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10月前半:障害のある人と、学校で何を学ぶか。

こんにちは、山田小百合です。10月はほとんどオフィスにいませんでした。私たちは特段、講演実施の営業・PRは行わないです。(講演に行っても今行けるのは私だけだけど)

ですが、10月は大学講演が続き、10月後半も別の所に出向きますので、講演ラッシュです。

おおよそ話すことといえば事業のことが多いのですが、結局「障害理解から相互理解へ」というシフトのあり方を、誰かに言ってほしいというお役目を担っているような気がしています。

10月2日・3日・10日・11日 都留文科大学へ
両日18時ごろから、約1時間半の講演でした。日をまたぎますが、内容はほぼ同じなのでまとめて書きます。都内出発は15時ごろ。もう特急料金が支給されなくても、私は電車の中で仕事がしたい。と思って行きは特急で行きました。東京駅から大月まで。17時過ぎに現地につくのでおおよそ2時間。結構な道のりです。

大月からは富士急行線に乗り換えて、都留文科大学前駅で降ります。が、この路線は観光地となっている富士山へ向かう外国人が多い。去年もがんばって駅員さんが対応していたように思いますが、そのレベルが上っていた気がする…

閑話休題‥ということで、都留文科大学へ。実はこれ、「介護等体験の事前学習」に位置づけられた講演になります。介護等体験というのは、義務教育課程の教員免許取得を目指す学生さんが必ず通る道で、特別支援学校や高齢者福祉施設などに合わせて1週間活動するというもの。

おおよそ4年次の教育実習より前にいくので、大学2年生や3年生で行ってるはず。なので、大学1年の時点でその事前学習をする必要があります。私も一応教員免許(高校現代社会)を持っているのですが、中学社会の免許もとろうとしていたので、介護等体験行ってます。

なお、この講演の機会は、都留文科大学の山辺先生のご縁で、昨年度からお声がけいただいています。山辺先生、貴重な機会をありがとうございます。

この4日間で400人くらいの学生さんの前でお話しました。1日100人規模。いつも話す内容ですが、障害のある人達といかに私たちが人間関係をつくるのか、というヒントを話したり、そもそもなんでわざわざ介護等体験に行かないと行けないのか、介護等体験という機会をどう活用すべきか、という話なのです。が、結局の所、わたしとあなたの人間関係を作ってくるだけなんだ、ということをお話させてもらっています。

10月9日(火) 埼玉の小学校の授業始まります。
この日は3年目となるワークショップの打ち合わせへ。柏木さんが急遽体調不良で来れずということで、対象学年の先生と、支援級の先生とそれぞれ打ち合わせ。特に支援級の先生方とは3年目ということもあり、これまでの課題感も含めてシェアいただきました。とってもありがたや。交流及び共同学習の中で、演劇とあそびを使って、「みんなで・たのしく・あそぶ」ってどうやるの?を考えてもらうワークショップです。

ああ、またドラマがあるんだなあ‥(決してポジティブ100%のドラマだけではない)と思うと、気を引き締めて頑張らねばと思います。柏木さんはやく元気になってくださいますように‥


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一方で、わたしたちは、インクルーシブデザインを進めていく際に、ワークショップなどのプロセスにおける、あの自然体な関係性が生まれていく状況を「学習」ととらえています。この学習が生まれていく環境や、さらにインクルーシブデザインを通して、学習環境づくり、コミュニティデザインの事例を増やしていきたいと思い、活動しています。
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記事:山田小百合(Collable代表理事)

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