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フキダシ①【#WEBTOONのいろは】

今回の「WEBTOONのいろは」は、フキダシの配置についてご紹介します。
「フキダシ」とは、キャラクターの喋るセリフやモノローグを囲ったもの。WEBTOONならではのフキダシの配置とは何か、comicoの人気ロマンスファンタジー『聖女は竜騎士様にまもられて』から学んでいきましょう。

フキダシは上から読む順番に配置

見開き漫画の視線の流れは右⇒左の逆Z型ですが、WEBTOONでは常に上⇒下のスクロールのため、その流れに従って読者が迷わない視線の流れを大事にしています。
下記のシーンで自分の目線がどう動いているか、意識して読んでみましょう。

『聖女は竜騎士様にまもられて』第4話より 

いかがでしょうか。読んでいる時、フキダシの読み方に迷うことはなかったですよね?
読む視線(順番)に矢印を入れるとこうなります。

読者の視線は常に下へ下へと向いているため、上から下へと読む順番でフキダシを配置することが重要です。
以下は、わざとフキダシの高さを同じにした原稿です。

このようにフキダシが横に隣り合っていたりすると、読み進めてきた時に「どちらのフキダシから読んだ方がいいのかな?」と迷ってしまうんですね。
フキダシの配置にも、こういった読者の「読みづらい」や「わかりにくい」をできるだけ無くす工夫が必要です。

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『聖女は竜騎士様にまもられて』©ウミバード/comico