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斉藤日記⑦新しい鬼ごっこ


おはようございます。
Comfortable Days のよーこさんです。

「斉藤日記」を始めました。

マガジンの名前は、
「斉藤日記〜主体的に遊ぶ子ども達を育てたい」です。
子どもと関わる多くの人たちに読んで頂けると嬉しいです。また、感想やコメントを頂けると励みになります。


第2週めの初日4/8(月)よーこさん休み。
この日は、初オールノーヨーコデー。
(オノヨーコデーと見えなくない?)

そして、4/9(火)出勤してみると・・
なんと子ども達が、
新しい鬼ごっこをしているではないか!

素晴らしい!!
いいぞ、斉藤!

よーこさんは、感動した。
やってみたいと思う事をちゃんと実行に移している。
「行動」は、大切なのだ。

鬼ごっこは沢山の素晴らしさを持っている。
運動という側面、
社会性という側面、
特に社会性という面に注目して、
3歳になったら、取り入れたい遊びだ。

鬼ごっこは、
「逃げる」と「追いかける」が基本の遊び。

最初は、「待て待て〜」と大人に追いかけてもらい、逃げて、捕まえてもらって楽しい。

1対1の遊びから発展して、友だちも一緒に遊び始める。
でも、初めは平行遊び。
自分が先生に捕まえて欲しいばっかり。

そのうち、簡単なルールが導入される。
例えば、しっぽ取り、
例えば、オオカミごっこ。

「逃げる」チームと「追いかける」チーム。
しっぽ取りだと、しっぽを取られる。
オオカミごっこだと捕まったら、
おうちに帰ってくる。

そこで、中々の葛藤と出会うことになる。
取られたくないのに、しっぽ取られた。
捕まりたくないのに捕まった。
泣く。

捕まりたくないのに、捕まった。
「痛ーくタッチした!」泣く。

お家に帰ってこないといけないのに、
まだ逃げてる。
また捕まった。
「もう捕まっとーとよ!」
「もうタッチされとーのに、またタッチされた」怒る。

その葛藤が大切だ。
そこで、知るのだ。
ルールの存在。
思う通りにならないこと。
でも、
ルールを守らなくては楽しくないこと。

繰り返し伝える。
「捕まったら、お家帰ってくるとよ。」
「タッチされても怒らんとよ。」
「痛くタッチせんとよ。」

そして、学んでいく。
ルールを守って遊ぶことで得られる楽しさ。

3歳児クラスでは、
「真っ黒くろすけ鬼ごっこ」というのを
ずっと行ってきた。

♪真っ黒くろすけ出ておいで、
出ないと目玉をほじくるぞ♪
と一方が言うと、鬼チームが
♪ぞわぞわぞわ〜〜♪
と言って、鬼チームが追いかける。

初めは、よーこさんが鬼で、
みんな逃げるという
よーこさんの体力勝負の遊びで始まった。
それでも、この段階はとても大切。
先生に捕まえて欲しい、ドキドキして走る、
捕まった、楽しいー。

しばらくして、チーム戦にした。
2チーム(逃げる方と追いかける方)で行う、
タッチされたら、お家に帰ってくる、
というルールで、楽しんだ。

その中で、
上記のような沢山の葛藤と出会って、
自分の思いと遊びのルールの矛盾と戦い、
それを乗り越えて、
ルールを守って遊ぶと楽しいというところへたどり着く。
それは正に、社会性を身につけていく素晴らしい取り組みだ。

もう一つのルールも取り入れた。
グループ戦ではなく、
段々鬼が増えていくというパターンだ。

実は、社会性の部分でも運動面の部分でも子どもには大きな差がある。
その中で、みんなが長く続けられるというわけではない。

他にもしたい遊びがある子もいるし、
それはそれで大切だ。

でも、長く鬼ごっこを続けたい子もいる。
そんな時は、このルールだ。
最初は、1番鬼から始まるが、捕まると鬼になる。
なので、段々鬼が増えていくのだ。

この時、捕まったら、帽子を裏返して、白色にするという、1個わかりやすい目印を入れる。

これだと、よーこさんの体力は奪われず、
したい子たちの欲求は満たされて、
自分たちで遊びを続けられるようになる。

ここまでを3歳児でやってきた。

次は、助けるということを加える鬼ごっこだ。
俗に言う「氷鬼」「助け鬼」パターンだ。
これは、上記の葛藤を乗り越えて、
チーム戦や鬼が増えるパターンを経験して、
その先に出来る遊びだ。

斉藤には、外遊びの時に、今までの鬼ごっこの進化と、子どもたちの状況を実際を見せながら伝えておいた。

自分がお休みした翌日、登園したら、
お!なんかやってる。

氷鬼のルールなのだけど、ちょっとした可愛い動きが加えられているものだった。

それを子ども達が、嬉々としてしていた。

素晴らしい。

斉藤は、子ども達の現状を理解し、
次に必要なポイントをちゃんと取り入れた遊びを提供していたのだ。

次の課題については伝えてなかったのに、だ。

よーこさんは、感動した。

「先生も入れて!どうすると?」と聞くと、
子ども達は、口々にルールを説明してくれた。
ちゃんとわかってやってる。

斉藤、今日のポイント👍
「その調子!」



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