捜し物を音で見つけることのできるスマートトラッカーの Tile Style が安く売っていたので試しに購入してみました。

この製品をニュースで見てから、捜し物も苦手でいろいろなモノをいろいろな所でなくす自分にぴったりなのではないかと思っていました。ちょっと高額かなと躊躇してそのままになっていましたが、やっと手元に来ました。

プロダクトデザインの観点から見ますと、一つのブレークスルーになっているのがバッテリーをユーザーに交換させないところです。電池蓋は防水や脱落など考えると設計が難しく、充電式もコネクターがスペースも取るし外観が綺麗ではないしと、大変困難な検討内容になります。これ以上充電するモノを増やすのが良いのかといった使い勝手の面も心配です。電池交換や充電をなしとすることで、これらの問題が一気に解決します。

電池が切れたら本体をメーカーに送って交換してもらうことになるのでしょうが、それがユーザーに受け入れられるぐらい長く電池が持つというメーカーの判断なのでしょう。実際どれぐらい電池が持つか分かりませんが、これもバッテリーと低消費電力の技術やが向上したからこそできるサービスだと思います。今後はこのようなものも増えてくるでしょう。私もすでにこれをクライアントさん見せて、これからはモノによっては電池交換しないという考え方も選択肢になりますよと説明しています。

さて、肝心のスマートトラッカーとしての使い勝手ですが、まだ幸いにもカギを紛失していないので、役には立っていません。でも、そもそもiPhoneを部屋でなくすことが多いので、まずApple WatchでiPhoneを探し、そのiPhoneでTile Styleを探すことになりそうです。