードホールを持てているならジョンを立てよう。次ターンに2体出して覚醒できればカスケードも止められる。
・受けのアポカリケアのためにリーサルを狙える状況ならあえて自爆特攻して盤面の数を5体以下に減らしてから殴る選択肢がありえることも頭に入れとく。これのおかげで勝てた試合がありました。

(以下追記)
「オチャッピイでカスケード着地が1t早まる」「呪文とクリーチャーのトリガーが満遍なく入っているため溜めても返されやすい」「かといってギガボルバ着地プランも時間と打点が足りない」ため実際はかなりの不利対面でした、、、
・確かにジョン覚醒プランは強いが、結局ブリザードから横並びしたクリーチャで盤面を作られるとしんどい。
・可能なら闇クリーチャーで殴り、デスマーチの種を作っておきたい。
この対面ではバインドとコダマンマ系は封印推奨

青白メカオー

【相性】ガン不利(3:7)
【キーカード】デスマーチ・ヤットパウル(コダマンマ)・パワードホール
【意識など】
・エルカイオウが重すぎるので基本不利な一方、2t目に出てこなければ意外とやれるケースも。
・先に横並びしておいて、ミリオンパーツはパワードホールで乗り越える。
・盾からキーパーツを拾いたい関係上、3t目以降は盾回収も狙っていきたい。
AD最上位にはメカオーの名手がいがちなため、通らないと感じたら黒緑そのものを封印推奨

オールイエス

【相性】有利(6:4)
【キーカード】特になし(普段通りでOK)
【意識など】
・相手の本領発揮は4t目から、かつ”イエスでアタック=ブロッカーを寝かせている”ことになるので構造的にも有利なはずの対面。
ジェットドリルがいる時にナスオを召喚すると、山札からマナを置けずにマナが減ってしまう点は要注意。(1敗)
・除去は単体除去がメイン。横並びさせてとっとと殴り切ろう。

ラッカ超次元

【相性】微不利〜不利(4:6)
【キーカード】キリン・デスマーチ
【意識など】
・個人的にはNDの赤白vsラッカよりは希望がある印象。赤白より横に強い+タイガーグレンオーもいないので、2t目に踏まなければ案外いける印象。
ラッカと読んだら盾回収クリーチャーは出さないこと。自分の首を絞めます。
・同じ理由でバインドもあまり出したくない。後続が腐りやすい。

ネクラ超次元

【相性】有利(6.5:3.5)
【キーカード】ナスオ・アニマベルギス
【意識など】
・赤白に比べて横展開で打点を生み出す関係上、赤白よりも有利を叩き出しやすい印象。
・ネクラ超次元っぽい次元だったと判断したら横展開プランでOK。
・単体除去メインのデッキなのでガンヴィートが間に合わない状況に追い込めるケースが多め。

フュージョン

【相性】有利(6:4)
【キーカード】パワードホール
【意識など】
パワードホールの影響が最も出やすい対面
・よくある負けパターンが「デリンダーやジャックで時間を稼がれた間にゼン着地を許す展開」であることを頭に入れとくと吉。
パワードホールは中盤以降絶対に手札にキープしておく。残り盾を0枚〜2枚まで追い込んんでおき、ブロッカーを並べられた段階でパワードホールを打つ。

バルガライゾウ

【相性】有利(6:4)
【キーカード】アニマベルギス・デスマーチ
【意識など】
・NDと違いギフトによる早期のライゾウ(とGENJI)着地があるので、想像ほどガン有利は取れない印象。
・マナにドラゴンが2枚以下の間にアニマかデスマーチを絡めて最大打点を狙いに行く。


最後に

ここまで読んで下さりありがとうございます!

黒緑速攻は必要経費が安い上にエース格のデスマーチ・キリンソーヤがそれぞれ別の環境デッキに転用できるため、カード資産の少ない方でも「とりあえず持つデッキ」としておすすめできます。

この記事がどなたかの参考になっていたならとても嬉しいです!



おまけ

黒緑速攻のエースカードであるデスマーチは、なんと9/17発売のTCG版の新弾『伝説の邪神』にて美少女化カードとして再録されます。

黒緑速攻とデスマーチが好きなあなたは是非この機会に新弾を買ってみませんか?????

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