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転んでもタダじゃ起きない物書きの話

転んでもタダじゃ起きないタイプだよね
これは、友人が私に向かって口にした言葉だ。
自分がつらかった時のことをネタにして創作をするのが、楽しくてたまらないと話した時のことだったと思う。
それから、作家である三秋縋氏のツイートに、こんな言葉がある。
日頃から上手に落ち込み、上手に病み、上手に絶望しておきましょう。”
ツイートの終わりに書かれたこの言葉に、私は強く共感した。
思えば中高生の頃、ぼんやりとした希死念慮と自殺願望にくっつかれながら創作をしていたのは、“上手に絶望する”ためだったのかもしれない。


個人的に、上に挙げられた「落ち込み」「病み」「絶望」には、乗りこなせるものと飲まれてしまうものがあると考えている。
前者にはまだ「この気持ちをネタにしよう」と思う余裕があって、実際にネタにして創作をしている間だけは、トップ画像の絵文字のような心境になれる(ヤケクソみたいなものかもしれないが)。
厄介なのは後者で、この記事の冒頭に書いたような、“趣味への興味が失われ、外が怖くてほとんどの授業に出られず、おまけに強迫観念じみた希死念慮と自殺願望に取り憑かれる”といった、ボロボロもいいところな状態だ。
同じ記事の終わりに使った“有害な死にたさ”というのはこれを表している。
こうなるとヤケクソ創作ダブルピースどころではない。

後者に陥るともうどうしようもなく、私の場合は薬(蛇足だが合法だ)に頼るしかないため、なるべく「上手い」段階で留めておくのが重要なのだが、そのために実践して効果があったものを以下にまとめて締めとしたい。

①一気に7時間以上寝る(早くても23時、遅くても25時に寝始め、10時間を超さないように気をつける)

②美味しいものを食べる(野菜や果物が入っていれば「健康に気を使い、自分を大切にしている」という「自分えらい」な感情もついてくるのでお得だ)

③好きな、快適なコンテンツを摂取する(私の場合はMVを見ることが多い)

④書けそうなら何か創作する(私は創作意欲が目詰まりを起こすと落ち込みやすくなる)

⑤話す気力が残っていれば好きな友人と話してみる

ここまで読んでくださったあなたに感謝を。
あなたが「落ち込み」「病み」「絶望」を、上手く乗りこなせますように。

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