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「スポーツが紡ぐ”自然の輪”」 #あなたにとってのスポーツとは

僕は、小さな頃からスポーツに当たり前のように触れていた。主に「やるスポーツ」を中心に、時にはプロスポーツを観戦しに行ったり、スポーツの支える現場を見たり、スポーツを様々な角度から触れてきた。その中でこの言葉がふと頭をよぎった「スポーツの魅力ってなんだろう」。

これを聞くと、きっと十人十色な答えが返ってくると思う。

スポーツは夢を与えてくれる!
あのアスリートを応援したい!
試合会場の雰囲気が好き!
体動かすのが気持ちいい!
何と言っても健康!

もし、僕が同じ質問を受けたら

「自然につながりが生まれるところ」

と答える気がする。今日は僕が感じるスポーツの魅力について、考えていきたい。



スポーツを通すことで、”自然”が生まれる

あらゆるコンテンツが溢れている現代。

この飽和状態の中、
スポーツが世の中に伝えられることってなんだろう。
スポーツが提供できるものってなんだろう。

《スポーツがスポーツである理由》

それを考える時、僕はどうしても『つながる』というキーワードが出てくる。

同じスポーツをすることで、初対面の人とも交流が生まれるし、感覚的に「つながる」を感じることができるのが、スポーツだと思っている。

フットサルを初対面の人としたことがあるのだけど、全然サッカーをやってきたことのない僕は、ただ走ることしかできない人間。それでも、たまたまゴール決められたらチームで喜ぶし、それは他の方でも同じこと。その間に、めちゃくちゃ喋っていたわけでもないけど、気がつけばハイタッチしていた。

言語を介さない対話がそこにはあって、僕らはそれを感覚でやっているんじゃないかなと思った。もっと言えば、「スポーツとはコミュニケーションそのもの」ではないだろうか。

おまけに、それを「自然」にできてしまうところが、スポーツの最大の魅力なんじゃないかなと考えている。スポーツは、感覚的な部分が多くを占めていて、いちいち頭で考えるコトなくコミュニケーションをとっている。

コミュニケーションにおいて、この「自然」というコトがかなり重要なポイントになるのではと、僕は考えている。



つながることにおいて大事なのは”違和感”を排除すること

日々、「俺は今コミュニケーションをとっている」と考えながらコミュニケーションを取っている人はいないと思う。

コミュニケーションをとらないと!と考えることは、接待や合コンの場とかでない限り、考えることはない。

それほど、僕らは”自然”とコミュニケーションをとっている。コミュニケーションを取ることが、日常に染み付いている。

自然ってことは、つまり違和感がないということ。

この「違和感がない」は、「つながる」ことにおいて、かなり重要な意味があると思っている。それは、違和感がある状態では、その人と向き合うコトがかなり困難になるから。向き合えないとなると、その両者の間には”関係性”が生まれない。関係性がないということは、本質的につながってはいないということになる。


例えば、異業種交流会とかビジネスなんちゃら会とか、そういう場についてどう思うだろう?営業マンとかであれば、仕事モードで楽しんで結果を出せる方もいるかもしれない。でも、僕はそこでの出会いで僕の人生に影響を与えてくれるようなつながりなんて得られないと思っている。そこは、あらゆる思考とか思惑が混在する場で、めちゃめちゃ違和感があるからだ。Facebookの友達が増えるだけの、つながるっぽいことはできるだろうけど。

これがもし、たまたま参加したフットサルイベントがあって、そこでチームを組んだ人たちが、社長とか営業マンとか広告代理店とかフリーランスとか、実質的に異業種交流会での出会いと変わらない場合はどうだろう?

僕は圧倒的に違和感を感じない。向き合うことの最低条件は十分感じる。スポーツの空間では、肩書きはついでの情報でしかない。スポーツをしている最中、それはなんの評価対象にもならず、ただただスポーツ力とか人間力だけ見られる空間であるから。

だからこそ、スポーツを通じるコトで、違和感をなくすことができる。
だからこそ、スポーツはつながれる。本質的に。



最後に

スポーツの魅力ってなんだろう?

改めて考えると、何日間も議論できる深いテーマだなと思った。

ここの考えを聞くコトで、きっとその人の価値観とか視点がもろに表れるような気がしていて、皆さんの考えをぜひとも聞いてみたい。と文章を書きながら思ったのでした。

それでは!


■共同マガジン《Futirich》


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