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ヒミツを抱えて。

なにかあった?
そんなハチワレの言葉に、葛藤の末、何もないことにしたちいかわ。
なんだかひさしぶりに、スッキリとした顔をしているように見える。

もう、「決めた」んだ。
そう決めたんだね。

そこに駆けつけるうさぎ。

たぶん、夜になるまでの間もいろいろ考え込んでいて。
そんな様子の変化に友達は気付いていたのだろう。
キャンプファイヤーから離れたちいかわに、ちゃんとハチワレとうさぎは気付いていた。
そして、心配して見守ってくれていた。
戻っていくちいかわを笑顔で迎えて、葉っぱたちに手を振るハチワレ。
ちいかわの頭をぐるんぐるんしてる手でなでまわすうさぎ。

2組は手を振り。
そして離れてゆく。

ヒミツを2人で抱える葉っぱたち。
ヒミツをひとりで抱える決断をしたちいかわ。
同じく言えないヒミツを抱える対比の中で。
ヒミツを共有し、罪を共に背負った葉っぱたちと。
ひとりで抱え、共と笑い合うちいかわ。

いろいろなことを考えるシーンだ。
もしも、ケガをして瀕死になったのがちいハチうさだったらどうするか。
もしも3人いる人魚がちいハチうさだったら…?

たぶんこうして夜は更け、そして朝がきて。
ちいかわたちは帰るのだろう。
その後、どうなるのか。
自分ならどう描くか。
2パターン考えてみた。

ちいかわたちを見送った後…

①あの後話し合った葉っぱたちは覚悟を決める。
そして、セイレーンの元へ。
人魚を食べたのが自分たちだと告白し、2人で永遠の命を味わう。

②セイレーンが再び村にやってくる。
ターゲットは、2葉のみ。
お尻にできるやつを見たから。
セイレーンは2葉しか見ていない。
そして連れ去る。
1葉が止めようとするが、話を聞かないセイレーン。
2葉は連れ去られ、1葉と2葉はそれぞれ別の意味での永遠の命を味わう。

今日の日はさようなら。
また会う日まで。

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