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不登校と中学受験②不登校を見守ることと中学受験を支えることの真逆さ

中学受験にチャレンジしようと決意した娘の気持ちを聞けた時には、勉強が間に合うのかや落ちたらショックを受けるかなぁなど色んな不安の気持ちもありましたが、中学の区切りでこの不登校の生活が少し変わるのかもと嬉しく思いました。娘の通う小学校からは受験する子は毎年1人いるかいないかという、稀な選択だったので、中学受験をするという決断も、娘の意思があって進んでいる感覚になれました。

とはいえ、小4からほとんどして来なかった勉強は、果たして受験に間に合うのか。私自身、中学受験の経験もないし、受験に関する情報をもっていなかったので、何をすべきなのかどこを調べたらいいのか手探りでインターネットでの学校情報を見るところから始まりました。

受験のきっかけになった推しの友達のお母さんから情報を貰えたことが救いでした。まずは学校見学会へ行くこと。そこで過去問を貰えることと、複数回ある受験対策の日があるのでそれにも欠かさず出ること。

日程を調べてみると、6月の下旬に見学会がありました。すでに私の予定は入っていたため、夫と娘二人で学校見学会へ向かいました。見た感想は、校舎も先生方や先輩の様子も魅力的だったようで、ますます行く気になっていました。

去年度の過去問も貰ってきました。さっそく内容を見ていましたが、目を通すくらいで実際に解こうとはしていませんでした。

私『今の実力を知るためにやってみたらいいんじゃない?』
娘『全然分からないから出来ない』と。
私(そりゃそうだ!だって今までやってこなかったんだもん、分からなくて当然.....)
私『じゃあ受験対策の塾とか家庭教師とか、何で勉強しようか?』
娘『(...ケータイ見始める)』

私『どうするつもりなの???』

不登校という経験から、ゆっくり娘の気持ちを知り焦らず見守っていくことは少しずつ出来てきたなと、私自身の変化も感じながらいましたが、受験に限っては【試験日】がある。合否も出る。目標やゴールを決めて行動をすると言うことは、避けては通れない道であるのは誰もが知っていることでした。
分からないと感じているのに、行動をしない娘の様子に、理解できないと思ってしまったり、少し強引にでも何か勉強が出来る環境を作った方がいいのだろうかと、なんとか合格へのルートを作りたいという思いで必死でした。

そんな私の気持ちとは裏腹に、受験勉強には手をつけず、何も変わらずYouTubeを見る日々を過ごしていたので、これはいっとき心が動いた時の宣言で本気で行きたいとは思っていないのかもしれないと、思いました。そう考えていた方が、もし受験しなくても私が傷つかないからそう考えようとしていたのかなと、振り返っていて思います。

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