見出し画像

DALEY

デイリー:英国のシンガーソングライター

彼はマンチェスター出身で、ロンドンに出て行かなければ自分の音楽は広まらないと思い立ち、地道にロンドンのライブハウスで活動していました。
その声は、まるで少年のような感じ。
私は最初、女性?と映像を観ているにも関わらず、思いました。

彼が世界で知られるようになったのは、GORILLAZの楽曲/Doncamaticでゲストボーカルとして歌ったことがきっかけです。

彼の最も尊敬する音楽家は、PRINCEとのこと。

声質はPRINCEとは正反対のようですが、そのハイトーンボイスになった時の彼の声に特徴がありますね。
PRINCEは、皆さんもご存知のように黒人と白人の血筋をもっており、ハイトーンボイスは黒人ならではの発声で、中々真似の出来る声ではありません。
DALEYも同じように発声しようとしている感じがありますが、彼独特のキラキラとした哀し気で、かすれた感じがとても魅力的です。
きっとファンの皆さんは、そういう処が好きなんだと思います。

私の好きな彼の曲は、彼がまだ知られる前に録音したものです。
こちら↓ DALEY / Glitter Haze
https://www.youtube.com/watch?v=4jR3n4FUEZE

彼の作る音楽は、Doncamaticとは全く違う世界観で、JAZZのような雰囲気がします。
ピアノで静かに語りかけるように歌うことが多く、日本で言うところの弾き語りが持ち味とスタイル。

米国へ渡り、Pharrellによってプロデュースされ、初のメジャーアルバム:Days+Nightsを発売。(正式には2作目/1作目はAlone Together)
彼はまだ26歳と若く、米国のライブハウスやコンサートで活躍し、HIP-HOPやLAPブームが冷めない中、ステージで観客と一体感を持てる環境を大切にしながら、しっとりと歌っています。

まだ、日本での知名度はあまりないようですが、是非DALEYの歌声を静かな夜に、一人で聴いてみては如何ですか?
POPSでもない、ROCKでもない、JAZZYなバラードは、彼がPRINCEを尊敬している感覚が伝わってきます。
米国の黒人が彼の楽曲をカバーして歌っているのも、どことなく納得出来る雰囲気がありますよ。

見た目の奇抜さよりも、惹かれるのはボーカリストとして最も大切な、その歌声の魅力ですね。
ちなみに、BBCのインタヴューで『どうして、そういう奇抜なヘアスタイルをしているのですか?』と聞かれ、彼は「これは自分のアイデンテティです」とストレートな質問に対して、ストレートに "人格" と答えてました。
そういう、キッパリとしたやり取りって日本にはないものですね。

英国人らしい、憂い。
優しさが感じられたら、きっとUKバラードの魅力を知ることが出来るかもしれませんね。

Pharrellのプロデュースでデビューするのは何故だろう?と思いましたが、米国にはない『憂い』が自然体の彼自身の声にあるのでしょう。
今後の彼の活躍に、大いに期待です!
Pharrellも実に独特な声質ですねえ。
機会があれば、Pharrellの記事も書きたいなあと思います。


よろしければサポートしてみて下さい!執筆の励みと皆様のお役に立てるよう頑張ります!