完全にやってたし。

完全に食べさせてたね。

正直な話。
これで、葉っぱちゃん達にも悲しい話があったのね。
かわいそうだったね。

とはならない。

例えばこれが、カレー作戦で歌を無力化した上でセイレーンを討伐して。
全てが終わった上で、実はこんなことでした…みたいな順番なら不穏でおもしろかったかもしれない。
ちいかわたちが帰ったあとにこの回想シーンで終われば。

だけど、セイレーンはいったん追い払ったにしてもまだ生きていて、また襲ってくるかもしれない状態。
そしてこの葉っぱたちは嘘をついていて、メインキャラたちも島民もみんながだまされている状態。
島民たちもメインキャラをだましてるけど、そこは白状しているし許せるところ。
でも、葉っぱたち…とくに1葉は自分勝手で感情移入できない。
確かにセイレーンによって瀕死にされた2葉はかわいそうだけど、あのまま看病しても治るかもしれなかったし、人魚を食べたら永遠の命が手に入る話を知らないと言った上に殺されていく島民も見殺し。
島民にも嘘ついてる。

これ、最後どう閉めるの？
って思う。
そこのみが気になる。

あと、ナガノ先生筆が乗ってきたって騒いでる人いるけど。
この規模のマンガで行き当たりばったりの展開で描いて描いたそばから公開してるなんてことはないと思う。
最初からちゃんとシナリオは決まっていて、原稿のストックはあって、どの話をどのあたりでどんなペースで公開するってのはちゃんと考えてあると思う。
ナガノ先生の手の上で踊らされているのは読者なんだよ。
そんな中で、考察とかさせてもらって遊ばせてもらってる。
楽しませてもらってるってだけ。

それにしても、人魚が食べられてないハッピーエンドを望んでいたけれど。
確実に殺してたし確実に食べてるよね、これ。