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いつから古いものが好きなのか

小さい頃から、母親が昔履いていた靴や使っていた鞄、着ていた服などが好きだったのを覚えています。

どこに行くでもなく、母の昔の鞄を持って、母が履いていた靴を履いては近所をウロウロする少し怪しい子どもだったと思う。。。
自分に与えられた真っ白な新しい靴も、学校に履いて行く前に必ず外に出てわざと汚したりしていた。それはちょっと違うかな・・・

なぜだかは分からないけど、とにかく古い物、いや古びた物に興味があったらしいです。

高校生の時は、ちょうど母達が若い頃のファッションが流行っていて、
近所の友人が私服で登校する日がある時に、母の古着を持っている私に服を借りに来ていたこともありました。

その頃の私は、骨董やアンティークという言葉すら考えたこともなかったわけです。

そして、社会人になって店舗設計をしている会社に入社し、そこで出会った人(後のパートナーとなる人)が、私のその後に大きな影響を与えてくれました。

その人に出会って初めて、自分は骨董やアンティークというものが好きなんだと。
その時私は20歳。
大阪の会社で働いていましたが、休みになるとその人と京都へ出かけては骨董屋さんやアンティーク屋さんを巡るということを繰り返していました。
その頃、特に和骨董が好きとか、西洋骨董が好きとかというのは全くありませんでした。
今でも、和骨董で気に入ったものがあれば買うし、扱っているものは西洋骨董のジャンルだし。基本的に私の中では和物も洋物も壁は全くありません(笑

今でこそアンティークが好きな人は多くなりましたが、その当時は二十歳そこらで骨董屋に入って何かを探す人は少なかったかもしれません。
今思うと、なんて生意気な若者だったんだろうと思います。
そして気がつけば、アンティーク屋になろうと思い、それならば京都に住みたいと。
そして京都在住になってから早20年・・・
すっかり京都に住み着いてしまいました。

それから今に至るはまた次の機会に書きたいと思います。


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