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【DAOを立ち上げてみた】 #9 里山再生〜まずは竹問題から〜

いきなりの余談ですが、段々イラストの精度が上がってきている気がします。美しいサムネイルになるのも時間の問題!?

前回記事で、「どんなDAOを構想しているか」について書きました。

その中で

「里山復活で目指す、持続可能な社会と残すべき美しい日本の原風景」を謳っていますが、なぜそれをDAOでやろうとするのか…?
同時に叶えたいのが、
・人材の受け皿となること
・経済が回ること
そして地方自治体には課題として
・人材不足
・資金不足
があります。
これらを丸っと自動化できるシステムがDAOなのではないか?というイメージです。

【DAOを立ち上げてみた】 #8 どんなDAOを構想しているかーなぜDAOにしたいのか?ーより

と記述していますが、
里山再生の活動として、まず手始めに竹の問題に取り組むことにしたので、
今日はそれについて書いていきます。

国を挙げて取り組むべき、日本の竹問題とは

いまの日本で、竹林面積がなんと年間約8%づつ増加していることを知っている人は多くないでしょう。
・竹材の生産減少
・筍の生産減少
・耕作放棄地に自然に植生
・林業衰退で適切な竹林整備がされない
などの様々な要因により、狙っていない竹やぶが増えているのです。

繁殖力の強い竹が生い茂る放任竹林は
・他の樹木を枯らしてしまう
・成長し切ると二酸化炭素を吐き出し始める
・根が浅いため土砂崩れを引き起こす
・動物の棲家となり獣害の原因となる
などの竹害をもたらします。

国も整備や活用で毎年予算を計上していますが、
(林野庁における⽵林及び⽵材利⽤に係る対策(令和4年度)-133,696百万円)
対策が追いついていないのが現状。
各自治体の悩みの種になっているのです。

まずは竹林の整備から

持続可能な竹林整備をするための仕組みづくり(コンテンツ)を考えています。
例えば
・たけのこ掘りなどを体験コンテンツ化
・竹林浴をメディテーションとしてイメージアップ
・社会貢献活動を実体験としてリスキリング
・観光地化、PR
など。

地元の竹を地元事業者と製品化へ

僕たちはひとまず、自治体と一緒に地元の竹を地元の事業者と製品化する活動をプロジェクト化しました。
これにより竹やぶ対策に直接的に効くだけでなく、
・地元の活性化、商業化に貢献し、差別化要因となる
・製品化し販売できるようになることで、きちんと収益が上がり、プロジェクトとして持続可能となる
ことも狙いです。

竹から生まれるアイテムたち

既に竹から商品が沢山生まれています。私たちが目指しているのは、こういった日常に溶け込んだものです。

・トイレットペーパー
水に溶け、使用後は完全分解する
 -飲食店や家庭で使用し、毎日の中に自然と竹がある機会を作る

・消臭製品
土に還り、使用後は完全分解する
 -オフィスや家庭に置いておくだけで静かに消臭

・タオル
土に還り、使用後は完全分解する
 -伐採、製造、使用後までゴミにならず、ライフサイクルを全うする

これらの消費財として普及させることが考えられます。

僕たちが取り組む意義

ちなみに体制としては、
一般社団法人つむぐ・つづるが実際のビジネスを行い、コラボルトがDAOやNFTを運用をしていきます。

・協力者との繋がり
・自治体との繋がり
・大学との繋がり
・団体との繋がり
・OGコミュニティ
・WeWorkコミュニティ
この辺りをフル活用しながら事業にしていく予定。

そしてDAO化することで、
・プロモーション効果(世界へ発信できる)
・オープンコミュニティの形成(多様な人的ネットワーク)
・他プロジェクトとの協業の可能性
・インセンティブ設計が出来る(資金調達にも繋がりうる)
・NFTを発行することで、各々が社会解決に参加しているという証明を持つことができる
などが期待でき、プロジェクトが持続可能なものになっていきます。

整備のための共同体をつくり、その活動を推進していくためにDAO化し、NFTによりその活動に意義を与える。
彼らの取り組むモチベーションとしてDAO、NFTなどを活用することもイメージしています。

現在プロジェクト推進に向けて、プランニングしているところです。


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