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アニメとリンクして

アニメのちいかわは、今日、ビリーブだった。
楽しそうにビリーブを歌うちいかわとハチワレ。
まるで辛い時に助け合い支え合う2人のようだった。

そして。
マンガも更新された。

宴が終わり、帰路につく葉っぱたち。
あの、最後のセイレーンの「わかった」が何をさしていたのか。
葉っぱたちは、わかっていた。
そして、自分たちの未来に待ち構えていることも。
わかってはいる。
だけど…

闇の中に消えていく2人。
足音だけを残して。

ハチワレは、セイレーンにもうみんなを襲わないでと叫んだ。
セイレーンは、そのことを「わかった」のだと理解している。
そして、ちいかわが抱えているヒミツも知らない。
島民の中に人魚食いの犯人がいることも知らなければ、その犯人がセイレーンにバレたことも知らない。
そしてきっとこのまま知らずに帰って。
知らずに生きていくのだろうと思う。

ちいかわは、なんとなく葉っぱたちが人魚を食べたのではないかと思っているだろう。
だけど、食べた理由までは知らない。
本当に食べたのかどうかも知らない。
ちいかわもまた、真相は知らずに帰って。
知らずに生きていくのだろう。

うさぎも、ラッコも、モモンガも、古本屋さんも、くりまんじゅうも、シーサーも、島二郎も。
知らないまま、生きていくのだと思う。

葉っぱたちはきっと、話しながら帰って。
そして、自分たちの足でセイレーンの元に行き、真実を告白するだろうと思う。
そこでセイレーンはどういう判断を下すのだろうか。
許してほしいと思うけれど。
互いに傷はあれど、なんとか。
葉っぱが人魚化するとか、そういう方法でもあればいいけど。
そのパターンはあるのだろうか。

行方不明の島民は、実は食べられてなかったとかならいいのだけど。
そんなハッピーエンドはあるのだろうか。

元に戻るなら一番いいんだよね。
葉っぱたちの体から電池が消え、人魚は生き返り、さらわれた島民も生き返る。
時間が戻るということはないのだろうか。
全ての時間が巻き戻り、あの海での事故の前に戻る。
そして事故は回避され、人魚も殺されず、島民もさらわれず、ちいかわたちも島に呼ばれない。

夜が明け。
島から帰る一行。
船から見つめる岸には、見送る島民たち。
ちいかわは葉っぱたちを探すが、葉っぱたちは見あたらない。
その頃葉っぱたちは、セイレーンに罪の告白をしていたのだ。
事情を知ったセイレーンは、許す決断をする。
お互い様だったと。
そして奇跡が起きて、時間が巻き戻る。
セイレーンと葉っぱたちにはあの時間軸の記憶がある。
お互いの配慮により、事故が回避される。
笑い合い、手を振る葉っぱとセイレーン。

葉っぱたちは永遠の命の呪縛からも罪からも解放される。
ちいかわたちが島に行くことはない。

だけどある日、くまさんポシェットの中からキラキラと光る謎のうろこが見つかる。
ちいかわはそのキラキラと輝く綺麗なうろこを見つめる。
ハチワレとうさぎがやってきて、みんなで綺麗だね、それなあに?って見つめる。
誰にもそれが何なのかはわからないまま、うろこはキラキラ輝いている。

場面が変わって、2人でなかよく釣りをする葉っぱたち。
遠く離れた海の上ではセイレーンと3匹の人魚たちが遊んでいる。
海はキラキラと輝いている。
葉っぱたちは、ちいかわたちのことを話している。
そのシーンで、この物語は終わる。

という、終わりを考えた。
どうしてもハッピーエンドにしたい、ただの僕の願望。

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