2015年 話数単位で選ぶ、TVアニメ10選 こるすとれいんす


・放課後のプレアデス 第8話「ななこ13」

2話で宮沢賢治の歌がつかわれて、一気に引きこまれました。ここ数年で一番SFをまっとうに演出した良作です。最終回近辺はもちろん、4話「ソの夢」も素晴らしかったです。

・アイドルマスター シンデレラガールズ 第24話「barefoot girl」

・ガッチャマンクラウズ インサイト 第10話「seeds」

SNSの方向性や情勢についても予言的ですらあった、ガッチャマンクラウズインサイト。寓話だからこそ「考えること」を描けたと思います。

・Charlotte 第7話 「逃避行の果てに」

自分が麻枝准トリビュート同人誌に参加したこともあり、今年一番盛り上がってしまった作品でもありました。この話では妹を失った事で自堕落になった主人公をこうこうと追っていく話。学園や組織話の最中で、ただの荒んだ生活描写を描くだけで、伝わるものが色々とあったのだと思います。ラストを含み。

・ゆるゆり さん ハイ! 第8話「それは、誰もが手にする笑顔のカケラ。」

まったく期待していなかったゆるゆり3期が、これまでの作品を上回る挑戦的な演出、丁寧な人物描写に、すっかり関している今日このごろです。特にこの話のAパートにおいては、セリフを排し、音楽によってのみの表現でびっくりしました。

・幸福グラフィティ 第1話「ほかほか、じゅわっ。」

コトリンゴの音楽、活き活きとしたキャラクター(特にきりん)、そして美味しそうなごはん。これを観て一時期自炊に嵌まってしまったのはないしょです。EDも、そして次回予告まで美味しく頂きました。

・ローリングガールズ 第6話「電光石火」

映像ストリーミングサービス「hulu」のおかげで、後追いながらとても夢中になって、そしてある意味では救われた作品です。今更になってブルーハーツにやられもしました。非常に特徴的な絵作りにかっとんだ脚本。夏のライブイベントにも行ってしまいました。第6話は名古屋での父と娘とバイクの総決戦。

・のんのんびより りぴーと 第4話「てるてるぼうずを作った」

田舎をスローに描く日常アニメ。第一話に至っては校歌を背景に、市井の人々の生活、風景が刻々と描き続かれあぜんとしました。この話は、意図的に泣かせようとしない、手を出さない親のような視線で、丁寧に描き切ったからこそ生まれた強烈なエモーションがありました。

・響けユーフォニアム 第8話「おまつりトライアングル」

数あるアニメ作品の中でも、こんなにも一人の人間としての感情を正直に描けた作品は早々無いでしょう。

・SHIROBAKO 第19話「釣れますか?」

昨年末から今年のはじめ、最も熱心に(リアルタイムで)観ていたアニメ。特にこの回における、日本のアニメーション史、いや映像メディア史における、アニメとはなにか?という突き詰めた表現としての可能性の豊かさを活き活きと演出した傑作回です。今年一番好きな話でした。



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