アメリカ国内における薬剤の使用管理について

オピオイドの乱用でジョンソン&ジョンソンが提訴された。

毎日130人がオピオイドの過剰摂取で死亡しているという。

過剰摂取と過剰投与は患者と医師の間に問題がある。
もっと元を正せば法規制の仕組みが間違いを招いている。

アメリカでは、フルニトラゼパムは第1級指定麻薬として、使用も販売も禁止された。
10年以上前からレイプドラッグとして犯罪やドラッグとして乱用され、犯罪や死亡の数が圧倒的に増えたために麻薬に指定された。

しかしだ、オピオイドもフルニトラゼパムもSSRIもプロポフォールも本来なら、その薬剤による治療や処置が必要な『患者』のためにある薬であってクスリではない!

アメリカには国民健康保険制度はない。
一部の金持ちだけしか処方箋を書いて貰って手にすることが出来る薬剤なのに、それを乱用し犯罪に使われる。

オピオイドは日本国内では、適用基準が厳しく制限されているために、その診断と病気でなければ手にすることはなく、患者は初めて処方された時に医師と薬剤師の二重で服薬指導を受ける。
フルニトラゼパムにしても同じだった。
しかし昨今では一部の生活困窮者が嘘をついて何軒もの精神科医から処方を受けて、それを闇売買していたのが問題になり、日本でも厳重注意薬物になっていたが、米国CDCからの圧力によって、ロヒプノールという商品名のフルニトラゼパムは処方禁止になってしまった。

元々アメリカ人の薬物中毒はアスピリンから始まっている。
風邪を引けば風邪薬にアスピリン。
憂鬱がひどい時にもアスピリン。
自殺願望が出ればアスピリン。
何でもかんでもアスピリンを飲みまくる。
アスピリンは痛み止であって、鎮痛剤なのに、解熱剤ではないのに飲む。

今ではモチベーションが上がらなければSSRI=パキシル。
テストの成績、仕事のプレゼン、デートの前、プレッシャーの掛かる場面では全部パキシルを飲んで解決しようとする。
元々、痛みに弱く、精神的にも『忍耐』の持てない弱い人種だから、直ぐにクスリに頼るクセがある。

そういう人種の集まる国だから厳格な薬剤規制が誰にも出来ない。

オピオイドなんか過剰摂取したら、どうなるのかくらい学びなさいよ!
薬を過剰摂取したら、どんな物でも死亡リスクがあることくらい医者が管理しなさいよ!
開発した会社が悪いんじゃなくて、使い方が悪い事を自覚しなさい!

私がこれだけ書くには理由がある。
私は14年前、メキシチールという薬剤で重症薬疹で死にかけた。
それからは、どんなに治療に必要な薬であっても殆どの薬剤にアレルギー反応を起こして使える薬が限られてしまって、今ではスズメの涙ほどの薬しか飲めなくなってしまった。
その唯一の薬がオピオイドとフルニトラゼパムだけだからだ。

病気のせいで一日中痛みに苦しめられる。
痛みと病気のせいで脳神経が休めずに、強制的に薬を飲まなければ、どんなことをしても眠れない。
眠れないせいで過労死状態に陥ってしまう。
いつも直ぐ目の前に『死』がある。
神経障害のせいで頭痛の大発作を起こして意識が無くなってしまうから、1錠900円もする薬を限定的に飲まなければならない。
1ヶ月の半分はその薬を飲まなければ苦しめられる。

乱用出来る訳がない。
病気に苦しんで、それを止めるためにある大切な薬をバカ飲み出来る訳がない。
バカ飲みしたら、痛みや苦しみを解放出来る唯一の手立てを失ってしまう。
そう思えば、用法容量を守って当然だ。

死人が増えたから麻薬指定?
死人が増えたから販売禁止?
いい加減にしろ!
だったら精神病で水中毒で死人が増えたら水を飲むな!と言うのか?

アメリカの医学界、政界に大馬鹿者‼️と言いたい!
ここに薬を必要として、その薬によって何とか生きていられる『本物の病人』が居るんだ。
ランチキ人間どもがバカ飲みをして死んだのは、その人間が悪い。
犯罪に使われて殺された人が居たとしても、それは犯罪者が悪いのであって薬剤が悪い訳ではない。

人類の間違いはペニシリンを乱用したせいだ、と科学者は認めなさい。

日本の政治家も冷静な判断で、この国の医学と薬学を守って欲しい。

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