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小学二年生から不登校の娘の今①姉の影響で不登校になる

不登校になったきっかけは2つ年上の姉。中学受験に挑戦して合格したのも姉。いつも中心は姉。登場人物として先に書くのは姉のことでした。

しかし姉の不登校のはじまりと同時に、妹の人生も大きく変化したことは間違いありません。しかも、自分の変化ではなく、変化した姉の影響で学校へ行かなくなった。

もしかすると、この先、『あの時、姉が学校へ行かないなんて言わなければ、私の人生は変わっていたのに』と言うかもしれない。でも、私はそう言ったとしても、言いたかった理由がある、過去を恨んだとしても、そのとき自分で選んだ道として生きて欲しいと思っています。

これが伝わるのはもう少し先かもしれませんが、私は妹の人生も、人生の主人公としてずっと見てきました。

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小学二年生の6月、長女が行かないと言った月曜日の朝、学校へ行く準備をしていた次女は急遽休みになったことで少し戸惑っていました。いつも頼りにしているのに、なんだか少し元気も無さそうで心配していたようでした。

次女は、とても優しく穏やかで、幼稚園では仲良くなった唯一の友達としかほとんど話さなかったり、小学校へ入学したあとも自己紹介は出来ず、『トイレに行きたい』が言えず、一回も学校で行ったことがありませんでした。休み時間も、自由帳に1人で絵を描いていることが好きで、『話しかけられたら話すけど、自分から話しかけたとこは無い』『友達になろうって言ってくれた人が友達』と、内気な性格で、そんな様子を懇談で聞いて、学校生活は楽しんでいるのだろうかと思っていました。

勉強は、効率よく宿題終わらせいつも成績の良い長女とは少し違い、宿題は鉛筆を持ちながら寝てしまったり、授業で聞いたことも時間をかけて理解しているようでした。

放課後は長女の友達と一緒について行って遊ぶことばかりだったので、果たして学校は楽しくて行っているのかは分かりませんでした。

しかし、長女が学校へ行かないと2日連続でお休みを決めた時、『風邪も引いてないのに休むのはおかしい』と、泣いて訴えたことに驚きました。学校に行きたい、風邪を引いたら休むけど、毎日行くところだ、と、自分の中にしっかりとルールがあったんだ。むしろ、学校はあまり楽しいところではないから、休めて良かったと思ってもおかしくないと思っていた私の思い込みは、全く違っていました。

もうすでに、次女の中ではこう生きたいという道は作られていました。

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