コミュニティは「くだらないコミュニケーション設計」が肝
こんにちは。長田(@SsfRn)です。
先日、「コミュニティに関して相談させてほしい」ととある方から、DMをいただきました。
それが初対面だったのですが、その方めちゃめちゃすごいコミュニティをやっていたんです。
それこそ、これまでにはあまりなかったような形のコミュニティで、話聞いてる時は関心させられるばかりで、本当に面白かったんです。僕にはできないようなやり方、つまりロジカルに組み立てられていて、勉強になりました、、、
ただ、悩みとして、自走しにくいという点と、コミュニティマネージャーという役割がいなくて、代表が疲れてきたと。話を聞いていると、多くのコミュニケーションが、横ではなく、代表の方との縦のコミュニケーションだったんです。
「あーこれはもしや、、、」
と気になったことを聞いてみると、雑談はあまり動かないし、オフラインのコミュニケーションも少なく、メンバー同士で仲良いところも特にない、そんな現状だったんですね。
これ完全にコミュニケーション不足で、ロジカル組み立て派に多い状況でした。
最近、コミュニティを手法として捉え、マーケティングで活用したり、ブランディングで活用したりすることが多く見られるようになってきたと感じています。ビジネス的な考えが先行してしまうので、どうしてもロジカルに考えてしまう。先日、それに関するツイートをしたところ
実践者の方々から反応をいただけました。
やはり、僕と同じことを感じてくれている実践者の方々はいるみたいで、この感覚を分かり合えて嬉しかったです、、そして、その原因ってなんだろうな?って考えていたら、的確なリプが。
「HOWにこだわるが、WHYを掘り下げない人が多い」
コミュニティの軸、土台となる「WHY」。これを明確にせず走り出すコミュニティって少なくないと、僕自身感じています。全てを分析したわけではありませんが、おそらく、うまくいっていないコミュニティは、意外とここが抜け落ちているケースがありそうです。「コミュニティって流行ってるらしい!やってみようぜ!」ではダメなんですね。しっかりと、なぜやるのか?を明確にすることが大切なんです。これが突き詰められていないから、手法としてコミュニティを見てしまい、大事なコミュニケーションがとれなくなってしまうのだろうと。(WHYに関してはこちらの記事をご参照)
コミュニティにおいて、肝となるのは「くだらないコミュニケーション」です。
全然真面目ではなくて、人から見ればどうでもいいような雑談。
酒を交わす時間。
時には、どこかへ出かけたり、イベントに参加したり。
この一見、くだらないように見えるコミュニケーションを、オンライン・オフラインでどう設計するか?これがとても大切だと思っています。なんなら、ここが設計できれば、ロジカルな部分は後からついて来るとさえ思います。
アウトプットが欲しいと考えているコミュニティさんも、これは同様なのかなと。些細な会話から、プロジェクトが生まれますし、プロジェクトリーダーが自発的に生まれて、実行に移すことも難しくはないのかなと思います。
コミュニティの基盤は、人と人とのコミュニケーション。人がそのコミュニティを”居場所”だと感じたり、”誇り”に思えるには、そのコミュニティ内の人間関係が良好じゃないとなかなか難しいと思います。
そのためには、日々の雑談、それもオンラインだけではなく、オフラインでもしっかり行なうこと。
NewsPicksコミュニティマネージャーの最所あさみさんも、雑談の重要性をこのように言っています。
コミュニティマネージャーとして日々いろんなコミュニティに触れている私ですが、コミュニティの活性化で欠かせない要素として気づいたことがあります。それは「雑談」の重要性。個人的には、コミュニティマネージャーの仕事は雑談が起きる場づくりだと言っても過言ではないと考えているほどです。ほとんどのコミュニティは何か共通の目標があるもので、その目的意識が強すぎるあまり、テーマから外れた雑談を軽視しがちです。しかし、どんな目的意識をもっているかに関わらず、雑談を起こすことこそが、そのコミュニティを強くするのです。
まず、コミュニティがやること、それは
・WHYを掘り下げよう(参加者も掘り下げられるとGood!)
・くだらないコミュニケーション設計をしよう
だなと。コミュニティ運営に関わっている方や、これからコミュニティを作ろうって方は、ぜひ参考にしてもらえればなと思います。
また、コミュニティに参加される方も、「なぜこのコミュニティに参加するのか?」と自分自身のWHYを明確にすると、より濃厚なコミュニティライフが送れると思いますので、一度省みることをオススメします。
それでは!
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