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愛されていたんだ、シュタルク。

葬送のフリーレン第12話。
本物の勇者、を観た。

訪れたのは剣の村。
世界を滅ぼす災いを撃ち払う者しか抜けない「勇者の剣」がある村。
80年前に勇者ヒンメルが抜いたと伝えられる、伝説の場所。

しかしそれほど有名なエピソードを、フェルンはハイターからあまり詳しく聞いたことがなかった。
その真相は…以下、ネタバレを含みます。

その真相は、勇者ヒンメルは「勇者の剣」を抜けなかったのだ。
しかし、ヒンメルは魔王を倒した。
剣は抜けなかったが、本物の勇者になったのだ。

80年後、その地を訪れたフリーレン一行。
町に着いた日はシュタルクの誕生日だった。
シュタルクの誕生日プレゼントを悩むフェルン。
フリーレンはとっておきのプレゼントを準備していた。
フェルンはシュタルクに直接ほしいものを聞くことにする。
しかし、シュタルクは今まで「誕生日プレゼント」というものをもらったことがなかった。

弱虫で。
家族から認められていなかったシュタルク。
誰からも認められず、誰も彼もをがっかりさせ、誰からも愛されてこなかった。
そう思っていたシュタルク。
しかし、シュタルクはそう思っていたが、シュタルクを認め愛してくれた者もいた。
兄はシュタルクを逃がし、シュタルクの命を助けた。
アイゼンもまた、シュタルクを大切にしていた。
戦士とはなんと言葉足らずな者達なのだろうか。
しかし、シュタルクは愛され、認められていたのだ。

余談ではあるが…。
僕はやっぱりヒンメルの一行は勇者パーティーではないのかと思っている。
そしてその勇者とは、フリーレンなのではないか、と。

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