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ANTONIO LOUREIRO Live @Shibuya www 2015.9.30

アントニオ・ロウレイロの渋谷WWWでの公演。2011年の秋に初めてセルフタイトルのアルバムと出逢って夢中になり、それが巡る巡ってミルトンナシメントなどのミナス・ブラジル音楽に聴き漁るきっかけとなり、2015年の秋になりようやく生で彼の演奏を目の当たりにした。本当、素晴らしかった。

ミナスの土着で豊潤な音を、ジャズトリオという最小限な形で、優しさだけでなく、ある時は冷たいほどストイックに音楽にのめりこむ姿に何故か心打たれて(マイクスタンドが傾いた4曲目あたりで)泣いてしまった

トリオがカルテット、クインテットとなり、その度に曲の景色も別な広がる様も見事だった。

ドラマーの端くれでもあるので、ドラムの瞬間瞬間での「小さな」音の紡ぎを、細やかな打ち方の変化で、主旋律を支える姿にも感動させられた。

アントニオのピアノも、スキャットをする彼の声と折り重なって、本当に唄うような演奏で、こればっかりはライブで直に体験しないとわからない。もう・・。

演奏の間でのMCでも、ライブ後のサイン会でも、ロウレイロはさっきのストイックな姿と違って、謙虚で紳士だった。(サインも頂いた上、握手まで・・またthank youしか言えなかったけど)

色んな意味で影響を受けたライブだった。携わった方々皆さんに本当に感謝です。

出演:Antonio Loureiro with 芳垣安洋、鈴木正人、藤本一馬、林正樹


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