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【御巫】1枚初動から最大6妨害!?シングル戦でもオススメ!展開型《御巫》徹底解説!

みなさん、こんにちは!からふるです!!
この度はnoteをご覧頂きありがとうございます!

また、前回のnoteを見て頂いた方々につきましても、本当にありがとうございます!

今回ご紹介するのは、最近CSでも活躍が見られ始めた【御巫】についての解説記事となります!

今回紹介するデッキは、以前開催されたYCSJ名古屋に向け調整を始めた物となり、普段調整している【@イグニスター】と並び使用していたデッキとなります。

本記事では、【御巫】における基本的なギミックや動きの解説に加え、先日X(旧Twitter)にて投稿し、反響のあった1枚初動から最大6妨害を行える展開方法、そしてその構築についても紹介を行いたいと思いますので、是非とも最後までご覧頂けると嬉しいです!

※画像では5妨害になっていますが、シラユキが再度循環するので最大6妨害となります。

【追記】
新制限におけるデッキや、マスターデュエル向けのデッキレシピについて公開を行いました!
1枚初動から4~5妨害+《超雷龍-サンダー・ドラゴン》を立てられる展開を行う事が出来る為、気になる人は追記の項目をご覧下さい!


【御巫】基本カード解説

まず始めに、【御巫】の基本的なカード解説を行いたいと思います。

まず基本的に御巫下級モンスターに関しては以下の効果を有しています。

このカードが装備カードを装備していない場合、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になり、装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。

上記効果を使用する事により、自身が攻撃力を持っていない状態でも相手モンスターに特攻し、差分のライフポイントを一方的に相手に押し付ける事が可能です。
これが基本的な【御巫】の戦術となり、このデッキの強みだと言えるでしょう。

また、各種下級【御巫】は装備カードを装備した場合や、装備されている状態にて付属して効果を有しています。

《剣の御巫ハレ》

【御巫】の基本効果に加え、装備カードが装備された場合に新たに【御巫】装備魔法を加える事が可能です。
これによって、後述する《御巫の水舞踏》等の強力なカードをサーチしたり、状況によって必要な装備カードを用意する事が出来ます。

今回紹介する展開型の【御巫】においては、《御巫の火叢舞》等の蘇生カードを用意する事で展開へと繋げたり、《御巫舞踊-迷わし鳥》によって蘇生&除去を行う事等、非常に重要な役割を果たしています。

《珠の御巫フゥリ》

【御巫】の基本効果に加え、装備カードが装備された場合に新たに【御巫】罠カードを加える事が可能です。

特にこのモンスターで強力なのが、②効果の【御巫】カードへの対象耐性効果です。
これによってこのカード自身は勿論の事、御巫装備カード自体も対象に取られない為、非常に突破が困難な壁へと変貌します。

例えばですが、現在の【R-ACE】等では主に突破可能なカードはギミック内で言うと《アクセスコード・トーカー》の破壊効果によって対象を取らず装備カードを除去する他なく、突破手段自体乏しいと言えます。
一応は風属性モンスターを用意しつつ《超融合》で融合すれば処理は可能ですが、メインギミックのサーチ範囲からは外れている為素引きする他無く、上記突破を踏まえても非常に突破困難なモンスターだと言えます。

【御巫】においてはこの耐性効果からなる突破の難しさが非常に強力であり、このデッキの強さの根底だとも言えるでしょう。

《鏡の御巫ニニ》

先程までの2種類の【御巫】モンスターは、装備された場合に対応するカードをサーチする効果を有していましたが、こちらのモンスターは装備カードが装備されている場合に、相手ターン中限定でフィールドのモンスター1体のコントロールを得る効果を持っています。

これによって妨害数を増やせる他、《I:Pマスカレーナ》等のモンスター効果を利用する事で効果をフルに使う事も出来ます。

ちなみに魔法使い族である為、構築によっては《神聖魔皇后セレーネ》を利用したり《魔法族の里》等を利用する事が出来るのもポイントだと言えます。

《オオヒメの御巫》

下級【御巫】モンスターと異なり、装備魔法が装備されていない状態でも戦闘破壊耐性及びダメージの押し付けが可能なモンスターです。
下級御巫よりも優秀な効果を持っていますが、特に強力なのが①&③効果だと言えるでしょう。

①効果では、実質的な【御巫】カードのサーチを毎ターン行える効果を持っています。
これによって状況に応じたカードを用意できる他、複数ターンに渡り効果を利用できる事から複数ターンに渡るプランニングも可能となっています。

③効果では、お互いのターンに墓地の装備魔法をフィールドのモンスターに装備できる効果を持っている為、相手のモンスターを処理したい場合には《御巫の水舞踏》や《御巫の誘い輪舞》を装備する事で対応を行なえたり、【御巫】装備魔法のみならず全ての装備カードを装備できる事を活かし、《焔聖剣-デュランダル》等を装備すれば《剣の御巫ハレ》のサーチを行う事等も可能です。

《御巫の水舞踏》

ここからは【御巫】装備魔法の解説となります。基本的には共通効果で以下の効果を有しています。

装備モンスターは効果では破壊されない。

意外とこの効果が重要で、破壊耐性のおかげで対象を取らない破壊効果に対して処理されず《珠の御巫フゥリ》を維持できる場面も存在しています。

そして《御巫の水舞踏》ですが、フィールドのモンスターをバウンスしデッキ手札の【御巫】モンスターを特殊召喚する効果を有しています。
これによって先行時には《珠の御巫フゥリ》+サーチ先の罠を構えられる他、後攻では相手モンスターの除去を行いながら【御巫】モンスターを用意する事が出来ます。

【御巫】の強さを担っている要素の1つとも言え、先行後攻共に非常に強力な効果と言えるでしょう。

ちなみにEXモンスターの様なバウンス時に手札に戻らず、他の場所へ戻るモンスターを処理した場合でも、【御巫】モンスターを特殊召喚する事が可能です。

《御巫の火叢舞》

【御巫】装備魔法における共通効果に加え、手札墓地から御巫モンスターを特殊召喚する効果を有しています。
これによって本デッキにおいては《剣の御巫ハレ》の効果でサーチを行い展開に使用したり、後続の役割として使用を行います。

また、付属する効果として相手は墓地からモンスター1体を効果無効にしてフィールドに特殊召喚を行う事が可能です。
これによって【御巫】側は特殊召喚されたモンスターに対し特攻を行い、ライフポイントをカットすると言ったアクションも狙う事が出来ます。

注意点としては、相手フィールドにモンスターを効果無効とは言え特殊召喚してしまう為、そのモンスターを再利用されたり墓地効果を利用し敵に塩を送ってしまう場合がある事です。
使用する際にはデメリットを含め効果を使用する事が大切です。

《御巫舞踊-迷わし鳥》

【御巫】装備魔法における共通効果に加え、戦闘時の盤面処理効果、そして一番強力とも言える墓地からの御巫モンスター特殊召喚効果を有しています。

②のバウンス効果は【御巫】に加えて、打点を持つモンスターを併せ持っている際に強力と言え、この効果を利用する事で相手のモンスターの除去を行いつつ横並びしているモンスターでライフカットを行う事も出来ます。

例えば相手フィールドに《R-ACEタービュランス》が存在し、自分フィールドにこのカードを装備した【御巫】モンスター+攻撃力5300の《アクセスコード・トーカー》が存在するとしましょう。

この状態にて《珠の御巫フゥリ》で《R-ACEタービュランス》に攻撃する事により、自分はダメージを受けず一方的に相手に3000ダメージを押し付ける事が出来ます。

更に装備されている《御巫舞踊-迷わし鳥》の効果を使用する事で、ダメージステップ中に相手の《R-ACEタービュランス》を手札へバウンスする事が可能です。

最後に残っている打点モンスターで相手プレイヤーに対しダイレクトアタックを行う事によって、【御巫】モンスターによって相手ライフをカットしつつ除去を行い、打点モンスターでライフを取りきると言った動きが可能となっています。

上記の様な動きを行う事で”相手モンスターに特攻しライフを奪いたい【御巫】の動き””相手モンスターを退かしつつライフを奪いたい打点モンスター”の共存を図る事が出来ます。

そして最後に、このカードで一番強力とも言える効果が③の蘇生効果です。

このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の「御巫」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードをそのモンスターに装備する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

これによって墓地に【御巫】モンスターが存在すれば、半永久的に毎ターン蘇生する事が可能となる優秀なリソースカードだと言えます。

勿論カード単一にて使いまわされない様、”この効果で特殊召喚したモンスターはフィールドから離れた場合除外される”と言ったデメリットを含んではいますが、エクシーズ素材にする事で再度墓地へ送ったり、後述する《御巫かみかくし》の効果を利用する事でメリットへと変化させる事等も可能です。

そして墓地から特殊召喚した【御巫】モンスターにこのカードを装備する為、効果を発動する事が出来るのも強力な要素の1つです。

《御巫の祓舞》

【御巫】装備魔法共通効果に加え、モンスターが特殊召喚された場合にバウンスを行う効果を有しています。
ちなみにこのカードは《御巫の水舞踏》や《御巫舞踊-迷わし鳥》と異なり、【御巫】モンスターにしか装備出来ない点は注意しましょう。

②効果の主な使い方は相手ターンにおけるバウンス効果による妨害で、相手の展開を防止するのが役割となりますが、もう1つ重要なのが自分フィールドのモンスターもバウンスする点だと言えるでしょう。

【御巫】対面に対するライフカットですが、基本的には装備カードを装備している御巫モンスターを前線維持しておく事によって突破させず、戦闘でのライフも受けない為に要塞と化す事が可能です。
しかしながら抜け道の1つとして、前線に置かれている【御巫】以外のモンスターに対しては戦闘にてダメージを与えられる為に、これを利用しゲームを進めて来る場合が存在します。

こうなってしまった場合、自分の残りライフポイントにもよりますが大きなダメージを受けて試合を落とす原因となってしまいます。

上記シチュエーションに有効なのが、バウンスする対象を相手モンスター及び攻撃されたくないモンスターにする事でフィールドから離脱する事です。

上記の場面では残りライフポイントが少ない状況にて、相手の高打点モンスターが出てきた為《御巫の祓舞》の効果を使用し、《宣告者の巫女》を手札に戻しライフポイントをカットされない様にしています。

《御巫の祓舞》の優秀なポイントは、装備しているモンスターのバウンスでは無く自分と相手の好きなモンスターをバウンスする事で危機回避を行う事が出来る点です。
これを利用する事で、自分の残りフィールドのモンスターを【御巫】に限定しライフカットされない状態を作り出す事が出来るので、覚えておきましょう。

《御巫の誘い輪舞》

今まで紹介した【御巫】装備魔法とは異なり、装備モンスターに対して破壊耐性効果を付与する事はありません。
代わりに装備した相手モンスターのコントロールを奪う、言わば【御巫】版《強奪》とも言える効果を有しています。

単純に自分のターンに手札から発動しても強力な効果ですが、真価を発揮するのは《オオヒメの御巫》の効果等と合わせた際と言えます。

自分・相手ターンに、自分の墓地の装備魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを装備可能なフィールドのモンスター1体に装備する。

《オオヒメの御巫》効果より抜粋

上記効果を利用する事で、好きなタイミングで相手フィールドのモンスターを奪い妨害とする事も可能です。

また、コントロールを奪取した後でも先の解説にて登場した《御巫舞踊-迷わし鳥》と併用する事で、強力な疑似ループを行う事が可能です。

④:このカードがフィールドから離れた時に装備モンスターは墓地へ送られる。

上記効果を利用する事で《御巫舞踊-迷わし鳥》のバウンス効果にて《御巫の誘い輪舞》を手札し戻し、コントロール奪取したモンスターを除去。
そして再び発動を行う事で、相手モンスターを着実に除去し続ける事等も可能となっています。

《御巫かみかくし》

相手フィールドのモンスターを装備魔法として装備する効果。そして墓地から除外する事によって、手札除外から【御巫】モンスターを特殊召喚する効果を有しています。

①では単純にフリーチェーンで《サクリファイス・アニマ》の様な装備効果を用いて相手の妨害を行えるのが非常に強力と言え、このカードと《珠の御巫フゥリ》の登場以降、【御巫】が大会シーンでも活躍が見られ始めた転機とも言えるカードです。

《珠の御巫フゥリ》からサーチ出来る強力な妨害カードとなる上、要塞突破を狙おうと出したモンスターを除去出来る点がこのデッキの性質とシナジーしています。

そして②効果では手札除外から【御巫】モンスターを特殊召喚できる為、《御巫舞踊-迷わし鳥》の効果等で除外されたモンスターを再び場へ戻し、使いまわす事が出来ます。
これを利用する事で、以前紹介した【スケアクロー型幻影騎士団】では《スケアクロー・ライヒハート》1枚から《No.86 H-C ロンゴミアント》を成立させる展開の手助けを行ったりしていました。

ロンゴミアントこそ現在は禁止カードへ指定されてしまいましたが、【御巫】ギミックを利用した【スケアクロー】展開は非常に強力な為、気になる人は是非読んでみて下さい。

《御巫かみくらべ》

フィールドに【御巫】モンスターが存在する場合に発動でき、フィールドの表側表示モンスター1体にデッキから装備魔法を装備する効果を持っています。

よくある使用方法としては、相手モンスターを対象にこのカードを発動し、デッキから《御巫の誘い輪舞》を装備する事でコントロール奪取する等の使い方が多いと思われます。
状況によって装備カードは変化させる事が出来る為、必要に応じて装備魔法を持ってくる事が出来るのも優秀だと言えます。

そして②の墓地効果では、装備魔法が墓地へ送られた場合に装備カードを回収する効果を持っています。
墓地へ送られた装備魔法と別なカードも回収する事が出来るため、必要に応じて必要カードを選択出来るのも優秀なポイントです。

ちなみにこのカードに関しては【御巫】装備魔法に限らず、装備魔法カードならば①及び②どちらも使用する事が出来るため、《天子の指輪》等を装備すれば魔法カードを無効化したりと使い方を広くする事も可能です。

ここまでで全ての【御巫】カードについて解説を終えた訳ではありませんが、大会シーンで目にする事が多いカードについては概ね解説を行う事が出来た為、次の章からはいよいよ展開型【御巫】のデッキレシピ及び、肝心の展開方法について紹介を行います。

展開型【御巫】デッキ解説

メインデッキ

上記が現在使用している展開型【御巫】のメインデッキとなります。

基本的には《超重神童ワカ-U4》から記事冒頭で紹介した6妨害を敷く事が出来る構築となっています。
また《超重神童ワカ-U4》の素引き以外にも、《超重武者装留イワトオシ》《超重武者バイ-Q》等からでも同様の盤面を形成可能です。

【超重武者】における展開以外にも、《黒魔女ディアベルスター》を起点とした展開がある他、《御巫の水舞踏》からでも基本的な【御巫】ギミックでスタートを切れる事から高い安定感を誇っているのも特徴の1つです。

メインデッキ41枚中、初動となりえるカードは

・《超重神童ワカ-U4》×3 ※展開ルートA
・《超重武者バイ-Q》×3 ※展開ルートA
・《超重武者装留イワトオシ》×1 ※展開ルートA
・《マシンナーズ・メタルクランチ》×1 ※展開ルートB
・《御巫の水舞踏》×2 ※御巫ギミックによる妨害
・《黒魔女ディアベルスター》×1 ※展開ルートC
・《罪宝狩りの悪魔》×3 ※展開ルートC

上記14枚となっている他、複合したカードからでもスタートを切る事も可能です。

手札誘発においても計10枚採用出来ている事や、召喚権を使用せず行動しつつスケールを用意出来る《超重神童ワカ-U4》、《御巫の水舞踏》の後手捲り性能を考えると、先行だけでなく後手においても戦いやすいのもポイントだと言えるでしょう。

次の章以降では、上記デッキにおける基本展開等を解説したいと思いますので、気になる方は是非とも最後までご覧下さい!

《超重神童ワカ-U4》

このカード1枚からのスタートで、基本展開となる6妨害プランを成立させる事が出来る為、最大枚数の採用を行っています。
《灰流うらら》に妨害される事無く、最低限モンスターの供給を行える事も優秀と言え【超重武者】のエースカードと言えるでしょう。

P効果に加えモンスター効果も地味に優秀で、1枚からレベル8シンクロを行いつつスケールを揃えられるのも非常に使い勝手が良いと言えます。

《超重武者バイ-Q》

サーチ効果を用いる事で、先程紹介した《超重神童ワカ-U4》をサーチ出来る他、様々な【超重武者】モンスターにアクセス可能です。

また展開途中でこのカードを絡ませておく事によって、墓地にレベル2チューナーを供給できる事から《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》等のモンスター効果を有効活用する事にも繋がります。

②効果によってレベルを上昇させる効果も一部状況にて使用する事で《No.41 泥睡魔獣バグースカ》の成立を狙う他、シンクロする際の調整に用いる事にも繋がります。

《超重武者装留イワトオシ》

③のサーチ効果にターン1指定が付いてない事を利用し、《超重武者カカ-C》等によってサイクルする事で複数の【超重武者】パーツをかき集める事が可能です。

これによって【超重神童ワカ-U4】の効果でスケールを揃えた後、ペンデュラム召喚を行う事で飛躍的に展開力を伸ばす事も出来るのが強みだと言えるでしょう。

《超重僧兵ビッグベン-K》

今回の構築では《超重武者ビッグベン-K》を採用していない為、特殊召喚効果を使用せず、主にP効果のサーチ効果を使い展開を行います。
《超重神童ワカ-U4》の効果でこのモンスターをデッキからスケールにセットし、デッキから《超重武者装留イワトオシ》をサーチする事で展開へと繋げます。

ただ、このモンスターを素引きしてしまった場合には《超重神童ワカ-U4》を通常召喚しこのカードをスケールにセットする事で、後述する《超重武者装留ガイア・ブースター》をサーチし展開へと繋げる事が可能となっています。

《超重武者装留ガイア・ブースター》

《超重武者装留イワトオシ》を除いてレベル4非チューナーの役割として採用を行っている他、実質的に手札から特殊召喚できるモンスターとして採用を行っています。

このカードを利用する事で先程の解説でも触れましたが、《超重僧兵ビッグベン-K》の素引きにおいても展開を行える他、状況に応じてモンスターを供給する事等が可能となっています。

《黒魔女ディアベルスター》

コストを満たす事によって容易に特殊召喚を行え、デッキから《原罪宝-スネークアイ》を供給する事が出来ます。
これによって、レベル1チューナーである《ジェット・シンクロン》をリクルートしレベル8シンクロから展開へと繋げる事が可能です。

また、レベル7である事を利用すれば①効果を使用せずともペンデュラム召喚にて場に出す事も出来るため覚えておくと便利です。

素のステータスが2500という点も優秀で、攻撃力2400までの《召命の神弓-アポロウーサ》を打点処理出来るのも魅力の1つだと言えるでしょう。

《マシンナーズ・メタルクランチ》

召喚・特殊召喚を行った際にデッキから機械族・地属性モンスターを加える事が出来る為、《超重武者バイ-Q》をサーチすれば《超重神童ワカ-U4》へと繋げ展開する事が可能です。

また、レベルが9という点を活かし1チューナーを用意すれば《フルール・ド・バロネス》へとシンクロ出来る点も見逃せません。

《剣の御巫ハレ》

サーチ効果によって【御巫】装備魔法を用意出来る事から、《御巫の火叢舞》をサーチして展開を伸ばせる他、《御巫の水舞踏》をサーチすれば相手モンスターの除去を行いつつ《珠の御巫フゥリ》+《御巫かみかくし》を構えられる等、必要に応じたカードを構える事が出来ます。

また、戦士族・炎属性という点を活かし《焔聖剣-デュランダル》のサーチ先候補となれる事や、後述する《焔聖騎士-リナルド》の特殊召喚条件を満たせる点も優秀だと言えるでしょう。

《珠の御巫フゥリ》

サーチ効果によって《御巫かみかくし》を用意し1妨害構えられる点、そして何より優秀なのが②の対象耐性だと言えます。

《珠の御巫フゥリ》のみならず【御巫】カードに対して対象耐性を与えてくれる為、相手によっては突破が困難な壁となってくれます。
最近流行りの【R-ACE】等、対象耐性を苦手とするテーマも多く、相手のデッキ次第では詰みかねない効果を持っている為、このカードをいかに前線維持するかによって勝率も変わってくる場合があります。

《焔聖騎士-リナルド》

墓地・除外から回収する効果を利用する事で、後続の確保を行う事が出来ます。
主に《焔聖剣-デュランダル》からサーチした場合等で使用する事が多く、その場合には再び《焔聖剣-デュランダル》を回収しつつ次ターンに後続の《剣の御巫ハレ》を加えるパターンが多いと言えます。

また、戦士族・炎属性モンスターが存在すればチューナーとして手札から特殊召喚を行なえる為、《剣の御巫ハレ》が場にいる際に特殊召喚を行い《ルイ・キューピット》展開へと繋げる事が可能です。

《ジェット・シンクロン》

《原罪宝-スネークアイ》から特殊召喚を行い、シンクロへと繋げる為に採用を行っています。
《黒魔女ディアベルスター》を残しつつこのカードをリクルートすればレベル8シンクロへ繋げ、後述する《魔螂ディアボランティス》展開へと入る事が出来るのが強みだと言えるでしょう。

また、単純に素引きした場合でも《超重武者カカ-C》等のコストにすれば無駄無く使用でき、《魔螂ディアボランティス》や《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》に効果無効を受けた際に次のシンクロを出す役割を持たせる事も出来ます。

《グローアップ・バルブ》

後述する《魔螂ディアボランティス》から墓地へ落とし、レベル9シンクロへと繋げる為に採用を行っています。

手札に引いてしまった場合には先程の《ジェット・シンクロン》と同じく《超重武者カカ-C》のコストにして墓地へ送ったり、《黒魔女ディアベルスター》を出す際に切ってしまえば問題無く利用する事が出来ます。

ちなみに今後このカードが禁止カードへと再び指定されてしまった場合や、遊戯王マスターデュエルで同様の展開を行いたいと思った場合には《陽竜果フォンリー》を使用する事によって同じ役割を持たせる事も可能です。

ちなみにこちらのモンスターは、炎属性レベル1の為に《原罪宝-スネークアイ》にも対応しているのが《グローアップ・バルブ》よりも優れている点だとも言えます。

《妖精伝姫-シラユキ》

《シューティング・ライザー・ドラゴン》によって墓地へ送る事で、任意のタイミングで妨害できる優秀なカードとして運用する事が出来ます。

ターン1がついていない事から、リンク召喚等で墓地へ送れば同一ターンに更に妨害できるのを利用し《I:Pマスカレーナ》を合わせて使用すると非常に強力です。

また、墓地に存在するカードを除外して特殊召喚を行う為、墓地の魔法罠を除外しておけば再度【超重武者】の効果発動条件を満たせるのもこのデッキとの相性が良い点だと言えるでしょう。

《ネメシス・コリドー》

除外されているモンスターをデッキへ戻し、手札から特殊召喚を行う効果を有している為、この効果を発動し特殊召喚を行えば《超雷龍-サンダー・ドラゴン》の召喚条件を満たす事が出来る他、除外されてしまったモンスターをサイクルする事にも使えます。

《御巫舞踊-迷わし鳥》の効果で除外されてしまった《剣の御巫ハレ》をデッキに戻す事で再び《御巫の水舞踏》でリクルート出来るなど、地味ながら役立つ場面が多いです。

また、守備力が600である事から《ルイ・キューピット》のサーチ範囲に入っているのも優秀なポイントです。

ここまでがメインデッキのモンスターとなりますが、手札誘発に関しましては説明を省かせて頂きます。
続いては冒頭で紹介を行った【御巫】魔法罠と指名者を除くカードについて解説を行います。

《焔聖剣-デュランダル》

主に①効果を使用し、レベル5以下の戦士族・炎属性モンスターをサーチする為に採用を行っています。

素引きしている際に【御巫】モンスターに装備すれば効果を使用できる他、真価を発揮するのは《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》を利用した際等です。
《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》効果でこのカードを装備すれば、そこからサーチ効果を利用できる為展開へと繋げる事が可能です。

このデッキでは《剣の御巫ハレ》《焔聖騎士-リナルド》がサーチ範囲として存在する為、どの展開を行うかによってサーチ先を考えると良いでしょう。

《原罪宝-スネークアイ》

名称に【罪宝】が入っている為、《黒魔女ディアベルスター》効果からセットする事が出来るカードです。

①効果によって、手札デッキからレベル1炎属性モンスターを特殊召喚する事が出来ます。
これによって《ジェット・シンクロン》をリクルートすればシンクロ展開へと繋げられ妨害数を飛躍的に伸ばす事が可能です。

そして忘れがちなのが②効果ですが、こちらはレベル1炎属性モンスターをサーチ出来る為、《ジェット・シンクロン》リクルート後の返しのターンに《焔聖騎士-リナルド》をサーチする事が出来ます。
これによって返しのターンのリソースとして活用できる他、このカードをコストとして墓地へ送った際には上記カードへと変換しつつ墓地から魔法カードを消す事も出来るため、《超重武者カカ-C》等との相性も良好です。

《罪宝狩りの悪魔》

デッキから《黒魔女ディアベルスター》をサーチ出来る上、《黒魔女ディアベルスター》によってセットし使用した《原罪宝-スネークアイ》をデッキに戻す事で1ドローする事も出来る非常に強力なカードです。

このカードの強力なポイントとして挙げられるのが、同一ターンに①と②効果どちらも使用できる点とも言えるでしょう。
妨害数に不安がある場合や、特定のカードを引き込みに行きたい場合には②効果を利用する事でドローによる増強を図る事が出来ます。

ただ1つ覚えておいた方が良いポイントとしては、デッキに戻す《原罪宝-スネークアイ》を後続として活用できる場合がある事です。

先程《原罪宝-スネークアイ》を解説した際にも触れましたが、返しのターンに墓地から除外する事で後続をサーチする事が可能です。
仮にターンを跨いだ場合には、《原罪宝-スネークアイ》による《焔聖騎士-リナルド》のサーチ。そしてこのカードによる1ドロー効果によって計2枚のカードを加えられる為、強力な返しのアクションとなります。

ドロー効果に目が眩み発動ターンに②効果を毎回使用するのではなく、状況に応じていつドローするかを見極めるのが重要と言えるでしょう。

EXデッキ

解説前に続いてはEXデッキの紹介となります。

このデッキを使用するに辺り、ほぼ確定枠と言っていいのは

・《超重武者カカ-C》
・《I:Pマスカレーナ》
・《S:Pリトルナイト》
・《超雷龍-サンダー・ドラゴン》
・《ルイ・キューピット》
・《マナドゥム・トリロスークタ》
・《シューティング・ライザー・ドラゴン》
・《魔螂ディアボランティス》
・《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》
・《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》
・《フルール・ド・バロネス》

上記11枚が必須カードとして考えています。
しかしながら残り4枚については自由枠と捉えている為、必要に応じて変更しても問題無いと言えるでしょう。

《超重武者カカ-C》

【超重武者】が絡んだ際の基本展開にて使用します。
このカードを利用する事で《超重武者装留イワトオシ》を蘇生し、複数回サーチを行う事が出来ます。

また効果を使い終わったこのカードをコストとして《黒魔女ディアベルスター》や《原罪宝-スネークアイ》を使用する事も出来るのも魅力です。

一応注意点として挙げられるのは、展開後には墓地に魔法罠が溜まっている事が多い事から、①のダメージカット効果が使用出来ない為、ダメージを受けたく無い場合等は《フルール・ド・バロネス》の効果等で処理しておきましょう。

《転生炎獣アルミラージ》

自由枠ですが、今回採用している理由としては《焔聖剣-デュランダル》を後続とする展開パターンの場合に、返しのターンにてサーチした《剣の御巫ハレ》をこのカードへ変換する事で墓地へ送り、墓地の《御巫舞踊-迷わし鳥》を確実に起動できる様にする為です。

また、他の通常召喚したモンスターも条件さえ満たしていれば変換出来る為、《ジェット・シンクロン》《グローアップ・バルブ》等を変換しつつ自己蘇生させる事で《S:Pリトルナイト》へと繋げるのにも役立つでしょう。

《I:Pマスカレーナ》

基本展開での展開で《I:Pマスカレーナ》→《S:Pリトルナイト》と繋げる事で妨害数を多く構える役割や、このカードとのリンクに《妖精伝姫-シラユキ》を混ぜる事で再度シラユキを墓地へ送り、妨害数を増やす為の採用となります。

覚えておくと便利なポイントとして、素材がリンクモンスター以外であれば使用可能な為、トークンでも使用可能な事を活かし、《原始生命態ニビル》の上から妨害を立てるアクションを取れるのを覚えておくと便利な場合があります。

《S:Pリトルナイト》

《I:Pマスカレーナ》を使用する事によって①効果を相手ターンに使用し妨害性能を高められる他、②効果によって計2妨害のアクションを取る事が可能です。
現代遊戯王を代表する除去モンスターと言え、非常に優秀なモンスターと言えるでしょう。

①効果を自分ターンに使用した場合、自分は直接攻撃できずライフカットを行いにくい場合が存在しますが、このデッキの場合【御巫】ギミックで直接攻撃に関係無くライフを取る手段があるのが強みの1つとして挙げられます。

また覚えておくと便利なテクニックとして、このカードの②効果によって無効効果を使用済みの《フルール・ド・バロネス》を除外する事で、再度無効効果を使用出来る状態になったバロネスを帰還させる事が可能です。

状況にもよりますが、自分が死なない状態で相手が捲って来た際、上記の様なアクションを取る事で《S:Pリトルナイト》+《フルール・ド・バロネス》で相手に形成された妨害を複数踏んでいけるので覚えておきましょう。

《No.41泥睡魔獣バグースカ》

【超重武者】による基本展開パターンの応用で使用を行う他、《超重神童ワカ-U4》の特殊召喚効果に対し《増殖するG》を発動された場合、《超重武者装留イワトオシ》や《超重武者装留ガイア・ブースター》を通常召喚しこのモンスターを作る事で妨害を構える事が可能です。

一見すると非常に強力なケアにも見えますが、後程解説する裏目の事を考えると使用頻度が落ち気味の為自由枠としての設定をしています。

《超雷龍-サンダー・ドラゴン》

《ネメシス・コリドー》自身の効果を使用する事によって召喚条件を満たし特殊召喚を行います。
相手のサーチ効果を一方的に防ぐ効果を有している為、最近流行りの《篝火》のサーチを防いだり多方面のデッキに対して有効な妨害となります。

また、戦闘効果による破壊耐性を有している事から場持ちが良い点も優秀だと言えるでしょう。

《ルイ・キューピット》

レベル1チューナーとレベル3モンスターでシンクロを行う事によって特殊召喚を狙います。
ここから《御巫の火叢舞》《御巫舞踊-迷わし鳥》等によって、更にレベル3モンスターを供給する事でシンクロを行い展開へ繋げます。
レベルの上下については、この後の展開で《マナドゥム・トリロスークタ》へ繋げるか《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》のどちらへ繋げるかで選ぶと良いでしょう。

またシンクロ素材となり墓地へ送られた際にサーチ効果を有している為、これによって《ネメシス・コリドー》をサーチする事で《超雷龍-サンダー・ドラゴン》へと繋げる事が出来ます。
付属する効果として忘れがちですが、バーンダメージも入る事を活かしETやEDでも有利に進める事が出来る点は覚えておくと便利でしょう!

《SHRチャンバライダー》

自由枠となりますが、採用理由としてはワンキルを行いやすくすると言った意図があります。
このモンスター1体で取れるライフは2200+2400=4600ダメージを最大で狙う事が出来るため、残り3400分のライフを奪う事が出来ればワンキルを達成する事が出来ます。

《剣の御巫ハレ》+《超重武者バイ-Q》等によってこのモンスターの特殊召喚を行い、《御巫舞踊-迷わし鳥》にてハレを蘇生し効果で《御巫の水舞踏》をサーチ。相手モンスターに装備を行いつつバウンスし《珠の御巫フゥリ》を特殊召喚すれば、【御巫】モンスター×2+このモンスターを立てる事等が可能です。
相手モンスターが残り1体ならば、そのモンスターの攻撃力が1700以上であればワンキルを達成できる為、用意にワンキル条件を達成する事へと繋がります。

ただ召喚条件自体が満たしやすい訳ではないので、他のライフカットモンスター等に変更しても問題無いと考えています。

《マナドゥム・トリロスークタ》

基本展開を行うのに使用します。
このデッキの場合、《超重武者バイ-Q》がレベル2チューナーである事を活かし特殊召喚を行い展開へと繋げます。

このモンスター自体がチューナーである事から、レベル4非チューナーを用意する事で《フルール・ド・バロネス》へ繋げられる等、このカードでしか出来ない展開が存在する為、現在の基本展開を行う上では必須と考えています。

《シューティング・ライザー・ドラゴン》

①効果によって《妖精伝姫-シラユキ》を墓地へ送る事によって妨害を用意する役割で採用を行っています。

また、墓地へ送ったモンスターや同名モンスター効果を発動する事は出来ませんが、永続効果等の効果を適用される事を活かし【御巫】モンスターを墓地へ送り、《御巫の火叢舞》《御巫舞踊-迷わし鳥》等で特殊召喚を行いライフをカットする等の芸当も可能です。

また①効果にはこのモンスターのレベルを変更する効果がある為、これを用いる事でレベルを変更し、シンクロ召喚のレベル調整へと繋げると言った事も出来ます。
例えば、レベル11の《サイコエンド・パニッシャー》をシンクロ召喚したい場合にはレベルを3下げる事で4に調整し、《黒魔女ディアベルスター》とのシンクロを行う事で特殊召喚を狙う事等も可能です。

《魔螂ディアボランティス》

シンクロ召喚を行う事によって、成功時にデッキから昆虫族・植物族を墓地へと送る効果を持っています。
これによって《グローアップ・バルブ》を墓地へ送る事で展開を行い、《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》へと繋げます。

今回は採用を行っていませんが、例えば【セリオンズ】ギミックを搭載している場合等には《セリオンズ・リリーボレア》を墓地へ送る事によって、【セリオンズ】モンスターの対象としつつ装備し展開補助を行う事が出来たりと、落とせる範囲が広いのを活かす事で別なデッキでも活躍する事が望めるスペックを持っていると言えるでしょう。

《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》

シンクロ召喚に成功した場合に、墓地からレベル2以下のチューナーモンスターを蘇生する事が出来ます。
これを利用する事によって、《魔螂ディアボランティス》の効果が止められてしまった場合等に、《黒魔女ディアベルスター》からの展開で再度《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》へと繋げる事等が可能です。

また、単純にレベル2モンスターを特殊召喚すれば2+8=10で《フルール・ド・バロネス》等の成立を目指す事が出来る為、妨害持ちモンスターへと変換出来る点も優秀だと言えるでしょう。

《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》

①の装備効果を活かす事で、《焔聖剣-デュランダル》による展開用モンスターのサーチ、《御巫の水舞踏》によるモンスターリクルート、《御巫舞踊-迷わし鳥》による除去をモンスター蘇生、上記3つをこなす事が可能です。

基本的には展開へと使ってしまう為に場に残りにくいカードですが、②効果を利用する事で相手の妨害を行う事も可能となっています。
また、表示形式変更効果は【御巫】との相性も良く、相手が御巫ギミックによってライフカットされにくい様に、低いステータスの表示形式でおいているモンスターの表示形式を変更しライフカットを行う等のシナジーも存在しています。

《フルール・ド・バロネス》

主に②効果による妨害の性能が強力な為、制圧モンスターとして採用を行っています。
環境でも目にする機会が多いカードの為、多くの説明は不要かとは思います。

展開途中にてこのモンスターを成立させる事で、展開デッキが苦手とする《原始生命態ニビル》のケアへと繋がったりするのが非常に強力です。

また、除去効果も優秀と言え、相手のみならず自分フィールドのカードも破械する事が出来ます。
これを利用する事で、棒立ちとなってしまいサンドバックにされてしまう《超重武者カカ-C》等のモンスターを除去したり、魔法罠を伏せたいがスケールが埋まってしまっている状況等では、スケールを破壊し魔法罠ゾーンを空ける等の細かい役割も持つ事が出来ます。

《サイコ・エンド・パニッシャー》

自由枠ですが、こちらも《HSRチャンバライダー》と同様ライフカット様モンスターとしての採用を行っています。

除去能力に加え、非常に強力な耐性効果を有している為、場持ちが良いカードとして扱える他、フィニッシャーとしても大変優秀です。

気を付けたい部分としては、③の攻撃力上昇効果はバトルフェイズに発動できる任意効果の為、発動宣言を忘れてしまうプレイヤーを多数見かけます。
これによってワンキル出来ずに苦い経験を味わったプレイヤーも多くいますので、上昇させる際には忘れずに宣言しましょう。


さて、ここまででEXデッキの解説は終了となります。

次の章からはこのデッキにおける展開ルートの解説となりますが、基本的に目指す展開盤面としては、記事冒頭にて解説した6妨害展開の”展開ルートA”
そして”展開ルートA”を応用した数パターンの展開ルートがあり、それによって《No.41 泥睡魔獣バグースカ》や《超雷龍-サンダー・ドラゴン》を構えると言った展開パターンが存在します。

これらについて、解説を行います。

展開型【御巫】展開ルート解説

基本展開A

必要な手札:《超重神童ワカ-U4》or《超重武者バイ-Q》or《超重武者装留イワトオシ》

今回は《超重神童ワカ-U4》を例に展開解説を行います。

《超重神童ワカ-U4》をスケールに発動し効果発動、自身を特殊召喚しデッキから《超重僧兵ビッグベン-K》をスケールにセット。

《超重僧兵ビッグベン-K》効果、デッキから《超重武者装留イワトオシ》をサーチ。

《超重武者装留イワトオシ》通常召喚。

《超重武者装留イワトオシ》を素材に《超重武者カカ-C》を特殊召喚。
《超重武者装留イワトオシ》効果、デッキから《超重武者バイ-Q》をサーチ。

手札から《超重武者バイ-Q》を捨て効果発動、《超重武者装留ガイア・ブースター》をサーチ。

《超重武者カカ-C》効果、手札を1枚捨て墓地から《超重武者装留イワトオシ》を特殊召喚。

《超重武者装留イワトオシ》《超重神童ワカ-U4》を素材に《魔螂ディアボランティス》を特殊召喚。
チェーン1《魔螂ディアボランティス》
チェーン2《超重武者装留イワトオシ》
チェーン3《超重神童ワカ-U4》
にて効果を発動。
《超重神童ワカ-U4》をスケールにセット。
《超重武者装留イワトオシ》で《超重神童ワカ-U4》をサーチ。
《魔螂ディアボランティス》で《グローアップ・バルブ》を墓地へ。

《グローアップ・バルブ》効果、デッキトップを墓地へ送り自身を特殊召喚。

《魔螂ディアボランティス》《グローアップ・バルブ》を素材に《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》を特殊召喚、効果でデッキから《御巫の水舞踏》《御巫舞踊-迷わし鳥》《焔聖剣-デュランダル》を装備。

《焔聖剣-デュランダル》効果、デッキから《剣の御巫ハレ》をサーチ。

《御巫の水舞踏》効果、《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》をEXデッキに戻し《珠の御巫フゥリ》を特殊召喚。
《珠の御巫フゥリ》効果、《御巫かみかくし》をサーチ。

スケール◆1とスケール◆8にてペンデュラム召喚。
手札から《剣の御巫ハレ》《超重神童ワカ-U4》《超重武者装留ガイア・ブースター》を特殊召喚。

《剣の御巫ハレ》《超重神童ワカ-U4》を素材に《シューティング・ライザー・ドラゴン》を特殊召喚、効果で《妖精伝姫-シラユキ》を墓地へ送りレベルを3に変更。

《シューティング・ライザー・ドラゴン》《珠の御巫フゥリ》を素材に《マナドゥム・トリロスークタ》を特殊召喚、効果で墓地の《超重武者バイ-Q》を特殊召喚。

《マナドゥム・トリロスークタ》《超重武者装留ガイア・ブースター》を素材に《フルール・ド・バロネス》を特殊召喚。

墓地の《御巫舞踊-迷わし鳥》効果発動、墓地の《剣の御巫ハレ》を特殊召喚し装備。
《剣の御巫ハレ》効果、《御巫の火叢舞》をサーチ。

《剣の御巫ハレ》《超重武者バイ-Q》を素材に《I:Pマスカレーナ》を特殊召喚。

《御巫の火叢舞》発動、墓地から《珠の御巫フゥリ》を特殊召喚。

最終盤面:《超重武者カカ-C》+《フルール・ド・バロネス》+《I:Pマスカレーナ》+《珠の御巫フゥリ》+《御巫かみかくし》+墓地《妖精伝姫-シラユキ》

上記の様に展開を行う事が出来ます。

・《フルール・ド・バロネス》による妨害。
・《御巫かみかくし》による妨害。
・《妖精伝姫-シラユキ》による妨害。
・《I:Pマスカレーナ》+《妖精伝姫-シラユキ》にて生成した《S:Pリトルナイト》による着地時効果の妨害。
・《S:Pリトルナイト》の2体除外効果による妨害。
・2度目の《妖精伝姫-シラユキ》による妨害。

計6妨害を《超重神童ワカ-U4》1枚初動から行う事が可能です。

この展開の優秀なポイントとして1つ挙げられるのが、相手の《原始生命態ニビル》に対する耐性が存在します。

相手が展開を眺めて発動を遅らせて来た場合、打たれるであろうポイントとしては《マナドゥム・トリロスークタ》と《超重武者装留ガイア・ブースター》が並び、《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚する直前だと思われます。

この場合、墓地に既に《妖精伝姫-シラユキ》《御巫舞踊-迷わし鳥》が落ちていると共に、手札に《御巫かみかくし》がサーチされている為妨害数を複数構えた上で《原始生命態ニビル》を受ける事が叶います。

次にペンデュラム召喚を行った後を考えてみましょう。

《剣の御巫ハレ》《珠の御巫フゥリ》《超重武者カカ-C》《超重神童ワカ-U4》《超重武者装留ガイア・ブースター》全てがリリースされますが、《珠の御巫フゥリ》によって《御巫かみかくし》がサーチされていると共に、墓地に《御巫舞踊-迷わし鳥》が存在している事から妨害を残す事が可能です。

また、自分フィールドにトークンが特殊召喚される事を利用する事で以下の展開も可能です。

《原始生命態ニビル》効果処理後

墓地の《御巫舞踊-迷わし鳥》効果、《剣の御巫ハレ》を特殊召喚。
《剣の御巫ハレ》効果、《御巫の火叢舞》サーチ。

《原始生命態トークン》《剣の御巫ハレ》を素材に《I:Pマスカレーナ》を特殊召喚。

《御巫の火叢舞》効果、墓地から《珠の御巫フゥリ》を特殊召喚。

最終盤面:《I:Pマスカレーナ》+《珠の御巫フゥリ》+《御巫かみかくし》

上記の様な展開を行う事も可能です。

続いて《パワー・ツール・ブレイバー・ドラゴン》の着地に《原始生命態ニビル》を受けた場合を想定します。
この場合、まだペンデュラム召喚を行っていない状態の為、手札に《超重神童ワカ-U4》《超重武者装留ガイア・ブースター》が残っている状態を作り出せています。

これによって、残りの手札にもよりますが最低限《No.41 泥睡魔獣バグースカ》を立てる事や、先程と同様に《I:Pマスカレーナ》→《S:Pリトルナイト》の動きで2妨害を作る事も出来るでしょう。

最後に5回目の着地で最速発動された場合を想定します。

《超重神童ワカ-U4》をスケールに発動し効果発動、自身を特殊召喚しデッキから《超重僧兵ビッグベン-K》をスケールにセット。※1体目

《超重僧兵ビッグベン-K》効果、デッキから《超重武者装留イワトオシ》をサーチ。

《超重武者装留イワトオシ》通常召喚。※2体目

《超重武者装留イワトオシ》を素材に《超重武者カカ-C》を特殊召喚。
《超重武者装留イワトオシ》効果、デッキから《超重武者バイ-Q》をサーチ。※3体目

手札から《超重武者バイ-Q》を捨て効果発動、《超重武者装留ガイア・ブースター》をサーチ。

《超重武者カカ-C》効果、手札を1枚捨て墓地から《超重武者装留イワトオシ》を特殊召喚。※4体目

《超重武者装留イワトオシ》《超重神童ワカ-U4》を素材に《魔螂ディアボランティス》を特殊召喚。※5体目

この様に最速発動した状態でも既にシンクロ召喚に繋げられている事から、《超重神童ワカ-U4》効果でスケールが揃っていると共に、手札には《超重神童ワカ-U4》《超重武者装留ガイア・ブースター》が揃っており危機的な状況は回避出来ていると言えます。

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