推しの子のあのシーン

へろー、アカウントです。
ちょっとね、ネタバレにはなってしまうけどもあのシーンでどうしても抑えられない駄文欲が出てきてしまったのでここに殴っとく。

なお半分以上は自分が作った勝手な妄想だから注意。(センター・共テの現代文の選択肢みたいな感じで見てくれると嬉しい)

もう一回書くけどネタバレ注意。というかネタバレ。

筆者のステとしてはアニメ勢。無知な部分あったらすまん。以下本文。

















「あのシーン」とは、1話、アイが刺された後。アイの瞳孔が定まらないところ〜アクアマリンが震える〜「してない」「うん」まで。

この時点でとんでもないのはそうなのだが、感嘆したのはこの流れの速さ、セリフに滲む信頼、そしてアクアの描写だ。

アイはアクアの頭が良いことを理解し、助ける術がないかと考えているアクアを見た上で、「多分これ、無理だぁ」と一言。いやいや普通の物語でこの年齢関係なら、親は死ぬことを悟りつつも「…大丈夫、だいじょおぶ。」(2回目は呂律が微妙)というくらいだろう。自分でも、そして子の行動でも死を悟り、愛する子供を抱きしめ、言いたいことを言うことに専念する。うーん、母は強し。

話す相手がアクアのみだから出てくるセリフだろうというのも驚いた。甘えん坊なところが残る(ように見えていた)ルビーが近くに来てからは明るく振る舞い、少なくとも「無理」などという言葉は発さなかった事がその裏返しではなかろうか。

少し戻り、アクアの震えの部分である。震えの演出だけで充分なのに、その前後。これの何が凄いって、「子供が」「物にしがみついて」「背筋が伸びつつ震える」というのをすべてやってのけている。これもはやこのピンポイントの震えを子供の頃に経験してるだろ

しかも今回のタイプの震え、現実を受け入れたくない、だが受け入れざるを得ないタイプの震えというのが。ここの表現を忠実にできるのはアニメ、漫画、小説くらいだと思う(子役にこれは求められない、経験していても再現が難しすぎる)が、アニメでやれる最高級の表現ではないだろうか。

そして震えの後のアクアの返答。普通の物語の子供なら、ここで声を上げずすすり泣いて返答できないというところだろう。
ここは「子供の体で頭脳は大人」という表現では、と感じる。子供の体で受け入れ難い現実を、しかしその飲み込みの速さで大人であることを。




 

いやぁ、見返すととんでもない駄文。
こんなところにしておこう。

んじゃ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?