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走るのをやめて、歩いてみる

さいきん、ゆったりとした、でも芯のつよい人の書いたであろう、ふっとひと息つけるような文章をいくつか読んだ。たぶん、ちょっと疲れていたので目にとまりやすかったのだろう。
文章の中のひとは、自分の生活スタイルを自分の意思で選びとっているようだった。

ひとの生き方をみて立ち止まり、自分のあり方を考える。
わたしだって全部自分で選んできたつもりだけれど、きっと自分の意思のほかに、見栄えとか、人からの評価とか、そういうものも混ざりあって今がある。

振り返れば、大学生のころから周りにはなんだか「世間的にみてうまくいっている」ひとが多かったように思う。そのみんなに合わせて走らなきゃ、走らなきゃ、と追い立てられるように生きてきたような気がする。
そして、◯◯しないといけない、と思うことが増えていった。自分でも自分を追い立てているのだ。よくないな、と思う一方で、それが口癖のようになってしまっている。

もしかしたら、一度立ち止まって、ゆったりと歩くように生きてみてもいいのかもしれない。
走るのをやめてみると、思いのほか息があがっていることに気付く。このあたりで一度、息を整えることも大事なのではないかしら?

この1年弱のあいだに、オンラインサロンに入ってみたり、カメラを始めたり、自分を取り囲むものをすこし変えてみた。ちょっと前までは、インターネット上で知り合った人と実際に会うなんて考えられなかったのだけれど。

今までとはちがう、あたらしい人たちと出会ったことで、今まで知らなかった価値観を知ることができた。ファインダーを通して見る景色が、とても美しいということも。

いろんな生き方があり、考え方がある。あたらしい人と出会うたび、少しのあいだに、ものごとのとらえ方も変わっていく。

人とちがうペースで歩いてみること。勇気がいることだけれど。
これからもっと、自分の意思で選びとることを意識していったら。もしかしたら、もっとたのしく、ゆったりと、自分の人生を暮らせるようになるかもしれない。


読んでいただきありがとうございます。 また来てくださるとうれしいです。